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因縁つけられて拘束される国

先日山の友人たちと飲みながら話す。
中国への出張はしたくない。という話。
かの国ではスパイ防止法というのがある。何かあれば簡単に拘束できる。何かなくてもだ。

アステラス製薬の日本人会社員が拘束されて一年を超える。起訴されたかどうかわからないが、このまま有罪とか懲役とか死刑とか。この先何が何だかわからない。そもそも拘束された理由も明らかではないので。

友人のYくんは、大手機械メーカーのサービスマン。当然お客様のところまで赴き設置とか、修理とかも行う。出張先でいちばん嫌なのが中国って言ってた。

仕事なので行かなければいけない。わたしも経験があるが中国の空港では指紋を取られる。左右の指全部である。

専用の機械で画像で記録する。短時間で記録できる。その横にカメラがある。入国審査官に、このカメラ見ろ!と命令される。写真を撮るのだ。

これで、Yくんはパスポートと指紋と顔のデータが中国政府に記録される。それで、街に設置している何と約60億台のカメラによって顔認証でYくんがいつどこで何をしているか判る。

中国人の人口は約14億人(詳細は疑わしい)らしいので、人口の4倍程度のカメラがあるそうな。

わたしも昔、地下鉄に乗ったら写真は撮るな、また電車の車窓から風景を撮ってはいけないと先輩から言われた。

で、また法律改正と共にスパイ防止法は適応範囲を更に緩めたそうでこうなれば、街ゆくチンピラに因縁つけられて連れ去られると同じ意味。何もしなくても拘束、逮捕される危険がある。
日本企業はその辺の危機管理なんてできてない。台湾有事があれば一斉に日本人は人質だ。
日本政府は助けてくれない。間違いない。

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