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錬金術と投影性同一視について

まんが うつと向き合う―ユング心理学を用いたカウンセリング https://amzn.asia/d/fRQGOpw

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(※写真は松山市「伊豫豆比古命神社 (椿神社)」の鳥居⛩️文章には関係ありません)

北洋子さんという方(漫画家)がウツ病と闘い、かなり元気になるまでの過程を描いた本。
昔、15年くらい前に読みました。

その中で、ユング心理学では、患者と治療者は、カウンセリングで何度も出会い話し合ううちに精神融合を起こし、それにより、互いに新たな世界観をもつようになり、そのような状態を精神的な錬金術が行われたと見なすような事が書かれていました。
投影性同一視とは、患者と治療者が無意識の世界でつながり、視点が同じようになる、、というような内容を述べていたかと思います。
専門家ではないので、少し間違えていたらごめんなさい。
私のなりのザックリな解釈では、精神的錬金術が行われる事で、患者は病の世界から明るい光当たる世界に出てこられるから、治療が進むというようなものかと思いました。

この本を読んでから、私は人付き合いというものも、錬金術は関係あると意識して行動するようになりました。
ネガティブすぎる人といるとネガティブな考え方が伝染してしまったり、例えば学内が乱れた雰囲気の学校に行くと、多少なりとも乱れた状態が似てきてしまうし、真面目できちんとした人が多いコミュニティにつながると、真面目さ、きちんとした雰囲気が似てくるとか。。

自分が病気が重めな時はとにかく、暗い気持ちやネガティブな雰囲気のものからは、距離をとっていました。

今は調子が素晴らしいとは言えませんが、そこまで悪い状態ではないので、何とかいろいろな状況に対応できているつもりではあります。
投影性同一視という考え方は宗教に入信したり、会社に就職したり、の際も応用できる考え方かなと思っています。
カルト教団のような集団に、心や身体が弱っているときに近づくと、あっという間に無意識を支配されて、同じ世界観を持つようになってしまいそうです。
ブラック企業に弱っている人が入社すると、洗脳されてボロボロにこき使われそうだし。。

最近、アフターコロナ的な日常が推進されていますが、コロナ禍で知らないうちに心が弱ってしまったり、心身に疲れが溜まってしまっている人が増えているように思います。
まだまだ第9波が拡大中とも言われているし、心身を休めながら無理のない日々を送りたいものです🍀

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