小惑星 ✦ カリオペ ✦ 内田也哉子
前回は谷川俊太郎さんの記事を書きました。
続いて内田也哉子さん。
カリオペと天体との関係から谷川さんとの共通点が見つかったので、それについても書いています。
度数はサビアン度数で（）内のチャート表記はトロピカルは省いています。
前回と同じですが
カリオペの意味を引用しますね。
---- カリオペ [22] ---- 叙事詩の女神
話し好き、話し上手。語りべ的な、提供する性質。一方的に話してしまうような自己完結の場合も。ストーリーを創作する能力。または民族や風俗的歴史への関心。それらが発揮されるポイント。日記を書いていたり、シナリオ制作の仕事をしている人も。
西洋占星術においては、芸術や創造性に関連する惑星の1つです。カリオペは、ギリシャ神話に登場するムーサの1人で、文学や詩歌、音楽、歌唱に関するものを司る女神とされています。
＊＊＊ カリオペとタイトなアスペクトの関係 ＊＊＊
① カリオペは魚座17度。火星は双子座18度でスクエア。
ミーンリリス(サイデリアル)魚座18度と冥王星(サイデリアル)乙女座18度はオポジションでTスクエアを形成。
② ドラゴンヘッドは蠍座17度でトライン。
③ サイデリアルのカリオペは水瓶座23〜24度
太陽は水瓶座22〜23度でコンジャンクション。
①のチャート画像（⬇
異なるチャートでのTスクエア形成。
✦トロピカルチャート✦
✦サイデリアルチャート✦
①のカリオペとミーンリリスのサビアン度数の魚座第4グループ（16〜20度）
テーマ・・・「世俗の中で、個人の創意を鮮やかに解放する」
魚座の弱点の曖昧で不安定さは
第4グループで対抗サイン（乙女座）の影響を受け入れ、個人の人格、資質を安定させることに意識が向きます。日常の中で活力を生み、潜在的な新たな可能性を探す旅へ。
大きな存在でもあった両親の死から、自分自身を見つめる。新たなスタートとなった「BRANK PEGE 空っぽを満たす旅」、カリオペと奥底にあるリリスとなんだか繋がると思ったのですよね。表面的なことでは気付けなかったもっと深いもの。
…..こう思ったのですが、どうだろう？
どちらかといえばエウテルペのほうでしょうか？
エウテルペもカリオペと同様に文芸の女神とされる小惑星。
カリオペの①のオポジションはサイデリアル（２枚目の画像）で、トロピカルチャートでは牡羊座12度と天秤座12度。どちらのチャートもミーンリリスと冥王星の軸形成なので影響は強いです。この冥王星は樹木希林さんのベスタ（ドラコニック）と同じサビアン度数。
牡羊座12度のメッセージを読むと也哉子さんの資質と重なるようにも思いました。
直居サビアン占星学より抜粋。
＜牡羊座12度＞
視覚的あるいは言語的なイメージに恵まれるエネルギーです。理由もなく、特定のことに惹きつけられることがあります。明晰な思考力を持ち、活躍します。
カリオペの姉妹といわれるエウテルペのアスペクトは、カイロンと一度違いのコンジャンクション。そのカイロンはフォルスとぴったりのスクエア。ミーンリリス（ドラコニック）とはぴったりトライン。そのミーンリリスは樹木希林さんのフォルスと獅子座25度で一致しています。
エウテルペについて、一部抜粋しますね。
エウテルペー（古希: Εὐτέρπη, Euterpē）は、ギリシア神話の女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち（ムーサイ）の1柱である。抒情詩*のムーサ。長母音を省略してエウテルペとも表記される。
「喜ばしい女」の意で、ギリシア語の Ευ （ふさわしい）と τέρπ-εω （喜ばす）から。
* 詩歌の分類の一種。詩人個人の主観的な感情や思想を表現し、自らの内面的な世界を読者に伝える詩をいう。
エウテルペーWikipedia ギリシア神話の女神
エウテルペ 小惑星番号【27】
思想や感情を言葉で表現する性質。メッセージ性のある創作、詩や作詞の能力がある場合も。音楽では歌詞に注目する傾向。
＊＊＊ 谷川俊太郎さんのカリオペとの共通点 ＊＊＊
・太陽とアスペクト
・Tスクエアの形成
・リリスと冥王星とのアスペクト
・リリスとコンジャンクション
・金星とスクエア
・度数（17）
これらとカリオペとの関係性が、どちらにも自身のチャートにあったんですね。チャート3つ*を横断的に見ています。
太陽（仕事）とのアスペクトは也哉子さんはコンジャンクション。谷川さんはトラインでした。
* トロピカル、サイデリアル、ドラコニック
サビアンシンボルの一致と同度数では
谷川さんサイデリアルのカリオペ魚座28度は、也哉子さんの木星も魚座28度。谷川さんヘリオセントリックのカリオペはセレスと。
地球（サイデリアル）は蟹座28〜29度でトライン。土星（太陽のルーラー）も蟹座28度で同じくトラインでした。
どちらのカリオペもリリスとのアスペクトがありこれは3つのチャートを見ないとわからないのでトロピカル以外のサイデリアルとドラコニックを調べることは必須です。ヘリオセントリックの2つもですが。
リリスは、ブラックムーン（ミーンとトゥルー）とダークムーンリリスの3つあります。
詳しい解説は、
藤原悠馬氏のnote記事（リリス完全解説1）を御覧ください。
解説2は実例付き。リリスの影響力の凄さがわかる、とっても面白い内容です！
こちらの動画〜［聞く、ほぼ日。]では、
「詩は荒地から生まれるものと信じている。文化的じゃつまらない」と。34分ごろ〜
やっぱりリリスは原動力になるのでは。
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也哉子さんのご両親のnote記事（出生図を読む）には書かなかったけれど、カイロンとフォルスで繋がる激しい夫婦でもあるのですが、”純愛”を貫いたお二人でもあったのは小惑星からわかりました。
小惑星を見ることはあまりないかも知れませんが、アングルや個人天体の誤差1度以内のアスペクトを見ると影響力がわかると思います。
リリスも合わせてみることをオススメします！
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