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ゆるっと婚活進捗報告。

前に書いた記事から3週間程度経過していたらしい。
この空白期間何をしていたかというと、仮交際の方と順調にデートを重ねておりました。

LINEの頻度もお互い好きなペースで。
今日の昼ごはんとか友達と出かけた先の景色とか、気ままな感じで報告し合って気ままにリアクションしている。
休日も肩ひじ張らずに街歩きなどを楽しんでいる。
私はデート=お金をかけて遊ぶこと だと勝手に思っていた(というかそういうセッティングをしないと時間が潰せないと思っていた)ので、ふらふら散歩して途中のカフェでコーヒー飲んでおしゃべりする、みたいなことだけで時間が飛ぶように過ぎてしまうってすごいことだと思ったし、この居心地の良さを大事にしていきたいなあ、なんて毎回解散した後に感じている。

それでも交際状況に「仮」という文字が取れないのはなんでだろうか、とも考える。
表立った理由は、お互いに「お付き合いしましょう」という話までぐいっと踏み込めていないから。
じゃあなんで踏み込めないのか。
一つは、言い出す勇気がなくて探り合っている。
この心地よいひとときを終わらせたくなくて怖いから。
もう一つは、「結婚」という目標を見据えた話し合いがきちんとできていないと思うから。
きっとお互いにまだ見せていないカードがあって、そこをオープンにするきっかけを作り損ねている。

これじゃあ、ただの仲良い友人ではないか。

と、心地良くも若干焦りを感じる日々に、実家から追い打ちが来る。
「婚活は順調?? あなたはいい大学も出てるんだから妥協せずハイスペックな人を捕まえなさいよ!!!」
娘への評価が盲目すぎる親からのLINE。
毎年どれだけの女の子が同レベルの大学を卒業して社会に放たれてると思ってるのよ。
しかも私より有利な「若さ」という条件を背負って。
親が狙ってほしいのは"ハイスペック"かもしれないが、私が求めているのは「年収1,000万男」でも「モデル並み美系男」でもない。
私には私なりの相手に求める条件があり、それに見合う人を探そうと思っている。

「〇〇さん家のお嬢さんは▲▲大学卒の人つかまえたんだってよ、とはいえ学力差がありすぎてちゃんと会話成り立ってるのかしら?」
「あなたの同級生の〇〇くんは姉さん女房みたいよ、ヒモになる気満々なんだろうね」
日々のLINEや帰省のたび聞かされる偏見に満ち満ちた親の結婚観。
だんだんと、どんな人を紹介したって『あなたには釣り合わないわ』と一蹴されそうだな、と感じるようになって、具体的にどんな人と知り合って交際しているか、などの話題は避けるようになった。

誰だって、自分が好意を寄せる人が目の前で貶される様子なんて見たくはない。
私を選ばなければ、他の女性を選んでくれれば、相手の両親からも祝福され、円満に結婚まで進めるだろうに。
私を選んだばっかりに見ず知らずの親から自分の学歴を馬鹿にされ、仕事にケチをつけられ、人生を否定される。
そんな未来が相手の向こうに透けて見えてしまって、好きになりたい自分の気持ちにブレーキをかける。

自分の娘に失敗してほしくないと思うのもわかる。
親戚が増えるわけだから変な人と結婚してほしくない気持ちもわかる。
自分の孫が賢く可愛い子供であってほしいという願望もわかる。

でもそんな理想を追い求めていたら、何も手に入らない。
それに、一緒に生活を営んでいくのは親でなく私自身なのだ。

いっそ、親と一緒に"理想の人"を追い求める夢を見て、なかなかいないわね~と言い続けて一生を終えた方がラクなんじゃないか、と思うこともある。
親の大事な人形として、ごっこ遊びの役に興じる一生。

でも、私の人生は結局私のものであるし、私自身に私を幸せにする権利がある。
考えることをやめることは簡単であるけども、せっかく一人の人間として生まれてきたのだ。
もう少しだけ、頭を使って、自分の舞台で立ち回ってみたい。





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