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#32 読書録 『<叱る依存>が止まらない』

我が家にはなかなか明けぬイヤイヤ期の2歳10ヶ月児がいます。
そりゃあもう叱ることはしょっちゅうで、
そんな毎日イヤだなぁと思っていたところにこの本の存在を知った次第。

「叱る」とは何か、その時脳内で何が起こっているのかから始まり、「叱る」ことの害をとくとくと伝えてくれる1冊。

頭に入れておこうと思ったことは;

■「叱る」が役立つ状況は2つ。①目の前の困った状況への「危機介入」、②特定の行動をしないようにしてもらう「抑止」

■「叱る」はあくまで対症療法。問題となる状況がなくなった時点ですぐに「叱る」をやめる

■「叱る」はたいてい「叱る人」の予測や期待が外れた時に起きる。
■予測する力を上げて前さばきをする

■「できない」への対応はやり方を工夫する。①レディネス、②やり方の工夫、③冒険モードを邪魔しない(自己決定が重要)

■「しない」への対応は、何をすればよいのかを明確にし、それをすることの報酬を受け取れる状態にする(やった時にもらえる報酬の方が良いと思ってもらえるようにする)

こと。

日々実践していこうと思ったのは;
■予告するクセをつけること。定期通院先の病院で毎回騒いでしまうので、事前に「病院は具合が悪い人が来るところだから、静かにおしゃべりしようね」と伝えること。

■「叱る」のは、問題行動が終わった時点でやめること。

そして何事もやはり「観察」が重要なのです。。。
叱らないで済むように「観察」したいし、叱ってしまった場合のムスメの様子も「観察」が必要。そして何より叱った後のわたし自身の「観察」が大事。

自分は平気と思っていても、気付いたら陥っているのが<依存>。
特に自分が揺らいでる時はね。
油断せず、戒めていきたいものである。

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