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警備員は底辺職なのか?

ネット界隈でちらほらと見かける、
警備員👮は底辺の仕事。という言葉。

地味な仕事であることは否定の余地は無い
と思いますが、侮蔑的に「底辺」と言われるほど、本当に底辺の仕事なのでしょうか?

今現在、現役の警備員として働いている私が
その真相を一言で語るならば…


はい。警備員は最底辺の仕事です
🤣

私たちの仕事は、突っ立っているか、
フラフラしてるか、歩いているか、
座って待機してるか、程度のもので、
仕事としては虚無そのものです🙁

出向先によっては高難度な業務もあるのかも
しれませんが、ある程度の体力さえあれば
小学生でも出来る仕事、それが警備員です🤭

「マジでつまらねぇ」
「暇すぎる」
「やりがい0%」
「なんの役にも立たない」
「クソ オブ クソ」

少なくとも私と話す警備員たちは、
こんなことを日々、口走っていますね笑

しかし、だからと言って、
警備員は止めとけ!と私は言いたい訳では
ありません。

実はメリットと思える部分も多々あり、
人によっては適職となり得る場合もあると
いうことです。

では、その秘された?警備員の魅力とは
何でしょうか。

まず筆頭に挙げられるのは、
無能な人でも責任感さえあれば務まる仕事
だということです。

世の中、「無能」のレッテルを貼られる人々が一定数いるのは間違いない事実です。

そうした無能な人々が一般企業に勤めた場合大変な苦労やストレスを感じることでしょう

ところが警備業界は、基本的にポンコツ&輩な方々の集まりなので、無能であることで
周囲から浮く事はあまりありません。

むしろインテリで有能な雰囲気を醸し出している人の方が、なぜか嫌われます笑

適材適所という言葉があるように、
無能な人にとって警備業は、安心して働ける適所となるかもしれません。

そして、比較的お気楽な仕事であることも
見逃せない魅力的な点でしょう。

ハッキリ言って、どんな仕事にも責任は伴うもので、警備員とて例外ではありません。

が、冷静に考えてみて下さい。

例えば銀行で警備員をしたとします。
銀行強盗に遭う確率はどんなものでしょう?

ほぼゼロですよね。

ということは、日がな一日、銀行に居続けることのみが主な仕事ということになります。

ただ突っ立って、時々歩いて、稀に不審な人がいたら、優しく声かけをするだけです。

仕事はその日1日1日で完結するので、
家に帰ってから業務のことで思い悩むことは特にありません。

お気楽な仕事などと言ってしまうと、
警備業を舐めるな!と、本業の方からお叱りの声を頂きそうですが、他の仕事に比べれば実際ホントにお気楽です笑

長年警備員をやっている人たちも、
「こんな楽な仕事は無ぇ〜」
と言っていますし😆

ただ交通誘導員は別ですね。

天候や排気ガスの影響をもろにウケますし、
事故のリスクも低くはないですからね。

また、バツグンの安定感があるのも◎です。

ホームセキュリティ、交通誘導、施設警備、
イベント警備、災害時の警備と、
もはや警備業は社会的なインフラと言っても過言ではありません。

にもかかわらず、業界全体が慢性的に
人員不足ですので、年令、性別を問わず、
誰もが貴重な人材となり得ます。

なので、よほど私生活に問題があったり、
事案を毎度起こすような事でもしない限り、
リストラや解雇のリスクは、一般企業よりもかなり低いと思われます。

低空飛行だけれども、安定感は抜群!
それが警備員という働き方です💂‍♀


警備員は確かに底辺の仕事ではあります。

しかし言い方を変えれば、底辺職とは
社会生活上の基底、土台となる職種で、
社会の中で最も大切な役割を担っているのは間違いありません。

ただ現代社会は、必須度の高い仕事ほど
給料が安く、社会的地位も低いものです。

だから第一次産業やインフラ関連の業種は
見下される傾向があるのでしょう。

もし、社会の底を支える業種を「格好良い」とする風潮が形成された暁には、警備員も
底辺にして底辺に非ずの仕事として、
皆に尊敬される日が来るかもしれませんね。


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