職場での『困り事』を言語化してみたら、しょうもない内容になった

2024年4月18日 10:15

良ゐ子の皆さんこんにちは！ASD慈岳サンですよー！

さて、先日主治医から宿題を出されました。その日の診察で「職場での困り事は何か、困ったときの気持ちはどのようなものか」と言う趣旨の質問をされ、「特に何もないし何も思わない」と身も蓋もない回答をしたのです。

そしたら次までに考えて来いとw

人として人と生きている以上何もないはずはないのだから、今後の治療のためにも言語化しなさいってことなのでしょうな。ちょっとやってみますか。

私が「何もない」と言うときは、『わざわざ報告するようなことは』『特筆すべきものは』何もないという意味です。「休みの日は何してたの？」と聞かれて、「何もしてない」と答える感じですね。

もちろん何もしていないわけがありません。書道の研究、歌の稽古、読書、note徘徊、ゲーム、料理、将棋、昼寝、晩酌、変顔、うんこ、息……何かはします。でも人にしゃべって面白いようなことは何もしていません。

そんなこんなで私はいつも『何もしてない人』なのですが、今回の主治医の質問への回答も同じノリでした。しかし、医師は世間話ではなく『明確な目的があって』聞いているわけですから、甚だ不適切な回答でしたね。

やっと本題。慈岳の『困り事』

では医師の質問に添う形で、職場での困り事を書いてみませう。

私は口頭で情報を受け取るのが苦手なため、耳頼みとなる電話は鬼門です。メモ魔ノート狂であることが幸いして普段はさほど困りませんが、周りでしゃべられたり、コピー機を使われたりと雑音が入ると、メモを取りながらでも抜け漏れが発生します。

マルチタスクの無理っぷりは、お口単体でも発生します。食べるかしゃべるかどちらかしかできません。以前は昼食を食堂で食べていたのですが、人から話しかけられるのがストレスで食べなくなりました。たまに食べるときも必ず1人で、誰もいない部屋を選んでいます。

人にモノを聞くなど、用事があるときの第一声が「すいませぇーん」の人いるじゃないですか。私は名前を呼ばれないと気付きにくいので結果的にスルー。しまいに「すいませぇん！！」とぶちぎれられます。キレながら謝る意味が分かりません。

外は雨です。見たら幼稚園児でも分かります。「雨ですねぇ～」。はい雨ですねー以上終了。また業務中でも、必要事項が記された書類を渡されて素直に説明を聞いていたら、書類を見れば分かることばかりだったときのやるせなさ。

何か頼みごとや提案があるとき、私は相手の立場が何であれ言うだけ言います。良いかダメかは相手が決めることなので、断られても全く気にしません。このとき困るのは私ではなく、『断れない性格』の人。そのため、ノーと言える人とにか言わないようにしています。

私は嗅覚過敏で、一般的には『芳香』と呼ばれるものが苦手です。職場は香水など強いニオイのするもの禁止なので、女性がクサイということはありませんし、男性方も身綺麗で清潔。しかし、接客にあたるときには相手によってはニオイで体調が悪くなります。なぜか和香は大丈夫。むしろめっちゃ好き。

視覚優位で目から入る情報の処理は得意なのですが、せわしなくデタラメな動きをされると酔います。脳内で弾き出した予測が通用せず、それでもその支離滅裂で激しいジェスチャーを処理しようとしてリソースは視覚に全振り。耳は『休業』状態。もはや会話とか無理です。

私は『キャッチボール』ができないだけで、人前で講義や説明をすることは苦になりません。周りはキャッチボールではなく『人間を相手にすることすべて』が嫌いだと認識しているフシがあるのですが、『自分のターン』が明確に区切られる場面では普通に話せます。

探したらいろいろありますね。ひとつひとつは幼稚でしょうもないネタです。このレベルの『困り事』であればある程度対策できたり、無理でもガマンできたりします。

ところで、医師の質問は「職場での困り事は何か、困ったときの気持ちはどのようなものか」でした。先ほどはここにあまり答えていません。それこそ「特に何も」ですが、強いて挙げるとするならば、

うざい、だるい、めんどくさい、くっさ。
……なんとかせねば。

原因が幼稚なら気持ちも幼稚です。瞬間的に思って瞬間的に冷却され、逃げ方を含む対処法を考えにいく。そんな感じでしょうか。そして寝たら忘れます。私の困り事は他人が関わるものが多いので、思い詰めても仕方ないですしね。

今回はこんなところで。次の診察まで覚えていられるかな？w

おしまい

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