大学教員ってどんな仕事?(全然知らない人向け)
「大学教員」と聞くとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「大学の先生になってみたいかも」、「大学の先生がどんなことをしているのか知りたい」という方に向けて、私の経験から大学教員はどのような仕事をしているのかをまとめます。
研究する・論文を書く
大学教員と聞いて、最初に思い浮かぶのはこれでしょうか。
自分が興味を持っている事柄について実験や調査を行い、それを学会で発表したり論文にまとめたりします。
論文の数や内容によって、大学から評価されることもあるため、頑張らなければなりません。
授業する
大学生や大学院生を対象に授業を行います。
内容は基本的に自分が今まで研究してきたこと。
1年でどれぐらいの期間授業するかというと、30週ほど。
多くの大学では、1年を「前期」と「後期」の2つに分けていて、それぞれ、15週間授業を行います。
1週間ごとにみていくと、大学や年齢、役職(助教、講師、准教授、教授)によって大きくばらつきますが、1回90分の授業を週に5~10回(コマ)ほど行います。
授業に対して質問がある学生がいる場合は授業時間外に指導することもあります。
全ての授業が終われば、試験の結果や出席状況、授業中の態度などを考慮して成績をつけます。
学生指導(卒業論文、修士論文)
大学には「研究室」と呼ばれるものがあり、大学3年生か4年生になると、自分の学部の中で興味のある研究室に入ります。大学院生では1年生から研究室に所属します。
大学教員は、自分の研究室に入ってきた学生が卒業論文や修士論文を書けるように指導します。
研究室では定期的に「ゼミ」と呼ばれる研究室内での勉強会のようなものが週に何回か開かれ、ゼミを中心に、それぞれの学生の研究を指導していきます。
最終的には決められた時期までに卒業論文や修士論文を書く事ができるようにします。
(学部生が卒業までに書くものを卒業論文、修士課程の院生が修了までに書くものを修士論文と言います)
会議に出る
大学も他の会社と同様、多くの人が集まった組織です。
組織が動くためにはみんなの意思を合わせる事が必要で、その意思疎通を会議で行います。
頻度や時間は本当に大学によるので、なんとも言えませんが、私の経験では週に1回学部ごとの会議があり(2-6時間)、月に1回学科ごとの会議(2-3時間)がありました。
その他
<学生募集>
私は経験がありませんが、高校へ行って学生の募集をすることもあるようです。
「うちの大学ではこんな事が学べますよ!きてください!」っていう感じですね。
<部活指導>
大学にも中学校や高校などと同じように部活動があります。
顧問や部長になって指導にあたることもあります。
最後に
この記事では大学教員の仕事内容を簡単にまとめてみました。
大学教員に興味を持ってくれると嬉しいです。
ご質問等はコメントでお待ちしております。
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