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私にとっての癒しとは?

 カウンセラーを生業としていくにあたって、「人を癒すこと」「癒されること」の理解を深めていきたいと思います。
知的理解は巷にある様々な名著や言葉にお願いするとして、体験的に私は癒しをどう感じ受け止めているか言葉にしてみます。

癒された経験を振り返って

 私自身の癒しのエピソードとして、ボランティア活動のリーダーとして活動していた際、後輩との関係がうまくいかずとても頼れる年上のS先輩に相談した経験が挙げられます。その時、私は好き勝手する後輩に苛立つと共に、自分自身の不甲斐なさに落ち込み、ボランティア活動を投げ出すつもりでいました。S先輩はそんな私の愚痴をふんふん聴いた後に、「全員にとっていいリーダーである必要はないのよ。私だって出来てるようで何も出来てないし、一部の人から煙たがられてもいるからねー。大変だよねー。」と声を掛けてくれました。また、その共感の声掛けと共に、どの組織でもある人に対して好意的な2割、中立的な6割、嫌悪感を抱く2割が存在するという262の法則というものも教えてくれました。
私はこのS先輩とのやりとりを通して、「みんなに好かれるリーダーでいる必要はないんだな。というか、そんなことは無理なんだな」と気づき、後輩との関係は結局良くはならなかったもののボランティア活動に取り組み続けることができました。

癒しって、共感される体験と固定観念をほぐしてもらえること、だよね

 S先輩は厳しくもあり今でも会うと背筋が伸びるのですが、S先輩のこのやりとりを思い出すと心がほっと温まり、有難い気持ちになります。おそらく、癒しとは、つらさを分かってもらえる「こうあらねばならない」という固定観念をほぐしてもらえる、この2つの体験が含まれたものなのだと思います。この2つの体験が含まれるやりとりを私自身目の前の人に届けられますように。そして、S先輩との出会いに感謝して、今日のnoteを終えます。
読んで頂きありがとうございました!!







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