【エギング】エギングが上手くなる人の特徴
親父が言うにはエギングが上手くなる人には共通の特徴があるそうです。
いったい何なのでしょうか?
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はエギングが上手くなる人の特徴について訊きたいんだ。
親父は何人にも教えてきているんでしょ?
親父:
そうだな。
まぁ、教えた人の中には、上達が速い人もいれば遅い人もいる事は確かだな。
クロ:
うん。
そこで、今日は親父に上達が速い人の特徴を教えて欲しいんだ。
【話を理解しようとする人】
親父:
まず、色んな人を教えていると、大きな違いに気がつくんだ。
それは、
① 俺の話に興味を示す人
② 話よりもとにかく結果を求める人
クロ:
うん、どちらも間違ってはないように思えるけど?
親父:
そうだな。
どちらも間違っていないし、どちらも持って当然の感情だよな。
でもね、不思議と俺の話に興味を示す人の方が上達スピードは速いんだよ。
クロ:
それはどうして?
どうして話に興味を示すと上達スピードが速くなるんだろう?
親父:
そうだなぁ、例えば、釣りたい気持ちが強すぎると、しゃくりに気持ちが行ってしまうみたいだな。
しゃくりさえ上手に出来ればアオリイカが釣れるような気がするんだと思う。
まぁ、せっかちな人にこのタイプは多いよ。
一方、話を聞きたがる人は、しゃくりよりも、釣るまでのプロセスを大事にするね。
どんな理由があってエギングの上手な人と下手な人に分かれるのか。
自分にはどんな技術や知識が必要なのか。
一生懸命、エギングという釣りの全体像を掴もうとするんだ。
クロ:
なるほど。
一部と全体か。
そこには明確な違いがあると。
親父:
結局エギングという釣りは、そのプロセスが重要だと思うんだよ。
単純にしゃくるという行為よりも、どうしたら釣れるのか、どうしたら釣れる可能性が高くなるのか。
そこが重要だと思うんだ。
しゃくりなんてのは、その中の一つでしかないんだよな。
クロ:
なるほど。
親父:
だから、まずは話をじっくり聞く方がいいと思うんだ。
ここで言うなら、じっくり記事を読む事。
記事を読んでエギングの全体像を掴む事。
それが大事だと思うんだね。
しゃくりはその後でいいと思う。
クロ:
そっか。
了解。
次は?
【遊び心がありチャレンジする人】
親父:
ある程度エギングの概要を覚えると、今度は実戦に入って行くんだ。
概要はオフシーズンに覚えるから、時間的な無駄はないよ?
で、実践に入って行くと、これまた2種類に分かれて行く。
① 教えられた事を真面目にひたすら繰り返す人
② 自分で考えたアイデアを色々試す人
クロ:
う~ん、これもどちらでもいいんじゃない?
親父:
確かに。
でもね、上達スピードが速いのは、自分で考えたアイデアを色々試す人、なんだよ。
クロ:
へ~、そうなんだ?
真面目に繰り返す人も悪くないような気がするけど。
親父:
うん。
ただし、どちらの人も基本に忠実な事は一緒だよ?
だけど、一人は基本を繰り返すのに対し、一人は色々新しい事にもチャレンジする。
どちらも基本を大切にはしているから、アオリイカは同じように釣れるんだよ。
アオリイカは釣れるんだから、一見すると同じ成長速度に見える。
でも、ある時期から明確な差が出て来るんだね。
クロ:
自分のアイデアで色々チャレンジしている人の方が成長して行く?
親父:
その通り。
どうしてなのかな、と考えたんだけど、おそらく、エギングに対する理解度の深さだね。
クロ:
理解度の深さ?
