紅一点だからこそ

私は理系専門職の女である
中学くらいから理系クラスで、男性比率の高い世界ばかりで生きてきた
大学以降は特に私以外全員男性のケースも少なくない

人によっては自慢に聞こえてしまうかもしれないが、現実はそんなに甘くない

男性ばかりの職場に女が1人入ってきたらどうなるとどうなるかご存知だろうか

甘やかされたり、可愛がられるようなイメージだろうか

実際はほぼ放置される

そもそも私のいる環境は女性慣れしていない人ばかりで、年齢層もバラバラなためそれぞれ思うところがあるらしい
それに加えて今どきは「セクハラ」という言葉が広まっていて女の扱いは一歩間違うと大罪になる、と思っている人が多いようだ

そんな環境では女の立ち振る舞いで全てが決まると思っている

女側の動き次第で、オタサーの姫になることも、腫れ物扱いされることもある

長年この環境にいる私なりのそうならないためのコツが2つあるのでお話ししたい

まず、「この子は話しかけて大丈夫な子」と認識してもらえるようになること
次に男狙いではなく、仕事でここにいることを周囲に再認識させること
である

話しかけて大丈夫だと認識してもらうのは簡単だ
挨拶さえできればいい
可能な限りにこやかに、女子相手の時とあまりテンションを変えずに言えればなお好ましい
要は「警戒心なんてありませんよー」と伝わればいい

もう一つの男狙いでないことを伝えることが難しい
これはやりすぎると淡白であまり関わりたくないのかと思われてしまい、孤立する場合がある
逆に全くしないと他の職場の女性陣の反感をかうし、男性側からもワンチャンあると思われる可能性がある

大事なのは仕事としての距離感
私の場合は2人きりの時は仕事の話しかしないとか、プライベートの話をする時は自分の話はしても相手からはあまり聞き出さないようにしたり、
相手の話に「行ってみたい」「興味がある」みたいなことをあまり言わないようにしている
正直効果があるかは相手次第だけど

もし近くの職場に女性がいる環境ならば、女子といる時よりも少しだけテンションを下げてみるとか、なるべく雑談は女子と、仕事の話は職場のメンバーでするのが一番だったりする

女の敵は女、なるべく女性陣を敵に回さないのが紅一点の正しい生き方だと思う

なんでこんな話をしたかというと、
私はこの人生、オタサーの姫と呼ばれることを恐れて生きてきた
でも社会人になってからは慣れていない紅一点のポジションに振り回されている人を見かけるようになったからだ

そのまま姫になっていたり、放置されていたり様々あるが関係のない私が勝手に切なくなってしまう

周りからの評判を落とさないように上手く立ち回ればいいのにと思いこの書き殴りに至った

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