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オーディションにおける公平性とは。

どうも、株式会社DELTA-V代表取締役の上杉です。昨日まで世間は三連休でしたが私は弊社バーチャル事業部の彼是の対応を行っておりました。簡単に述べるとDELTA-Vオーガナイザーと契約している公式枠個人Vの方がDELTA-Vイベンター運営に凸してきて以降の一連のトラブルを対応していました。本当はそういうのは従業員…特に正社員はそれぐらいエスカレーション不要で対応して欲しいものですが困ったものです。今回はそのトラブルの根底にあるDELTA-Vイベンターが主催する『プレミアム個人Vオーディションイベント』の「公平性」を解説していきます。内容を正確に伝えたいので、まず前提情報をそれなりのボリュームで記載するため長文になりますがご了承ください。

■前提① / 公平の定義
今回取り扱うの「公平性」は『プレミアム個人Vオーディションイベント』にて2年前…細かく述べると1年前ぐらいからイベンター運営が強く定義しているコンセプト的な「公平性」になるので、所謂googleで検索して出てくる下記画像とは少しズレてくると思います。下記の画像自体も日本国の「平等」の定義とは異なっているので「正解」ではなく、日本国世間で憲法及び法的に設置されている「平等」と「公平」は画像とは逆です。生活保護制度のような制度をひとつとっても画像とは逆の言語認知であることが伺えます。

googl検索で「平等と公平」を検索した状況

■前提② / プレVの基礎ルール
『プレミアム個人Vオーディションイベント』はSHOWROOMやOPENREC.tvで開催されている有償ギフトを中心としたポイントによる純正ランキング制のVオーディションイベントです。1位になった配信者は特典としてキャラクターリソースを貰えるイベントで、基本的にはSRやORで活動する個人Vの創出を目的としています。「純正ランキング制」というのは最終審査や特別審査と言ったイベンターや審査員のようなリスナー以外の人等によるフィルターが入らないイベントになっております。企画当初コンセプトも「100%リスナーが決めるオーディションイベント」という感じです。

■前提③ / 凸した人はどうなったのか?
とりあえずの発表は公式からされているので下記アカウントがポストしている内容をご確認ください。

https://twitter.com/DELTAV_virtual

契約解除になった該当の人物を「Aさん」とさせていただきます。当初トラブルが発生した日には私は個人Vは人格/性格が良かろうが悪かろうがその人の自由ですしその人の人生はその人のものなので、Aさんを公式枠の「契約解除」する必要は無いのではとX上でも申し上げておりました。現にDELTA-Vオーガナイザーだけではなく、SRバーチャルのV配信者には一癖二癖ある方は普通にいます。別社オーガナイザーに所属する配信者やリスナーからDELTA-V社公式枠配信者にクレームが来ることもあります。それはケースバイケースで状況を調査確認し対応を決めています。Aさんに関しては翌日にかけて他の配信者の名誉に関わることや明らかな虚偽事実を流布する行動をX上にて行ってしまい擁護しきれなくなったという状況でした。公開されていない事象も含め、Aさんのポスト上で行動と言動と一致されていないことが多々あり配信者やSRリスナーからも問合わせが複数来ていましたので、オーガナイザーとしては早急に対応したという状況です。その後DELTA-V社のブラックリストに追加され出禁ステータスであることもこちらに記載させていただきます。

■前提④ / なぜ「インターネットボクシング」をやるのか。
長くSRバーチャルを見ている方はもう私のスタンスをご存じの方はご理解頂けているかと存じますが、私はインターネット上で匿名アカウントが反撃できない企業アカウントや公式アカウントを叩く行為を好きではありません。自分自身が複数回そういった経験に遭ったこともあるのですが、そういう方って顔と名前出して事実付き合わせて議論と検証できるのでしょうか?…まあ、できないです。

「撃って良いのは撃たれる覚悟がある者のみ」

…というアニメキャラクターの名言があるのですが、本当にその通りで私は上記言葉を重きに置いております。そんな中で、私のネット上でのスタンスが確立したのが5年前ぐらいです。弊社範囲で事実を捻じ曲げたりしている方がいれば直接公開の場で伝えるようにしています。勿論、その対象が公開の場で発信していなければそんなことをする必要がありません。公式発表にも記載されているのですが、契約書にも違反行為が記載されているのでやってはいけないことは事前に明確にされています。

私自身も契約解除になった人は言動と行動はおかしいとは思いますが、そういうポケモンがいるのはなぜだろう?ぐらいにしか考えていません…が、個人Vは自由で良い一方それは自分のリスクで自分のコミュニティを構築し自分で生きるというのが筋だと考えています。他人の資産である企業のインフラやコミュニティにフリーライドするのではなく、それが自分のYouTubeチャンネルであればそれで良いのではないでしょうか。

■前提⑤ / オーディションイベントで必要な公平性
『プレミアム個人Vオーディションイベント』はあくまでもライブ配信プラットフォーム上で行われる「競争」となります。前提①でも記載した通り、インターネット上によく置かれている公平の画像は、能力がデコボコの人達を一律の能力に整えて同じスタートラインに立たせる図を「公平」の定義として置いています。しかし競争の原理においての「公平」はオーディションイベントの場合はデコボコの能力である参加者に対してフラットに対応する必要があります。例えの話になりますが、参加者A/参加者B/参加者C…の3名がイベントに参加していたとして、参加者Cがコミュニケーション能力が低い方だったとします。その際にイベンター運営は参加者Cに対して個別に特別な対応をしてはいけません。運営に質問してきた場合は参加者に対するカスタマーとして対応を行えば良いのですが、オーディションイベントではイベンター運営が気を遣って参加者Cのコミュニケーションを引き上げるようなことはしてはいけないのです。それはマネジメントになってしまいますし、相対的に参加者Aと参加者Bの能力の努力値を無に帰すことになってしまいます。プレV等のオーディションイベントでは参加者はイベンター運営との専用discordが用意され、全体及び個別に連絡ができる環境があります。これまでも並以上のコミュニケーション能力を持つ方は全体もしくは個別にイベンター運営に連絡を行う方は普通にいらっしゃる状況で、例えばルールの不備や想定外の配信者の動きがあった場合はイベンター運営の方で協議し対応を決定した後に専用discordで全体にメンションをつけ、参加者"全体"にアナウンスを行っております。(2月のSRで開催されたプレVも同様の運用で対応されていました)