親父:
「基本」は原則としては正しい。
正しいから、それをやっていれば釣れるんだよ。
でもね、俺自身がそうだったように、失敗も大切な勉強なんだよな。
失敗を繰り返しながら、その中で自分のエギングが出来上がって行くんだ。
つまり、自分のアイデアで色々チャレンジしている人は、もう一方の人よりも、失敗も多く繰り返しているんだね。
その失敗が成長速度に差をつけているんだと思う。
だから、ダメだと言われた事でも、どんどん試してみて欲しい。
そうする事によって、なぜ正しいかが分かるから。
クロ:
つまり、失敗した人の方が、エギングの理解度が深まるって事?
親父:
その通り。
理解度が深まれば深まるほど、アオリイカは釣れるよ。
何でもそうだと思うんだけど、人から教わるだけではオリジナルを超える事は出来ない。
そこに自分なりの考えを反映させてこそ、オリジナルを超える事が出来るんだね。
だから、俺は全部の事を教えた後は、その人にそういう話をするんだ。
自分の考えた新しいアイデアをどんどん試して行って欲しいとね。
そうしてようやくオリジナルを超えるチャンスが生まれるから。
クロ:
なるほど。
次は?
【海の中を想像する人】
親父:
次ははっきりとした差が出るよ。
① 海の中を想像する人
② 陸の上でしかエギングを考えない人
クロ:
これは僕もよく言われたよね。
親父:
そうだな。
例えば、陸の上だけの事しか考えていなくても、エギングは成立するよね?
エギの種類であったり、しゃくり方であったり、そういう事だけを考えていたってアオリイカを釣る事は出来る。
クロ:
確かに。
僕も最初はそうだったけど、アオリイカは釣れたね。
親父:
でしょ?
でもね、海の中を覗いてみないと分からない事もある。
例えば、エギはどんなスピードで沈んでいるの?
どんな角度で沈んでいるの?
潮の影響は受けてる?
こういう事って、海の中を覗いてみないと分からないよね?
クロ:
確かに。
親父:
でも、これらの情報って、エギングをする際にはとても有益な情報になるんだよ。
だからね、陸の上の事しか考えていない人と、海の中を想像している人とでは、明らかな差が生まれる。
クロ:
でも、海の中を想像しない人なんているの?
親父:
それは自分が初めてエギングした頃を思い出せば分かるだろ?(笑)
クロは海の中を想像してた?
クロ:
そっか(笑)
最初の頃はやらなきゃいけない事が多く感じて、海の中を想像する余裕なんてなかったかもしれない。
親父:
だろ?
まぁ、それが当たり前なんだけどな。
俺が人に教えている時も、最初から海の中を想像している人なんて誰もいなかったよ。
でもね、それを教えた瞬間、エギングが飛躍的に上手くなって行き、釣れるアオリイカの数が倍増する。
中には余裕がなくて、海の中を想像出来ない人もいるんだけど、陸の上の事に慣れて行くに従い、海の中の事も想像出来るようになるみたいだよ。
クロ:
なるほどね。
結構、その人の性格が関係するかもしれないね。
親父:
確かにな。
個人的には色々なエギングがあっていいとは思ってる。
人に教えてと言われれば俺の知識の中で教える事にはなるけど、エギングなんてそもそも遊びなんだからね、もっともっと自由でいいし、好きにやってみていいと思う。
そういった中から、新しい技術や釣り方が生まれてくれば、それはエギングという釣りの進歩になるんだからね。
クロ:
う~ん、なんか壮大な話になってきたね(笑)
親父:
あははは(笑)
まぁ、俺自身、誰にも教わらなかったからね。
YouTubeを見る事はあったけど、それも頭から信じる事はせず、自分で試しながら取捨選択もして来たし、改良もしてきた。
そして、今残っているのが、俺流のエギングって事なんだね。
クロ:
ちょっと理屈臭いけど?(笑)
親父:
そうだな(笑)
まぁ、自分がどんどん上達している間はきっとエギングに夢中になるよ。
それをみんなにも楽しんで欲しいかな。
クロ:
僕も上達の途中だね(笑)
うん、分かった。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 話を理解しようとする人
② 遊び心がありチャレンジしようとする人
③ 海の中を想像する人
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