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地球温暖化時代を生き抜く Ⅳ                ♣果たして温暖化は本当に悪なのか♣

黒豹コメント:

温暖化には脅威論と懐疑論があるが、ここでは現政権が支持する脅威論に基づき話を進めます。

背景:
40年に渡り職業として温暖化防止に取り組んできましたが、今起きている、💀温暖化の比ではない重大な事態を前に、再考の必要性に至りました。

★温暖化は自然現象、という仮説★

温暖化には自然的要因人為的要因があり、現在の温暖化は後者である18世紀後半の産業革命以降の人間活動が引き起こしたとされている。
だが、もし産業革命が起きなかったとしたら、日本は明治維新に至ることはなく、延々と江戸時代が続いていた可能性もある。近代文明は誰かが意図的に作り上げたものではなく、人類の本質的な進化の姿であり、人間も地球自然の一員と考えれば、全ては自然の流れとも考えられる。従って、現在の温暖化は自然現象と捉えることもできる。

温暖化は嫌われる言葉の代表格であるが、検証の必要性もある。

その一:
ミランコビッチサイクルによれば寒冷化へ向かう可能性はゼロではない。地球が氷河時代(北極・南極に氷が存在する状態)の内は、食糧が枯渇する寒冷化より、温暖化の方がはるかに人類が生き延びられるチャンスは大きい。
(但しこのまま温暖化が進めば、1万年後(筆者計算値)に北極・南極から氷が消失し、海面は60m上昇(筆者計算値)する。㊟5000年後説もある)

その二:
💀温暖化の比ではない重大な事態、
それは言うまでもなく、今、現実に起きている残酷な人間同士の殺し合い。眼が閃光で焼かれ、脳漿が飛び散り、爆風で引き千切られた手足が宙を舞う戦争の現実。この人類最大の愚行が停止する気配は見えず、益々拡大の様相。

もしかしたら、温暖化がこの惨劇を止めることができるかもしれない。
(ここまで人類が愚かだとは思いたくないが。。)

近代戦争は、ほぼ全てがコンピューター技術を駆使した戦い。
現在、夏場の気温は最高でも40℃前後。パソコンの温度条件は5℃~35℃だが、空調で冷却され問題はない。だが、これが50℃~55℃まで上昇すると、エアコンがダウンするケースが出てくると同時に、屋外でのパソコンやスマホの使用が難しくなってくる。これはそっくり、屋外でのドローン制御やレーダー制御、ミサイルの標準制御が困難になることを意味する。少なくても夏場のハイテク戦争は不可能となる確率が高い。
またその頃は、軍の陰の最高司令官は生成AIとなり、ビッグデータを高速処理するAIサーバーの冷却も懸案事項となるでしょう。

<参考:電子機器の温度条件>
パソコン:5℃~35℃程度。CPUの動作温度:上限は70℃前後
マザーボード:0℃~50℃。ハードディスク:0℃~55℃
ブロードバンド・ルーター:0℃~40℃ サーバー:上限35℃
携帯電話の推奨周囲温度:5℃~35℃。DVDレコーダー:5℃~40℃
エアコンの外気温の上限:43℃(JIS基準)。最近は50℃対応も。

★視点を広く持つことが重要★

数億年単位の地球の歴史を見てみると、実は、気候変動も戦争も今始まったことではない。生物絶滅に至る温暖化は何億年も前からあり、全球凍結という超寒冷化も起こっている。戦争に至っては、人類始まって以来、無数に起こっており、殺戮と異文明の破壊は数えきれない。

ただ、悲観する必要はないと考えます。

温暖化も寒冷化も、強いて言えば戦争も、神が地球に創造した人類が築き上げてきた文明の表裏一体を成す、自然の姿かもしれない。
だからこそ、命のある限り、芸術、音楽、文学、スポーツ、友だちや仲間との交流など、人間だけがアクセスできる世界を大切に、一瞬の輝きを求め、希望を持って生きて行くことが大切なのだと思います。

※盲目的な脱炭素政策が、この度の戦争に繋がった可能性については次回投稿予定の記事「日本のエネルギー戦略について」で触れたい思います。

最後に:
本記事は決して脱炭素推進を否定するものではありません。盲目的な行動は往々にして絶望に繋がることは、過去の歴史が示す通りです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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