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有為転変。


1年前の私はどうだったんだろう。
…きっと溜息でもつきながら、代わり映えのしない学校生活を送っていただろう。正直、あまり覚えていない。たいしていい思い出もなかった。
中高の私は本当に陰の物の権化のような女だった。特に中学は黒歴史。私の学年の同級生たちがヤベー奴ばっかだったからなのかもしれないけども。真面目に頑張っても貶されまくった。優しい人と言われることが多かった。優しいって一見いい事だと思うが、裏を返せば人に言われたことを反抗できずに1人で何もかも抱え込みがちってことだと思う。そうやって貶されまくったせいで私はどうしても男の人と話す時に目を合わせられない、どうしても背けてしまう、そんなコンプレックスを背負うことになった。
もちろん恋愛なんて以ての外。そんな現実から目を背けるために始めたゲームにどハマりした。それがアイマス、デレマスとの出会いだった。2次元が大好きになった。
実在しない人物なら、何を言われるかを恐れずに過ごせるから。今考えれば、それもハマる要素の1つだったのかもしれない。
今でもアイマスには沢山励まされている。大学受験を終えてご褒美に行った東京ドームのあのライブを私は忘れることは無いだろう。
初めて1人で計画を練って日帰りで行った。
最初の歌マスのイントロで死ぬほど叫んだ。
ストレイライトの熱狂に圧倒された。
Dye the sky.の蒼さに浄化された。
Tulipで隣にいた見知らぬ女子とキャッキャ騒いだ。
この間公式でダイジェスト動画が公開されたが、それを見るとその日の記憶が今でも鮮明に出てくる。全人類見るべき。

day2も最高なので暇な人は見てくれ
メドレーの急な恋のHamburg♪で家でビビる私がいた(担当ソロです)
ちなみにおススメはトロイメライと待ちプリです(ただの好み)

話を戻すと。
ライブに誰とも一緒に行こうと誘おうという発想が出ないくらい人と関わるのが苦手だった私を、沢山の人と関わるキッカケを作ってくれたのが麻雀だった。優さんや内川さんのゲストに行った自分を思い返してみると、こんなに人と話してイキイキしてる自分は正直今まで見たこと無かった。自分から話しかけることが苦手な私だけど、麻雀してる時は誰よりも周りの人に話しかけていた。
もっと早く麻雀に会って、もっと早く鈴木優の存在を知りたかった。あと少し出会うのが早ければ、鈴木優が小四喜をアガって最高位になる瞬間も、ドラフト指名された瞬間も見れたのかもしれない。 優さんにとって人生最高とも言えるぐらいの喜びの瞬間が過ぎた後ぐらいに、私は鈴木優の存在を知った。あの初トップのスレスレの4mを、家で大絶叫しながら見ていた私が1年前だった。きっとまだそこまで麻雀のルールは理解していなかったけど、打ったらダメだというのだけは分かって見ていた。そんな劇的なトップで優さんを応援するようになっていって、優さんもたくさんこんなにうるさい私に構ってくれた。
私は男の人と目を合わせるのが苦手だと書いたが、毎回会った時に優さんは寄り添うように目を合わせてくれる。きっとその威圧感のない優しさに和らいだから、追いかけるようになったんだと思う。追うためにTwitterも作って、沢山のクルーの仲間たちとも繋がれた。毎日パイレーツの試合がある度に、夜中までTLに流れるスクショたちにいいねしまくる。その時間が一日の中でもいちばん楽しかったと言っても過言では無い。
その年の最高位決定戦も学校終わりに見たし、Mリーグもほぼリアタイしたし、放送にもほぼ行った。ハマればとことん突き詰めるタイプのオタクだ。
さっき綴ったアイマスのライブを見る前に、Mショにいってマフラータオルを買った。


この熱気があったからきっと今の私がいる。

先日の優さんの1周年配信で、優さんのことを知ってから1年経ったと伝えたら、「1年なんて〜嘘でしょ?」と言われた。それぐらいこの1年は濃度が濃かった。去年までの中高6年足しても、いや小学生も合わせて半生以上の時間がこの1年間の価値には到底及ばないのかもしれないぐらい濃かった。
大学生になって愛知に越してきて、名古屋にベルバードが出来て。こんなにタイミングのいいことがあるか。そもそも今年大学生になって、独り身になって、雀荘に行ける年齢になった、その巡り合わせがある種の運命なのかもしれないと思った。
自分は年齢を聞かれない限り絶対に言わない。若くていいねって言われたくないから。こんな年齢でゲストのために雀荘に来ているというその事実から目を背けたい自分が心のどこかにいつもいる。良く言えば、伸びしろがある、ということだろうが。
このnoteが上がるのはきっと夜中だろう。書いてる間にもフルバイトが挟まってる。
このバイトを乗り越えられるのも推しのおかげだ。初バイトで、毎回のように何かしらミスしても、先輩たちはニコニコ優しく教えてくれる。いいバイト先に恵まれたものだ。でも、人間不信すぎて、影で店長になにか思われてるんじゃないかとか、変なやつだと思われてないかとか、ミスした後に泣いたりとか、いろいろ曲がった思考をしてしまう。
自分ってこんなにも無能なのか、誰のためにもなってないじゃないか、って思い込んでしまう。言い過ぎかもしれないが、それぐらい毎回思い過ぎないと忘れられない。
これも中高時代の悪い自分の名残なのだろう。でも、この界隈で繋がった人たちには信頼がおける。だって、みんな同じように毎日19時にアベマを付けて、同じチームを応援する仲間であることが証拠となってSNSに残っているから。スペースとかを通して話せるから。

きっと東京にいればこんなに頑張らなくても、お金さえ払って都合さえ合わせてしまえれば何日でも推しに会える。だけども、大学生の私なんかにはそんな財力はないし、時間もない。会える限りの数日のために、何ヶ月もの努力を費すのが私の今の身の丈にきっと合ってるんだと思う。推しの力って、苦しい現実を何とか乗り越えようと頑張れる活力があると思う。優さんだって最短で次会えるのは1月だし、内川さんに関しては次いつ会えるのかは正直分からない。でも、何気ないポストに優さんがひょっこりリプしてくれたり、内川さんが何気ない私の呟きで認知してくれていることを伝えてくれた、この今の環境が、私の日常に彩りを与えてくれているのだと思う。多分人生の中で1番楽しい一年だった。

こんなにも唐突に書き始めたのに沢山文章が綴れた。正直恥ずかしいけど、このnoteこそは書けたら公開しようと思っている。心が弱いから、そんな気持ちで私は今まで優さんや内川さんと会った時のnoteをフォロワーだけに公開していた。何故かと言うと、きっと堂々と公開したら、私の推したちは読んでくれると思うから。それぐらい熱狂に溢れて応援してたこの1年間だったから。

このnoteを書きながら聞いてた音楽に、"叶わなくていいから願わせて"っていう歌詞があった。これが推し活に大切なことかもしれない。


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