神速時短 著者ヴィランティ 牧野祝子
◎最少の時間で最大の結果を出したい。
◎やりたいことにすべてチャレンジして、充実した毎日を送りたい。
そんな願いを持つすべての人にとって、『神速時短』は、まさに読んでほしい一冊です。
著者のヴィランティ 牧野祝子さんの紹介
・国際エグゼクティブコーチ
・20年国内外10ヵ国で、米系戦略コンサル、仏系化粧品会社、英系酒販会社、伊系ファッションなど多業種において国際的キャリアを積んでいる3児のママ
内容要約及び感想
牧野さんが提唱する「開示→選択→決断→行動のサイクル」は、シンプルながらも深い洞察に満ち、すぐに実践できるヒントが満載です。
1.開示
これは、アウトプットの力を使って自己をさらけ出し、課題を洗い出す段階。書く、聞く、話すといった行動で、自分の現状を見つめ直し、何が本当に重要かを明確化します。
2.選択
ここで問われるのは、何をしないかを選ぶ力。
自分の価値を最大限に高めるため、"好き"と"価値"の2つの軸で物事を見極めます。
・好きで、価値あるもの(自分にしかできないもの)はやる
・好きだけど、他人でもできることはやらない
・楽しめなく、他人でもできることは手放す
・楽しめなく、他人にはできないことは任せる
3.決断
完璧よりは今ある情報で即決し、進展することが大切。
完璧を求めるあまり行動が止まるより、最初は30点でもいいから動き出し、周囲を巻き込みながらフィードバックをもらい、修正を重ねていく。この進展重視の姿勢が、決断のスピードを格段に上げてくれるのです。
4.行動
一見、大きく見える仕事も、因数分解して小さなタスクに分けてみると、ハードルがぐっと下がります。自分だけのゴールデンタイムを見つけ、前倒しデッドラインで動くことで、効率を飛躍的に上げることが可能になります。
最後に、著者が強調するのは「本気で休む」ことの大切さ。休息がなければ、このサイクルは続きません。本気で休むことで、仕事にも本気で向き合えるようになるのです。
本書を通して得られるのは、ただの時短テクニックではなく、人生をより豊かに、そして効果的に過ごすための「選択と行動」の哲学です。
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