私が洋楽を聴き始めた理由。

私の趣味はラジオ。
DJさんの軽快なトークも好きだが、何より音楽との出会いがたまらなく快感。
何気なく聴いてたラジオから流れてくる曲に、(なにこの曲。。。!!)と心を奪われることがある。
それこそが「ラジオ」の醍醐味だと思っている。

そして生まれて30数年、私は邦楽ばかりを好んで聴いてきた。
特に好きなアーティストは特定していない。
「その曲」が好きだと思って聴いているから。
メロディーの感じも大切だが、歌詞を1番重視して聴くことが多かった。
私が好きになる曲=歌詞が好きな曲、という式が成り立つと言っても過言ではなかった。

最近Spotifyに登録したが、あれは非常に便利だ。
Spotifyが勝手に私の好きそうな曲を次々流してきてくれる。
(懐かしいな、この曲むかし聴いてた!)とか、(この曲なんか好きだなぁ〜)ということが続き、まるでラジオの音楽に出会う感覚に近かった。
そして私はすっかりSpotify信者になった。

それでも最初は邦楽ばかりを聴いていた。
たまーに洋楽が流れて来ることもあったが、だいたいスキップしていた。
そんな私が今では洋楽のプレイリストを聴いている。
正確に言えばSpotifyが私用に作ってくれた洋楽プレイリストとでも言うべきか。
ではなぜ私が洋楽を好んで聴くようになったか。

それは『歌詞の意味が分からないから』である。
えっ?と思った方も多いだろう。
私は歌詞を重視して曲を選んできたと先に述べている。
矛盾しているようだが、音楽の聴き方がまるで変わったのだ。

今までは曲の世界観を求めて、考えながら聴くことが好きだった。
だが、最近の私は色んなことに疲弊してしまっている。
元々得意ではない人間関係が上手く築けず、自分の思ったことをつぶやくためにSNSを始めたのに、気付けばストレスばかり。
自分の望まない情報が次々と流れてくることが耐えられなかった。
完全に自分の中で「情報過多」を起こし、悲鳴をあげていたのである。

そんな時にふと洋楽が流れてきた。
私は英語は苦手なので、歌詞の意味は分からない。
メロディーの心地よさだけが身体の中に沁みこんだ。
情報過多の私には、メロディーしか入ってこない感覚がぴったり需要と供給が合致したと感じた瞬間だった。

それからというもの、洋楽が流れてきてもスキップすることはなく、ついに洋楽のプレイリストが出来上がったという流れである。
このnoteを書いてる今も洋楽を聴いている。
どんな意味の曲なのかは分からない。
誰が歌ってるのかも分からない。
それでも私の頭と心の中に、スーッと新しい風が入ってきたのだ。

今風に言うなら、洋楽が私を「ととのえて」くれると言えば分かりやすいだろうか。
これからも洋楽に癒されて過ごしていきたい。

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