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出勤前のChillタイム:心を落ち着かせる音楽たち

最近、仕事に行く前の時間を少しでもリラックスさせたいと思って、Chillな音楽を聴くのが習慣になっています。慌ただしい朝でも、この音楽をかけるだけで気分が落ち着いて、自然と穏やかな気持ちで一日をスタートできるんですよね。特に、ゆったりとしたビートと柔らかいメロディが特徴の曲は、心地よいリズムが疲れた体や頭を癒してくれるような気がします。


① 星喫茶店 - kiki vivi lily



最近リリースされたKiki vivi lilyの「星喫茶店」を聴いて、また彼女の音楽の魅力にどっぷりハマってしまいました。福岡出身のシンガーソングライターである彼女は、ポップとソウルを絶妙に融合させた音楽スタイルで、今回はジャズやR&Bのエッセンスもしっかり感じさせてくれます。彼女のスウィートで心地よい歌声は、一度聴いたら離れられなくなるほどの中毒性があるんですよね。
「星喫茶店」は、2023年5月にリリースされたEP『Blossom』に収録されていて、舞台はまさに喫茶店。この曲を聴きながら、自分もその喫茶店の一角に座って、コーヒーを飲みながら窓の外をぼんやり眺めているような感覚に陥りました。歌詞の中で描かれる午後6時の待ち合わせ、季節の変わり目の切なさ、そして変わらない夢への憧れ…すべてがどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
特にお気に入りなのは、「セイレーンのようにここで待っていたかった」という部分。変わらないものへの憧れがしっとりと歌われていて、そのメロディーラインがまた心に染み渡ります。Kiki vivi lilyの優しい声と、モノンクルの角田隆太が手がけたアレンジが見事にマッチしていて、楽曲全体に温かみがあるのも素晴らしい。
さらに、この曲のミュージックビデオも見逃せません。Tatsuya Watanabe / BORISによるアニメーションが、楽曲の世界観をさらに豊かに表現していて、映像と音楽が一体となって心に響いてきます。ビデオを観ながら、気づけば現実を忘れて「星喫茶店」の物語に没頭してしまいました。
「星喫茶店」は、喫茶店での小さな出会いや別れのドラマを描いているだけでなく、どこか普遍的な人間関係の温かさと寂しさを感じさせる一曲。Kiki vivi lilyが持つ、独特の温もりと深さを再確認させられる素晴らしい作品です。毎日の喧騒から少し離れたいときに、ぜひこの曲を聴いてみてください。

② I Wish U Were… · Kaoru Tominaga · ZIN · Sho Asano

Kaoru Tominagaの歌声は、どこか切なくて温かい。彼女の歌詞は、愛や失恋、自己発見といった普遍的なテーマを取り扱っていて、まるで自分自身が経験したような感情が湧き上がります。彼女の歌はいつも、心の奥底に眠っている感情を呼び覚ましてくれるんですよね。この「I Wish U Were…」でも、その内省的な歌詞が本当に秀逸で、聴くたびに新たな感情が生まれます。

さらに、この曲の特徴的な部分は、津軽三味線の名手Sho Asanoが加わっているところ。伝統的な日本の音と現代のR&Bが混ざり合って、まるで時代を超えた音楽の旅をしているような感覚に。三味線の響きがこんなにモダンでかっこよくR&Bに溶け込むなんて、まさに驚きです。Sho Asanoの存在が、この曲に深みと独特の魅力を与えているのは間違いないでしょう。

ZINに関しては、まだ多くの情報がないけれど、彼の参加もこの楽曲にエネルギーと躍動感をもたらしているように感じます。特に、複雑な感情を表現する歌詞と、深みのあるリズムが彼の存在感を際立たせていると思います。

「I Wish U Were…」は、人間関係の中で感じる満たされない感情や葛藤を歌っていて、リスナーとしてはその感情の波に自然と引き込まれてしまいます。個人的には、夜に一人でリラックスしているときにこの曲を聴くのが最高。2023年の上半期J-GROOVE50選にも選ばれているだけあって、音楽の深みとその完成度は素晴らしいものがあります。

