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Beyond the lens。
みなさんお久しぶりです。
実は、現在、ネパールにおります!!!
1年と10ヶ月ぶりの海外。初のユーラシア大陸上陸。文化も言葉も何をするのかもふわっとした形で、初の海外の企業で働くという経験。
滞在は残り10日ほどですが、日々新しいセカイを目の当たりにしています。
これまで、Colorbathを広報するにあたり、数多くのネパールの写真に触れ、渡航経験のある他のメンバーから話を聴き、それを時に自分のことばにして発信する、人に伝えるという活動を続けてきました。
特に団体のInstagramでは、たっくさんの素材から投稿する写真を選りすぐってきたなと思っています。
ネパールに来た理由はあるようでなくて、でもやっぱり多分あって、それは実にいろいろあるのですが、そのひとつが、タイトルの通り、
写真を映すカメラのレンズの向こう側に、画面にうつる写真の中の世界に行ってみたかったから。
実際来てみると、音、匂い、あたたかさ、人とのかかわり。画像では分からなかった空気があって。
あまりびっくりせず受け入れられている部分もあれば、自分の無力さを痛感して考えさせられることや、まだまだ入り込むのが怖くてレンズの向こう側の世界にいるのに距離を置いていることもあります。
けど、ずっとスマホの中の世界だったネパールという場所に自分が存在できている。その事が日々嬉しいし、こっちに来て沢山考えたり落ち込んだりすることもあるけど、日本にいる時より色んなことに感謝できるようになったなって思います。
こっちに来てから、団体のSlackの自分の日記のチャンネルに、毎日思ったことを投稿しています。そこで、まさに以前Instagramで投稿したパシュパティナートというお寺に先週末自分で実際に行ってみた日に書いた文章を載せます。
「死」は生きてる上で関係を断ち切ることは出来ないことで、誰もがいつかは死を迎える訳だけど、でも日本にいると家族や親しい人が亡くなった時を除いてそこまで意識することはないというか、私にとっては少し遠い存在だなと思う。でも、今日パシュパティナートに行って、ヒンドゥーの考え方をきいて、実際にご遺体を火葬場に運んでいたり焼いたりしている所を見て、「どう生きるか」についてすごく考えさせられたというか、私が今1番すべきこと、これからしていくべきことは何なのかを考えないといけないなー、自分と向き合わないといけないなぁと思った。
ヒンドゥー教は、輪廻からの解脱(生まれ変わりの輪から抜け出すこと)を目指して良く生きる 訳だけど、「良い業(カルマ)をすれば良い事が起こる」とか「現世で良い行いをすれば天国にいける」とかは日本にも同じような考え方はあるなと思う。それがどこから伝わって今日本人である私の頭の中に当たり前にあるのか、なぜその考えを信じているのかは分からないけど、仏教とかヒンドゥーとか神道とかキリストとか、日本人は無宗教なようできっと意識できないほど色んな宗教の中に生きてるのかもなという気がした。
きっと日本で、ただスマホで写真を見ていただけじゃ感じなかったことや感情だと思うのです。
ネパールには、日本に夢を見て特定技能のビザで来日を希望する日本語学校の生徒たちと会話をしている時だって、ただ道を歩いている時だって、ネパールの教育の現状や彼らの置かれている家庭環境を聞いたり、片足のない人が物乞いをしているのを見たり、日々の生活の中に、日本にいる時には感じ得ない「当たり前を疑って、自分の価値観を揺さぶられるきっかけ」が沢山散りばめられているのです。この環境がとてもありがたいし、考えすぎだ と言われても、考えることは辞めたくないなって今は思ってます。
帰国まであと少し。最後まで悔いなく駆け抜けたい!
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