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ゴルフを哲学してみる

わたしはゴルフの何を楽しいと思っているんだろうか、と思いを巡らせてみる。
初めて練習した時に感じたのは、ボールを遠くに飛ばす爽快感。
初めてコースでラウンドした時に感じたのは、外で汗を流す爽快感。
自分に合うクラブはどれだろうかと検索するオタク感。
いろいろな人のスウィングを見て研究することによる探究心への刺激。
いろいろ試行錯誤を重ねて、次のラウンドの成果に繋がる達成感。

ゴルフを始めたことで、会社員として生きるために捨て去ってしまったワクワクという名の探求心を、数年ぶりに取り戻した気がした。
仕事が忙しすぎて、自分が好きなことを好きなだけできる喜びを忘れていた。
いつも時間に追われ、無駄を排除、効率重視、コスパも重視、いかに相手を納得させられるか、駆け引きのコミュニケーションetc.

でも、ゴルフはコースに出るには丸1日かかる。
前の組を待つ、同伴者を待つ、効率よく上手にはなれない、コスパは悪い、
自分のスウィングは自分の心模様をバカ正直に映し出す。
ぜんぜん、思い通りになんていかないことだらけすぎた。

でもきっと私は、この思い通りにいかない感じが好きなのかもしれない。
たった1打うまく打てるようになるために、何十回何百回と練習して、それでも報われないこともあると身をもって感じることが
社会秩序まみれになってしまった今の私には、必要なことなのかもしれない。


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