見出し画像

自分が自分で良いんだと思えたライブ(BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era- 2023.12.24 大阪城ホール)



初乗車から1年経過し、今年も年末ライブに乗車しました。今年のライブも色々なことを考えさせられたので、記録に残したいと思います。(本当は全ての気持ちを文字に起こしたいところですが、なんせ記憶が飛び飛び…)

昨年の新世界に勢いで初乗車してからの1年は、怒涛のようでした。新卒1年目で家と職場を行き来するだけの毎日がガラッと変わり、北は北海道、南は大阪とライブのために色んなところに行って、休みの日はライブ映像を見るのに勤しんで… 
何よりも大きな変化は「バカデカ声でペンライトを振り回せるようになった」ことでしょうか…初めてコールができるライブに参加した時にはあまりの熱気に押されてしまい、
「こんなに声出せないし、こんなにペンライト持たないって…ムリムリ」
とひよりまくっていたマサヒロ推し8号車1年生の私。

ぜんっっっっっっぜんムリじゃなかった。

気がついたらずっと大声出してるし、両手に3本ずつペンライト持ってるし。暴れすぎてライブ終わり見たらペンライト少し曲がってましたもん。(無事なおせました。)

まさかシーエクのコールができる日が来ると思わなくてハイになってたのもあるかな?明日明後日どうなっても良いと思えるくらい全力でした。なぜか、中学時代の部活を思い出した。見返りなく全てをぶつけられるってこんなにも楽しくて尊いことなんだって感じられました。

KNOCK U DOWNはもう脳天ぶち破るくらい狂った!B9で素麺を隙間からかじりつくように見たKUDも、マサヒロ無双タイムを余すことなく見せてくれた今回も最高だった。黒いKUDも良いけど、白いKUDも良いなと思った。普段は他のメンバーにも湧き散らかしてる私ですが、ライブに来ると絶対にマーくんのことしか考えられなくなるんですよね。もう全面降伏というか。毎回ライブが終わったころには鳴き声が「マサヒロー」のバケモンになって帰ってくるという。結局私は、マサヒロという茶色い海を情けなく漂う無力なプランクトンも同然…

個人的にずっと待ち望んでいたStarlightを披露してくれてすっごくうれしかった!!!
所詮私は昨年のイブに初乗車した新規なので、もちろんこれまで乗車したライブでStarlightを見たことはありません。ただ、Starlightは私が8号車になる前から好きな曲でした。高校で同じ部活の同級生が超特急にハマっていた時期に初めて聞いた時、好きになるまでは行かないけど、シンプルに「いい曲だな~」って思ったことを覚えています。それから数年後、EBiDANの他グルを推し始めたことでStarlightと再会。看護実習で体力的にも精神的にも追い込まれていた時に頻繁に聞いていました。
8号車になってからも、Starlight私にとって特別で1番好きな曲であることに変わりはありません。出勤するのが憂鬱な日も、職場に向かうのが少し怖い日も、Starlightを聞くと何となく頑張れそうな気持ちになる。それに、友達もほとんど居らず何も秀でたものがなかった高校時代(それは今もだけど)に唯一楽しくてホッとできた部活の時間や、心身ともに消耗した一方で何気ない人の温かさに触れ涙を流した実習日々といった、辛さの中に混じった温かい記憶も蘇ってきて。Starlightは今も昔も変わらず、鬱々とした私の気持ちをそっと支えてくれていました。そして、Starlightに支えられていた過去の私が現在の私を支えてくれてるんだと、これまでなかなか好きになれなかった過去の私に愛おしさを感じさせてくれる曲でもあります。
メンバーみんなの表情と、これまでの自分の人生を噛みしめながら聞くStarlightは、いつも出勤のたびに聞くStarlightよりも優しくて力強く感じました。あぁ、私これからも頑張っていけそうだなって思えたな…特に最初のタカシくんの歌いだしを聞いた瞬間、昔の自分が少しだけ少しだけ好きになれた気がした。

(自分語りが激しくて恥ずかしくなってきた…)

メンバーのソロコーナーも個性が思う存分出ててただただ圧倒されました。(語彙の限界)
ユーキちゃんってメンバーのこと良く見てるんだなぁと改めて思いました。伏線というか、テーマが一貫してて苦労して作り上げてくれたんだということが素人にも伝わってきて脱帽しっぱなし。(そしてそれにしっかり気づく8号車さんもすごい…)ユーキちゃんが作るライブもっと見たいので、切実にユーキちゃん長生きしてください。

