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自分に向いていないと思った職種を経験し、その部門に対して営業している今を伝えたい

こんにちは、LegalOn Technologiesでカスタマーサクセス(以下、CS)を担当している早津(はやつ)と申します。
カスタマーサクセスとは、すでにサービスをご利用されているお客様と向き合い、サービスを最大活用していただくために、永続的にサポートする役割を担っています。
私は、大手企業で法務を経験した後、海外営業を経て、ここLegalOnでCSとして従事しています。
今回は、法務を経験して営業に転身した私のこれまでをしたためてみたので、みなさんの参考になれば幸いです。

自己紹介

学生~1社目
まず、私の経歴について紹介させてください。
私は高校まで、新潟の田舎ですくすく育ち、大学では特にやりたいこともなかったので“つぶしが効く”と言われる法学部に進学しました。
しかし、法学部に入ったものの法律に興味を持てず、真剣に学部の勉強をしていませんでした(笑)。
ただ、海外には興味があったので、約1年間アメリカに留学したり、海外を放浪したりして大学生活を過ごしました。
これらの経験から、日本の物を世界に広げていくような仕事をしてみたいとなんとなく思い、縁あって水回りの住宅設備メーカーTOTO株式会社に入社しました。
入社したら、いずれ海外事業に携わりたいと希望して、期待を持ちながら大学を卒業しました。

TOTOで初配属されたのはなんと…
入社して最初に配属されたのは、なんと法務部でした。
(今は法務を経験して本当に良かったと思っていますが、当時は不本意でした笑)
法務部では、契約書の審査やドラフト、法律相談対応、会社法などの機関法務、社内の法務研修、民法改正対応、契約書の期限管理など、幅広い業務を担当していました。
学生時代にあれだけ法律に興味を持てなかった私は、案の定、法務の業務に意欲的になれず、法律の知識を得るのも苦労していました。
対して同期は営業成績を出していたり、海外出張に行ったりしていたので、自分は価値を出せているのだろうかと悩んだ時期もありました。

「法務は自分に向いていないんじゃないか」悩む中で努力した日々
うだつが上がらない新人法務の私でしたが、ありがたいことに諸先輩方に温かく指導いただいたおかけで、だんだんと業務にも慣れていきました。
一件一件の契約書審査を一生懸命行う中で、依頼部門の方に顔を覚えてもらい、気軽に相談をいただくようになったのです。
次第に契約書審査の依頼にとどまらず、契約交渉の商談に法務部員として同席させてもらったり、部門の法務研修を一緒に企画するなど、審査業務からより踏み込んだ法務業務の価値を提供できるようになっていきました。
今思い返せば全然大した話ではないのですが、「依頼された業務を全力で丁寧に行い、信頼関係を築く。そしてそこからさらに貢献する」この経験は私の仕事の原体験になっています。
依頼部署の方から指名でご相談を受けるようになったり、自分が審査に携わった案件で感謝の言葉を頂くなかで、法務業務の意義を自分の中で強く感じるようになりました。
この経験があったからこそ、今LegalOnでやりがいをもって働けています。

海外営業を担当することになった背景や法務担当から転身した際のギャップ
法務業務にモチベーションをもって取り組んでいけるようになった一方で、やはり将来は、海外事業に携わりたいと考えていたため、キャリア面談で粘り強く希望を出し続けてました。
最終的には自分の意向をくんでいただき、半導体部品の製造する部門にて、海外営業を担当するチームに異動することとなり、付け焼き刃の英語を使いながらお客様と交渉したり、開発部門を巻き込んでプロジェクトを推進したりと、法務業務とは全く違う業務を経験しました。
この経験は、現在のCS業務を行う中で、エンジニアなど他職種・部門と連携することに活きています。

転職のきっかけ

転職を考え始めたきっかけ
晴れて海外事業に携わるようになり、さまざまな経験を経て、営業担当として大口のお客様を担当することとなりました。
しかし、一つの意思決定をするのに、多くの関係者を巻き込みながら進める必要があったため、もっと主体的に業務に関わりたいと思う場面があり、将来ずっと同じことを続けて良いのか漠然と悩むようになりました。
仕事を進める上で大切なことを学んだ一方で、もっと自分のバリューを出せる領域がないか、ひとまず情報収集から始めてみようと思い転職活動を始めました。
当時は漠然とした状態で活動を開始したので、企業規模や業界を絞らず、ひたすらピンとくる求人票がないか探していました。
そんな中、どのようにしてLegalOnを知ったかと言うと、法務時代から「LegalForce」を知っていたこと、たまたま求人票を見ていた時に「そういえば知っている会社だ」と思い、手が止まったのがきっかけですね。
(今思えばそれだけで?と思うのですが、転職活動において知ってたか知らないかの差はあると思います)

