一子相伝!究極のエギング練習法を公開します!
今日は親父の究極のエギング練習法を紹介してもらいます。
むかし、親父や親父の友達が遊びでやっていたそうですが、この遊びですごく上達したとの事です。
一体、どんな練習法なのでしょう?
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
親父、究極の練習法って何?
親父:
まぁ、練習法って言うと語弊があって、俺と友人が昔やっていた遊びなんだよ。
ただ、その遊びをやっていると、すごくエギングの理解が深まり、結果としてエギングのレベルが上達したって事なんだね。
クロ:
で、今回はそれを練習法として紹介すると。
親父:
そうだな。
クロ:
なるほど。
じゃあ、紹介してくれる?
【究極のエギング練習法】
親父:
究極の練習法って言ってもすごく簡単。
もし、あなたがエギを投げて、エギをピックアップするまでに10回しゃくるなら、まずは何回目のしゃくりでアオリイカを釣るか決めて欲しいんだ。
クロ:
どういう事?
親父:
いや、言葉のままだよ。
5回目のしゃくりの時にアオリイカを釣るのか、8回目のしゃくりの時にアオリイカを釣るのか、それをあらかじめ決めて欲しいって事。
そして、実際にその回数でアオリイカを釣って欲しいって事なんだ。
クロ:
いやいや、そんな事なんて出来るの?
親父:
ん?
難しい?
少なくとも俺たちは出来てたよ。
アオリイカが居れば高確率で。
もちろん、アオリイカがそこに居なければ無理だけどね。
クロ:
いや~、信じられないなぁ。
親父:
そう?
そう難しい事ではないでしょ?
もし、3回目でアオリイカがエギを抱きそうになっていても、素早くエギを動かしてエギを抱かせなければいいだけでしょ?
抱く間を与えなければいいだけ。
そして、8回目にエギを抱かせたいなら、そこまで焦らしに焦らして、そこでたっぷりエギを抱く間を与えればいい。
クロ:
いや~、理屈では分かるけどさぁ。
まったくイメージ出来ないよ。
ちなみに、どうしてこれが究極の練習法なの?
【なぜこれが究極の練習法なのか?】
親父:
例えばね、5回目のしゃくりでアオリイカを釣るとしよう。
そうしたら、4回目のしゃくりまでは、アオリイカを釣らなくていいって事だよね?
クロ:
そうだね。
親父:
つまり、4回目までのしゃくりは、好きな事をしていいって事だよね?
クロ:
当たり前だけど、そうだね。
親父:
じゃあ、クロはその4回のしゃくりをどうする?
クロ:
どうするって言われても、今まで考えた事もないよ。
親父:
じゃあ、クロは今まで何を考えてしゃくっていたの?
クロ:
何って、釣れないかなぁ~って。
親父:
つまり、釣れないかなぁ~と思いながら漠然としゃくってたって事?
クロ:
う~ん、その言い方は少し気になるけど、そうなるね。
親父:
うん。
でも、その釣り方だとまったくダメだね。
クロ:
どうして?
一回のしゃくりごとに釣れないかなぁ~って思う事のどこがダメなの?
親父:
俺がこの遊びをしていた時、何を考えていたかわかる?
例えば5回目でアオリイカを釣ろうとするなら、あとの4回のしゃくりは何を考えてしゃくっていたか。
クロ:
う~ん、分からないよ。
親父:
例えば俺なら、一回目のしゃくりは、アオリイカにエギをアピールする事を目的とする。
どこかに居るアオリイカの視界にエギを入れる事を目的とするんだ。
だから、俺は出来るだけ派手にエギを操作する。
エギに高さを出す事で広範囲のアオリイカにアピールし、左右に大きくダートもさせる。
そうやって、とにかくアオリイカの視界にエギを入れようとするんだ。
クロ:
ふむ。
親父:
2回目のしゃくりはエギに逃げる演出をさせる。
つまり、1回目のしゃくりでエギの存在がアオリイカに認知された事を前提に、今度は逃げるんだ。
そうするとどうなると思う?