もし、まだこの曲を聴いていないなら、ぜひチェックしてみてください。R&Bやヒップホップが好きな人はもちろん、少しエモーショナルな音楽を求めている人にもおすすめです。Kaoru Tominaga、ZIN、そしてSho Asanoの異色のコラボレーションは、一度聴いたら忘れられない一曲になるはずです。

③ Sunday Morning · Ai Kuwabara · Shun Ishiwaka

桑原あいと石若駿による「Sunday Morning」。この曲を聴いた瞬間、心がふわっと軽くなった気がして、一日のスタートにぴったりの音楽だなと感じました。
まず、桑原あいのピアノがとにかく素晴らしいんです。彼女の演奏は、ただのジャズではなく、ロックやフュージョンの影響を受けた独自のスタイル。聴いていると、複雑なハーモニーやリズムの中に、どこか懐かしさや温かさが感じられるんですよね。彼女が千葉県出身だというのも親近感がわくポイント。ジャズピアニストとしての才能はもちろん、彼女の個性が音楽に溶け込んでいて、どんな曲でも彼女らしさがしっかり感じられます。
そして、石若駿のドラムが本当に驚きです。彼のドラムはただリズムを刻むだけでなく、楽曲全体を一段階引き上げているような存在感があります。クラシックと現代音楽を融合させた彼のスタイルは、ただのジャズという枠に収まらない新しさがあって、聴くたびに新しい発見があります。
「Sunday Morning」はその名の通り、静かで心地よい朝を感じさせる曲ですが、決して単調ではなく、複雑なリズムが心地よい緊張感を生み出していて、聴き手を飽きさせません。曲の中で、穏やかな日曜の朝を連想させるような瞬間がいくつもあって、カフェでゆっくり過ごす時間にぴったりだなと思いました。
私にとって、この曲はただのBGMではなく、心の中を整理するための時間をくれる音楽です。静かに流れるメロディの中で、自然と自分と向き合えるような気がします。特に忙しい日々の中で、こうした音楽に出会えることは、とても贅沢な時間の過ごし方だなと感じています。
皆さんも、ぜひ日曜日の朝に「Sunday Morning」を聴いて、リラックスしたひとときを楽しんでみてください。土曜日ですが…笑

④ PALE MOON - paris match

この曲は、リズム・アンド・ブルースの影響を受けたスローテンポの楽曲で、都会的で洗練されたサウンドが心地よく、リスナーを引き込んでくれるんです。特に、夕方や夜に聴くと、静かで落ち着いた雰囲気がさらに深まって、ちょっとした贅沢な時間を過ごしている気分になります。

「PALE MOON」は故松原正樹さんのオリジナル曲をカバーしたもので、paris matchならではのジャズとボサノヴァの要素が加わり、オリジナルとはまた違った魅力があります。スムーズなメロディとミズノマリさんのボーカルが溶け合い、耳に優しく響いてきます。

この曲を聴いていると、自然と内省的な気分になります。歌詞に込められたテーマは「過去を振り返り、新しい未来に向けて進む」というもの。日々の忙しさの中で、立ち止まって自分を見つめ直す時間を与えてくれるような、そんなメッセージが伝わってくるんですよね。特に、夕暮れ時やキャンドルの光に包まれた静かな夜を思わせる情景が浮かんでくるのが印象的で、リラックスしながらも、心の奥底に触れる感覚を味わえます。

個人的には、paris matchのアンニュイで都会的なAORサウンドがこの曲にぴったり合っていると思います。彼らの音楽は、どこか遠い場所に連れて行ってくれるような感覚があって、日常から少し離れたいときに聴くと、本当に癒されるんです。何気ない一日をちょっと特別なものにしてくれる、そんな一曲です。

「PALE MOON」、まだ聴いたことがない方にはぜひお勧めしたいです。特に、夜の静かな時間にぴったりのサウンドなので、ゆったりとした時間を楽しみたいときに聴いてみてください。

それぞれの曲がもたらす異なる感覚を楽しみながら、少しでも心を癒してもらえたら嬉しいです。ぜひ、日常の中で自分のペースでリラックスできる音楽を見つけてみてください。それでは、また次回も素敵な音楽をお届けします!

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