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炭素鋼の溶接部品って?

設計がしっかりしている会社は図面がしっかりしている。7年資材調達をしていて見ただけでわかる。ダメな図面はコスト高いし最悪作れないことがある。会社もそれなりのレベルと考えて間違いない。

設計が悪いと不具合が多く社内で承認手続きが必要となる。最近は変に品質意識が出てきたものだから外注さんは図面通りに作り、作れなかったらここをこう直せば受けます。もしくはこれは出来ないからお断りする。となる。

わたしが初めて担当したO社は従業員3名の街工場、社長はぱっと見コワモテの親父である。この社長は歯に衣着せぬ男で、また言ってることは真っ当な事。たとえば、この公差では作れないので見積もりしない。S45Cで溶接するんか!アホな図面持ってくるな!とか、ステンレスの板の表面を研磨して平面度10ミクロンやて?できるところあったら教えてくれ。とか。わたし自身勉強になったしお渡しする前にちゃんと図面見てフィードバックするようになった。

この社長とは、いろいろ教えてもらった。いい経験した。そんな訳で、わたしは仕事を与えてやってるのではなく、仕事していただいている。と言う考えになったのだった。

ある設計者は、お前ら安さ優先で外注先決めるから品質も落ちるのだ。やめてくれないかと言うが、そもそもバカな設計してもっと勉強しなければならないのに資材調達が頭悪いと言う。それで誰からも指摘されずにバカ設計をまた後輩に伝授してバカ組織となる。そんな会社のウソのような設計の話。つづく…

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