純正ランキング制のオーディションイベントでは「結果」を決定できるのは絶対的に「リスナー」であり、イベンター運営は過度に参加者に有利な情報を案内してはいけない…という方針で運営しております。技術的な質問においても最低限に留めておりまして、なぜそうなったかはSRバーチャルでプレVをご覧のリスナーの皆様には説明不要かと存じますが、オーディションイベントにおける公平性を追求した結果となっています。

■何が問題だったのか?
前提が長く読みにくい文章で大変申し訳ないのですが、やっと本題に入れます。ここからは該当のオーディションイベントも終了しているので公式声明には書かれていない部分や本質的な問題を読者の皆さんに突き付けるので一定の覚悟を持ってお読みください。"イベンター運営もSRリスナーも馬鹿ではない"という証明を自分自身が行いたくnoteを書いております。先日の一連のAさんの件における問題は大きく分別すると下記の2点かと存じます。

・イベンター運営への陳情を越えた意見反映の要求及び関与
・事実とは反する虚偽情報の流布(※本人発信ではなく情報流布と認識)

上記に分別される「イベンター運営への陳情を越えた意見反映の要求及び関与」なのですが、X上を見ているとAさん自身やAさんに突っ込みを入れている方々が言及されていたのですが「言い方に問題がある」「言い方に問題は無い」というのはイベンター運営にとっては比較的どうでも良いことだと(上杉は)考えています。Aさんの性格や物言いがきつい等はAさんの人格性の問題であり、そのままでも良いし嫌なら変わっても良い…Aさん自身が昇華されれば良い話です。本質的な問題は「イベンター運営としてのフラットな対応に対する破壊行為」が問題なのです。まず…

『Aさんには特定の応援している参加者(推し)がいる』

…という事実があります。これはイベンター運営もSRリスナーも該当のオーディションイベントを見ている方は大体把握している客観的事実であります。その上でAさんがイベンター運営に意見反映を求めていたタイミングではAさんが応援している参加者の方はランキングでは1位ではありませんでした。また、前提⑤でも述べさせていただいたようにルールに関するアナウンスは専用discordにて全参加者にアナウンスされています。Aさんをはじめ、リスナーに至る部外者の方はこのdiscordは当然見る事ができません。Aさんがイベンター運営にご意見された内容は客観的事実や証拠リソースの添付も無かったので、イベンター運営としてはそれ自体で動けない…むしろ動いてはいけない内容だったのですが、ここまで記載させていただいた内容でご理解いただけるかと存じますが、Aさんの本質的な目的としては(本人が意図しているかの確認はできない前提で)現状のランキング順位に影響を与える、その先を言えば、結果的に自分の応援している参加者を有利にし1位にするor1位に近づける意図を含む意見なのです。Aさんの意見の情報元やイベンター運営が把握するその時の状況、各方面から来る情報等を加味すれば判断できる結論となります。Aさんに限らず、配信者やリスナーから通報や問合せが来た場合、具体的な証拠の提示や時間場所などの情報を確認する必要があるのですが、それ以上に気をつけなければその通報の「意図」を読み解くことだと考えています。私も許可を出していますが、Aさん自身がポストされていたスクリーンショット内のイベンター運営担当の対応はそれ故の対応となっています。

イベンター運営は純正ランキング制のオーディションイベントを運営するにあたり、誰かの恣意的な意見に偏ってはいけません。本noteに記載した内容は(本記事を読んだ後であれば)Aさんも否定すると思いますし、(本記事を読んだ後であれば)いくつかの方便を作ることができるかと予測できます。「プレミアム個人Vオーディションイベント」はおよそ2年程展開されていますが、SRのVオーディションイベントはSRリスナーからのご意見もあり昨日今日で構成されたものではなく、それなりの歴史を重ねてルールやオペレーションが構築されています。今回の件はイベント開催時にリアルタイムに通報含む情報が複数来ており、Aさんへの対応もイベントに対して影響最小限とすることができたと考えています。SRリスナーもしっかりイベントの流れを見ている…相互監視ができている適正なコミュニティであると改めて感じております。

■まとめ
ぶっちゃけた話をするとAさんはただ単純に応援している参加者に有料ギフトを投げまくっていれば、何も今回の様なことにならなかった気がしています。それが純正ランキング制によるオーディションイベントの原理なのですから。誰も文句は言わない、SRはそういう場所なので。今後もDELTA-Vイベンターの「プレミアム個人Vオーディションイベント」は今回記載した方針を貫いていくと考えます。ただ、2024年4~5月に事業ブランドの統合整理…「DELTA ORGANIZATION」への以降があるので、イベントのパッケージは変更されていくかと存じます。3月にはORの方で「プレミアム個人Vオーディション ~春のV祭り~」というオーディションイベントもございますので、ご興味あれば情報をチェックされてみてください。

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