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おもに毒戦そのほか見たアニメなど。冬は切なくなる季節。

お気に入りの映画に出会ってしまいました。
だいぶ前の韓国映画。
見てなかったの?という声が聞こえてきそうです。
そうです、見ていなかったのです。
・・・・・毒戦を、私は見ていなかった!


①毒戦

スタイリッシュなノリで進むドライブ系韓国ノワール映画。
見終わったころには静謐さの中からあふれ出す深い情緒に包まれている。
印象的なシーンがいくつもあって。
久々に萌えを堪能できました。
・黙りこくっていたラクが、犬が傷ついたと知って顔を上げるシーン
・氷水からあがったチーム長に対して「夢です」と言うシーン
・田んぼの中でのお葬式。地面に頭をつけたまま目を瞑って、ずっとそうしている。お線香はたばこ。
・たんぼの中での食事
・でかい音量の音楽。振動でノリノリになる兄弟。工場の外で夕日を眺めるシルエット。塩工場の仕事は続く。
・信じていませんね、平気です、チーム長を信じます
・グルーブ感満載のバトルシーン。若干、適当感はある
・結局みんな死んじゃうんだ、、、さすが
・ハリム、、、ハリムの奥さんは、、、中毒症状か?
・ビニールハウスの中で。「おまえは誰だ?」「僕は誰ですか?」アイデンティティの欠如した若きヤク売り。チーム長の眼差しがなんともいえぬ、、、
・ブライアンを詰める時のヨンナク。私情がたっぷりの怒り。工場を破壊するわ育ての親を殺すわ犬も傷つけるわ。僕になれると思ったのが勘違い、命知らず、と言った時の表情でちょっと、実は彼が麻薬王だった設定に実感を感じましたね。あの時の表情がなかったらちょっと、ほんとに彼が、、、?みたいな感じになったかもしれないけど。
 ブライアンを詰めて痛めつける時の、冷え冷えとした目で、軽蔑と怒りと侮蔑と恫喝と、あれがあったから説得力が出たなという感じ。
 「イメージは守らなければならないのに。センスも何もない。だから父親に見下されたんですよ」
 見下されて結局、父親を殺すしかなかったブライアン。
 父親と対等になれなかったんですね。
 「現実が腐っているから、報われたくて嘘をつく。胸が痛む話ですね」
 この映画で何度か繰り返される言葉。
 この世は腐っている。だからヤクをやる。
・チーム長は気が付く。
 彼がイ先生だったということに。
 何年も追い続けた存在。捜査のために何人も犠牲にした。
 イ先生の正体を暴くためだった。
 そして、気づいた、彼がそうだと。
 自分が何年も執念をかけて追い続けた存在が、あれだったのだ。
 まるで捨て犬のような目をした。
 虚無感と孤独でたっぷりの若い青年。
 チーム長の表情がなんともやりきれない、、、
 再捜査したいと言うが、「世間知らずだなおまえは」と跳ねのけられる。
 チーム長は北へ向かう。
・とても美しい、白の俯瞰風景が映し出される。
 ここからラストシーンまではどれもとても美しい。
・車を運転するチーム長。とても頼りない表情をしている。
・僕は誰?
 ラクの人生の中心にあったのは、いつも一つの問い。
 自分がわからないまま、麻薬を作り続けてきた。
・凍った湖、白い山脈、ポツンとある小屋、暖炉、元気になった犬、温かいコーヒー、机の上に置かれた銃。
・白い風景は郷愁を誘う。まるで過去と向かいあうためだけに存在している場所のように
・「人生で幸せだったことは?」
あの表情をどのように解釈するかは完全に視聴者にゆだねられているのだと思う。
映画は観客のもの、観客に手渡したあとはもう、観客の自由に、とは時折、製作陣や俳優から聞く言葉。
けれど思うあの表情に言葉をつけようか?解釈を付与する必要があるだろうか?
ただ、何もない目でチーム長を見つめた。
そう、彼の人生には何もなかったけれど、目の前にはチーム長がいる。
ただそれだけ。
頑張って麻薬を作り続けてきた。そして上り詰めた。けれどブライアンのようなやつに色々と壊された。警察の懐に入り込み復讐に成功した。ブライアンによる勢力塗り替えを阻止したのだった。それだけ波乱万丈な毎日がありながら、けれど何もなかった。
チーム長は?長年追い続けた麻薬王が悪い人相した極悪非道人ではなくて、思わず感情移入してしまうような青年だったらそれは戸惑うだろう。
そして費やしてきた人生を考えるとやはり決着をつけないといけないような気もしてくる。
チーム長は完全に失敗したし、イ先生に負けたのだと思う。
そうして北にやってきた。
仮にラクをその手で殺せたのだとしても、チーム長が負けた事実に変わりはない。
ラクがチーム長に対して言うことはいつも同じ。
「イ先生を摑まえると言った、あなたを信じます」
「僕は誰ですか?」
チーム長はいつも答えを出せなかった。
信じていないと言いながら信じるしかなく、ラクが誰であるかを言えなかった。