入社を後押ししたものは何か

SaaSという未経験の領域+大手企業からスタートアップへ挑戦することに不安はありましたが、それ以上に私を入社へ後押ししたのは以下の観点です。


  1. 驚きの事業成長を遂げるスピード感

  2. 市場におけるポテンシャルの高さ

  3. ミッションへの共感性

  4. 事業にかける熱い想い


1. 驚きの事業成長を遂げるスピード感
転職活動をする際、みなさんはおそらく企業ホームページを検索して、ホームページ内を旅すると思います。
私は旅した結果、LegalOnの歴史を表すページを発見し、同時に成長スピードに驚きました。
私が法務部員だった2015年~2019年は、契約書を審査するツールなんて社会的に認知されていないサービスでした。
しかし、たった2年で導入企業を1000社まで伸ばしており(2021年7月頃)、もっと会社や製品を知りたいと興味を引かれました。

▲2023年10月現在までの成長グラフ

2. 市場におけるポテンシャルの高さ
リーガルテック市場のポテンシャルの高さを感じたことも大きな決め手です。
入社当時の2021年では、経理DXや採用DXが進む中で、法務領域だけは比較的DXが進んでいませんでした。
一方で、ビジネスの複雑化により、法務パーソンの求められる役割は年々拡大しています。(下図参照)
今後、この領域にもテクノロジーによる変化が求められ、必ず進化すると思い、その変革初期から携わりたいと考えました。

3. ミッションへの共感性
ミッションについては、前職での原体験があったからこそ、強く共感できたと思っています。
サービスによって解決しようとしている課題の一例として以下が挙げられますが、私は法務部員時代にこの大変さを身をもって体験していました。
・契約書審査の確認漏れ・ミスに対するプレッシャー
・契約書の期限管理や案件受付管理表の整理業務における煩雑さ
また、法務部員時代に考えた“ありたい姿”は、単に契約書を審査するだけでなく、上記の経験から一歩踏み込んだ法務の価値提供をしたいというものでした。
一方で契約書審査や期限管理は、事業を支える重要な役割で、おろそかにはできません。
そのため、なかなか相談者が抱える深い部分まで入り込んでいくことは、難しいことが実情です。
これらをLegalOnの製品によって法務の方たちが、審査業務や契約期限の管理業務に対し、品質を落とすことなく、効率的に行うことが可能になり、より踏み込んだ法務の価値提供や戦略法務の領域(ガバナンス・事業スキームから法務が入っていく等)に注力できるようになれば、私が法務時代に漠然と考えていた"ありたい法務の姿"を実現できるのではと思いました。

4. 事業にかける熱い想い
面接に進んで、人事、当時の部門長・上司、そして社長の角田さんと面接しました。
印象としては、非常に柔らかく・温かい面談で、緊張しいの自分にとっては話しやすかったのですが、それぞれから溢れ出る、事業にかける熱い想いは言葉、表情からとても伝わってきました。
せっかくなので、角田さんのインタビューがあるので共有しますが、実際にあってみると数々の裁判という修羅場をくぐり抜けてきた弁護士であり、この法務業界を変えたいという想いがひしひしと伝わってくるので、ぜひ会ってほしいです。

なぜカスタマーサクセスなのか?

正直CSという職種は、LegalOnの選考を受けるまで知りませんでした。
面接の際に、”The Model”の仕組みを説明され、CSが一番自分の経験を活かせそうだなと思いました。
CSは、導入いただいたお客様を運用に乗せるよう支援し、より便利に活用いただき、文字通り、成功に導くことがミッションです。
運用に乗せるためには、お客様の業務内容や課題をしっかり理解することが大切です。
このことから、法務経験と既存営業の経験を両方を活かせるポジションだと思い、CSを志望しました。

▲参考

今、私がCSとして意識していること

法務経験者だから特別なことをしているわけではありませんが、CS業務の中では以下3点を意識しています。

私は、CSと法務における業務の本質は同じだと考えています。
法務は法的知見を通じて依頼部門の事業を成功に導き、CSは製品を通じてお客様を成功に導く。
製品×CSのサポート、このセットでお客様を支える良きパートナーになれるよう日々まい進しております!

最後に

ここまでお読みいただいたみなさん、ありがとうございました!
たしかに私は法務経験者でLegalOnに入るには法律の知識がないとダメなんじゃないの?」と思ってしまう方もいると思うのですが、LegalOnにはさまざまなバックグラウンドの方が活躍しています。
これまでの経験を活かしてプロフェッショナルとして成長していくには、たくさんのチャンスがそこら中に散らばっているのでおすすめの会社だと思っています。

またLegalOnは、まだまだ成長過程にあるので、チャレンジングな環境で変化を楽しみながら成長したい方、リーガルテック業界に少しでも興味がある方は、ぜひ一緒に業界を盛り上げていきたいです。
今求められているのは、お客様の課題を掘り起こし、ソリューションの提供による解決をサポートすることです。
CSでは、そうした課題の掘り起こしができ、お客様と伴走して解決していくことができる職種です。
ぜひ一緒にCSとして、世の中を変えていきましょう!

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