見出し画像

人から嫌われた時どう考えるか

恐らくは全ての人が持っているであろう、
人間関係の悩み。

私も人間関係には散々悩まされた人生を
送ってきました。

田舎に引っ越してきた今現在でも、やはり
人間関係の悩みは存在しています。

しかしその苦痛度は、以前に比べると大分
緩和されている気がします。

なぜ人間関係の悩みが軽くなったのか?
それは長い年月をかけて考え方が変化して
いったからに他なりません。

参考になるか分かりませんが、私の人間関係に対する考え方、ものの見方についてお話ししていこうと思います。


「ヘビ」から考える、人間関係

蛇は大多数の人々から気味悪がられ嫌われていますが、それはヘビが悪意を持っている
からでしょうか?

違いますよね。

ヘビはヘビとして生まれ、自分に与えられた命をただ懸命に生きているだけ。

存在そのものに悪意などありません。
なのに、無条件で人々から嫌われます。
しかし中にはヘビ愛好家もいます。

私達もそのヘビのようなものです。

ひとりひとりに先天的な個性や癖があって、
その与えられた人生を自分なりに生きているだけ。

人から嫌われようと思って生きている人は、ほぼいないと思います。

むしろその逆で、なるべく対立しないように気を使っているはずです。

それでも嫌われたりするものなんですよね。
何をやっても。どう頑張っても。
かと思えば、なぜか好かれたりもする。

仮にヘビが人間達におべっかを使ってきたとしても、イヤなものはイヤなはず。

もし、あるヘビが人間に好かれようとして、
頑張って腕や足を生やそうとヘビ以外の何者かになろうとしたら、どうでしょうか?

まずそのヘビは自分に手足が生えてこない事に不満を覚え自己嫌悪するでしょう。

人間はそんなヘビを見て、余計に気味悪く
滑稽に思うと思います。

そのヘビは思い通りにならないことに絶望し
疲れ果て、心身を病むことでしょう。

でもそんなヘビはいませんよね。
そんなことをするのは、人間だけです。

ヘビは人間からどんなに忌み嫌われようと、
ただ自分自身であり続けます。

私は蛇が嫌いですが、蛇のように在ろうと
意識することで、人間関係の悩みも少しずつ感じ方が変化していった気がします。


人から嫌われるのは普通のこと

私たちが生きているこの世界で、全ての人に愛されている人はどれ位いるのでしょうか?

有名人たちも人気がある一方、アンチも
一定数必ず存在する。

例えが適切ではないかもしれませんが、
イエス・キリストのような聖者であっても
はりつけの刑にされる。

そんな有名人や聖人ですらそうなのだから、
私たちのような普通に個性も欠点もある人間は、そもそも嫌われるのがある意味普通なのではないでしょうか。

私たちを嫌ってくる者たちも、みな個性的で欠点や問題を持っています。

もし彼らが完璧に清く正しい存在ならば、
そもそも「嫌う」という行為などしません。

私たちが一方的に悪い訳ではありません。

人間関係のゴタゴタなど、所詮は未熟者同士の綱引き、シーソーゲームだと思います。

だから、お互い様なんですよね。

良いとか悪いとか、正しいとか間違っているとか必要以上に考え出すと、とたんに終わりなき人間ドラマの泥沼にハマってしまいます

私の考えとしては、まず自分の未熟さを認め
そして相手もまた未熟であると認める。

お互いの未熟さに対して、善悪の判断をする事無く、自分にも相手にも、おもいやりの
気持ちを持つ
ように心がけています。

そうすれば少なくとも自分の内側は、敵対心や過剰な自己防衛からくる不快な感情から
一歩だけでも抜け出すことができます。


何度も嫌な思いをする人は

嫌な思いはもうコリゴリ。
と思いつつ、また同じ様な状況になる。
こういう人、実は多いのではないでしょうか

当たり前の話ですが、スラム街に行けば、
例えどんなに素晴らしい人でも危険でイヤな目に遭うことでしょう。

いつも人から嫌われる傾向にある人は、
自分では気づかずとも、自らスラム街に足を運んでいるような人が非常に多いです。

ですが、スラム街の人々に対して、何でこんなことするんだ!と憤慨し、文句を言っても意味が無いんですよね。

それだけならまだしも、自分の問題点を必死で探し、修正し、これならどうだ!
と意気込み、気に入ってもらう為に懲りずにまたスラム街に向かう。

でもまた同じようなイヤな目に遭い、
自己嫌悪に陥って、自分を価値の無い人間と感じはじめてしまいます。

スラム街や戦場に行って、人に好かれようと
する発想自体がおかしいのは明白です。

が、それが日常生活レベルの話になると、
盲目的になるのが人間の面白いところです。

人間関係の悩みの多くは、職場関連ですが、
いつも職場の人間関係に悩まされるなら、
思いきって他業種に行くのも良いと思います

私も沢山の仕事をしてきたので断言しますが
職種や労働環境による人間性の違いは間違いなくありますね。

スラム街的職種は、それに似合う精神性の
人々のためにある仕事です。

ただし、本質的に職業に上下や優劣が無い事は肝に銘じておきたいところですね。

心境と環境、両面から少しずつ整えて行く。

人から嫌われた時、私は以上のような感じの考え方で乗り切るようにしています。


お読み頂きありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?