そして、シューくんの挨拶もすんごく良かった。元々相棒がいたタカシくんと歌うってすごく勇気がいることだと思うし、昔歌ってた曲を歌うのもとんでもない覚悟が必要だと思うんですよ。超特急としてずっと歌い続けたいとはっきり言ったシューくんの覚悟と勇敢さは計り知れないことが改めて感じられました。やっぱり、タカシくんもそうだけど、過去の色々なことを受け止めて前向きに日々を邁進する人たちが、こうして素敵な人と巡り会えるんだろうなとしみじみしました。
それから体感的にシューくんのペンライト率がここ最近で急増した気が…?(友人も買い足してた)8号車の皆さんの心に「シューヤ大切」の気持ちが芽生えてるんだなぁと感じられてホッコリ。

こうして、アンコールも終わり、熱気と感動の末ライブは終了…するわけではなく…
どこからともなく湧き起こった超特急コール。
「もう超特急出てくるまで帰らねぇぞ!」と言わんばかりの爆音。もちろん私も友人も超特急が出てこなけりゃ大阪城ホールに一泊する覚悟で必死に叫びました。そのうち酸欠で目眩、息切れ、視界も薄くなり始め、「限界」の2文字がよぎった頃、前列からの悲鳴が聞こえ始め…

パ、パ、パリメだ〜〜〜〜!!!

となるまでに周囲より数十秒ほど遅れを取りました。(スタンドだった上酸欠で頭がぼーっとしてた)意識が朦朧としかけているところでのパリメ。これが「ととのう」ということか…?

Wアンコールもあり、無事に全部出し切りました。ライブが終わった寂しさよりも、出し切ったことへの達成感のほうが上回るという。普段の現場ではライブ終わり地蔵のように口数が減る私も友人も帰りの電車でずっと感想を言いあっていました。

ライブも終わり、メンバーも挨拶で自分の人生について喋っているのを見て、せっかくなので私も自分の人生について考えてみました。

(ここからとんでもない自分語り)


私は地方の総合病院で助産師をしてるんですが、楽しい趣味もあり、2年目として働く中で仕事に楽しさを見出せるようになって人生に幸せを感じていました。周りの結婚の話題や恋愛の話題に触れても全く興味もなく、自分は幸せだからどうでも良いとさえ思っていました。
そんな時に実家に帰り、母親に言われたんです。

「他人の子ども取り上げるのも良いけどさ、結婚して自分の子どもを産んで育てた方が幸せだと思うよ。」

あまりにもショックで自宅に帰ってから久々に号泣しました。(今も泣きそう)自分は今だってそれなりに幸せなのに、それを否定された気がして…
「人間関係的にも職場環境的にもすごく恵まれてるし、仕事で経験を積んでいくことに楽しさを感じられていることが幸せじゃないの?」と最近までずっとモヤモヤしてました。
それまでも一時の気の迷いからマッチングアプリをやってみたりもしたけど、自分には向いてないなと思ってすぐ辞めてしまいました。というのも、「好きになれるか分からない人のために時間も労力も割きたくない」と思ったから。こう思うあたり、まじで結婚とか向いてないんだろうな。赤ちゃんはすっごくかわいいし、愛おしい存在だと思うけど、自分が産み育てるとなるとちょっと違う。仕事を長期間休むことになるし、それは嫌かなって。

母からの言葉にショックを受けてから約半年、モヤモヤがどこかに引っかかった状態でTIMEに乗車しました。やっぱりすごく楽しかった。めちゃくちゃ良い席だったわけでもなく、何かすごく得をしたわけでもない、でもペンライトを回してコールして、推しに活力をもらうってとても幸せだなって気持ちにさせられた。

TIMEを通して自分の気持ちに踏ん切りがつきました。私は、今ある幸せを噛み締め積み重ねていこうと思います。将来的に、たとえ家族がいなかったとしても、自分の周りにいてくれる人を大切にして、納得のいく仕事を続けて、趣味にもほどほどに勤しんで。そうやって最期人生を振り返った時に幸せだったと思えたらそれで十分だという結論に至りました。いつか10年、20年、30年と月日が流れて、家族がいないことに寂しさを感じる日が来るかもしれません。ただ、それまでの人生に後悔はしたくありません。だからこそ、今日明日と、1日1日に全てをかけていきたいと思います。そして、私って思ったより仕事好きなんだなと気づいた。仕事が少しでも好きって思えるって幸せだよな…

そして、母も結婚出産して、私を育てたという記憶を愛おしく思ってくれてるからこそ、こうして言ってきたんだろうなと。母の幸せを娘に伝えてきたんだろうと思えました。でも幸せって、人それぞれじゃないですか。だから母の幸せは、母の幸せ。私の幸せは、私の幸せ。そう思って生きていこうと思います。

なにはともあれ、「僕らを僕らでいさせてくれてありがとう」と歌ってくれた超特急の皆さんへ

私が私のままでいれば良いと気づかせてくれてありがとう。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?