クロ:
アオリイカが追いかけて来る。
親父:
そうだよな?
見つけた、と思った餌が逃げるんだから、アオリイカは慌てて追いかけるよな。
クロ:
うん。
親父:
アオリイカが追いかけてきたタイミングで、3回目のしゃくり。
もう一度しゃくる。
しゃくったら1秒だけ間を置き、4回目のしゃくり。
すぐにショートジャークを入れる。
こうする事でアオリイカにアピールするものの、アオリイカにエギを抱く間を絶対に与えない。
つまり、アオリイカは焦れるんだ。
クロ:
なるほど。
親父:
そして、勝負の5回目。
エギを高く跳ね上げる。
エギを高く跳ね上げた為、沈むにも時間がかかり、今度は抱く間がいっぱいある。
そして、今度は静かにエギを沈ませる。
エギが揺れないように注意を払いながら、静かにエギを沈ませる。
そうすると?
クロ:
アオリイカがエギを抱く。
親父:
そうだね。
5回目のしゃくりではアオリイカがエギを抱く為の条件がすべて揃っている。
だから、アオリイカはようやくチャンスが来たと思って思わずエギを抱く。
クロ:
宣言通り、5回目でエギを抱く、かぁ。
親父:
どう?
難しそうに感じた?
クロ:
いや、正直、親父が頭に描くイメージが僕にも見えた気がして、本当に5回目のしゃくりで釣れそうな気がしたよ。
【大切なのはしゃくりの意図とイメージ】
親父:
だろ?
じゃあ、質問。
この練習法で重要な事は?
クロ:
1回ごとのしゃくりに意図を持たせる事?
親父:
正解。
他には?
クロ:
イメージの重要性かな。
そこにアオリイカが居て、そのアオリイカに向かってエギを操作しているようなイメージ。
親父:
うん、正解。
いいかい、クロがやってたようなしゃくりもけして間違いではないよ。
1回のしゃくりごとに釣れないかなぁ~と思うのも悪い事ではない。
でもね、上級者はそんな釣りはしてないよ。
まるで目の前にアオリイカがいるかのようにイメージし、1回のしゃくりにしっかりとした意図がある。
アオリイカをイメージしながら、エギを目立たせたいのか、追わせたいのか、抱かせたいのか、理由は様々あるけど、無駄なしゃくりなんて一回もないんだよ。
クロ:
そっかぁ。
だから、これはいい練習法になるって事なんだ?
確かに、5回目に釣ると決めていれば、残りの4回をどうしゃくるかって重要だよね。
自ずとしゃくりの意味を考えるようになるかもしれないし、見えないアオリイカの姿も想像すると思う。
親父:
だよね。
例えば目の前に大きな障害物がある。
その周りにはきっとアオリイカが潜んでいる。
じゃあ、ただそこをしゃくればいいの?
違うよね?
そこに潜んでいるアオリイカを誘い出すような、有効なアクションがあるはず。
イメージして欲しい。
エギをどこで目立たせアオリイカの視界に入れる?
どこでアオリイカに追わせる?
どこでエギを跳ね上げる?
そして、どこで抱かせる?
クロ:
なるほど。
親父はそうやって釣っているんだね?
親父:
その通り。
だからね、みんなにもイメージして欲しいんだ。
1回のしゃくりに意図を持たせて欲しいんだ。
それが出来れば、必ずエギングは上手くなるし、エギングが楽しくなるから。
クロ:
なるほどなぁ。
確かに究極の練習法かもしれないなぁ。
でも、アオリイカを釣りたい時には向いていない練習法かもね(笑)
親父:
確かに(笑)
でも、5回目で釣ろうとしたのに3回目で釣れてしまったりと、そんな事もあるからね。
その時はどうして3回目で釣れてしまったのか、考えてみて欲しい。
それもすごく勉強になるからね。
クロ:
分かった。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 究極のエギング練習法
② なぜこれが究極の練習法なのか
③ 大切なのはしゃくりの意図とイメージ
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