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サムティ 第42期定時株主総会

今回はユニークなCMでお馴染みで、マンションやホテルなどの不動産開発・運営などの事業を行うサムティの株主総会レポートをお届けします。


サムティ株主総会(新大阪ワシントンホテルプラザ2F)
2月27日(火)10:00~ 出席:約90名

事業報告の後、質疑応答(順不同)

・持ち株会社へ移行するメリットは?
→ホテル・テーマパーク、海外など事業の多様化により専門性を持って意思決定のスピードを上げる必要がある。又、独立採算制の意識を持ち、各社長の責任感、がんばりの成果が見える化される。

・ホテル事業の見通しは? 
→コロナ禍影響で人流が戻ったのが昨年6月くらいから、それ以前の赤字が残っており、まだ営業利益で黒字まで至っていない。
今年度は昨年までと比べて格段に状況は良くなっている。

・清掃が行き届いていないという口コミが散見されるが
→人手不足の影響はあるが言い訳できない、現地の支配人に申し伝え真摯に対応する。

・沖縄北部新テーマパーク「JUNGLIA」への出資、投資額・勝算は?
→現時点ではアクセス不便だが改善されていく予定。近くに年間400万人来場の美ら海水族館もあり立ち寄りも見込める。
投資額は公表していないが、事業として十分成り立つものと考えている。

・「JUNGLIA」ホテルはどのようなイメージ? 
→ホテルブランドは現在検討中、コテージ風の低層ホテルで冒険的なリゾートをイメージしている。

・株価対策、IR活動について
→昨日もテレビ東京の番組で取り上げていただいたが、各種メディアでよくあげていただいている。株主への理解を深めることと、やはり業績・と配当の安定が重要と考えている。

・ウェルスマネジメントとの業務提携解消について、保有株式は?
→ラグジュアリーホテルへ特化する、ウェルスマネジメントとのホテルの質が違うことなど関与の仕方がわからなくなった。株式の取り扱いは検討中だが、引き続き互いに協力していく。

・日本は人口減少+少子高齢化だが、ベトナム以外の海外事業は?
→具体的には申し上げることができないが、シンガポール、オーストラリアを検討している。欧米は商業不動産が調整局面であり、回復すれば・・・
日本国内は観光立国として、インバウンドを見込んでいく。

・広告宣伝費(あの犬のCM)有効なのか?
→知名度UP、とりわけ優秀ば人材確保に結び付く、若者へのアプローチに有効と考えている。

・特別損失(9億円の弁護士費用)について、役員の賠償責任は?
→会社として不正。粉飾ではない。限られた時間の中で延べ100人を超える特別調査委員会のもと、連結に含めることで処理できた。
社長と他1名が自主的に報酬の一部を返した。

・大株主でもある大和証券グループとの業務提携状況は?
→不動産ビジネスに長けており、ファイナンスパートナーとして金融のアドバイスをもらっているほか、情報の共有など関係は良好。

※わかりにくい部分等は一部脚色しています

約110分で終了

3244 サムティ(2/27 終値)
@2,473 配当利回り 3.64%
PER 10.11 PBR 1.09

業績・株価が堅調で、そこそこの高配当株+株主優待(ホテル無料宿泊券)も使い勝手がよく、この銘柄に対して好意的な個人投資家も多いのでは?



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