最後、小屋からだんだんとカメラが離れてゆき俯瞰になり広い広い白が映し出される、そして暗くなり、低い四つ打ち低音が鳴りだす。
とてつもない余韻。
言葉で語り過ぎなかったからこそ残る、余白の醍醐味。

②毒戦2

Netflixで配信がきた毒戦2。
ただのエンタメ作品になっていたのでさらーっと見ました。
見事にさらっと見てしまった。
1を見てなければ普通に楽しめただろうなと思う作品。
ジュンヨルが足りない!!

③355

美人でスレンダーな美女たちがクールにスパイ業務をこなす映画。
みんな綺麗でカッコいいんですよね。
体もぱきぱきでアクションもパキっとしてて、撮影場所も豪華なので眼福でした。
逆に言うと、それ以外に特色はなし。
豪華アクションを豪華女優がやっているってだけ。

④ぼくのデーモン

映像が綺麗で、退廃した世界観が心をくすぐるNeflixアニメ。
デーモンの綺麗なのかキモイのかグロイのかかわいいのかよくわからないビジュアルも魅力。
剣斗がただのいい子すぎて少しつまらなかったですが、アナがだんだんとかわいく見えてくる謎。
まじで謎。だんだんとたまらなく愛くるしくなります。
最後らへんでイケメンデーモンが出てくるのですが、彼が恨みと怒りを秘めたイケメンでとても良かったです。

⑤にじいろカルテ

相関図・キャスト|木曜ドラマ『にじいろカルテ』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)
Netflixでみました。
難病になった医師が田舎にきてほのぼのとした生活をする中で癒される話。

単純に田舎での暮らしが楽しく美しく描かれていてなんかそこそこ美味しそうな食べ物とかも映ったりしているので作業BGMとして見るのに最適でした。
高畑充希の歌声が柔らかくて素敵だったのと、高畑充希が生活をしてたあの一番上の階がなんか少女の浪漫を詰め込んだ感じで良かったです。

ぶっちゃけ脚本は大したことないです。

⑥陰陽師

Netflixで配信が始まった夢枕獏原作のアニメ化。
晴明はクールで素っ気ないキャラ設定。
思ったよりも晴明と博雅のBLだった。
道満がビッチ風陽キャ女性になっていたので、若干、ビッチに振り回される青年晴明感を感じられてそれもそれで萌えたけど
道満が男だったらもっと濃ゆいBLになったのにな~なんて考えた。
黒丸とお姫様がかわいかったです。
天真爛漫なお姫様に振り回される晴明はもっと見たかったですね。

冬は切ない季節

すっかり切なさが板についてきた冬です。
毎朝寒い思いをしています。

冬に聴きたくなる曲。

Astrid S - Breathe

どこか切ない。


Massive Attack - Teardrop 

この世に存在している全ての美しさを小さな箱の中に閉じ込めたような。
静かで温かさのある名曲。

Jonas Blue ft. Dakota - Fast Car

かの名曲をJonas Blueがリミックスして大ヒット。
モダンでどこか都会的な空気と切なさがいい感じに混ざってなんともいえない気持ちになる一曲。

Jonas Blue - Perfect Strangers ft. JP Cooper

jonas blueの作るサウンドは温かいですね。

ここだけのきわいどい話(日本編)

韓国の有名MCが秋葉原のアダルトショップめぐったTENGAに取材に行ったりAV女優にインタビューしたりするNetflixの作品。
相沢みなみさんて綺麗ですね、、、

寒い冬を乗り越えるためにおうちの暖房をONにしました。
夏はただ鬱陶しいだけだった窓からの日差しも、今は温かさを感じてとてもよい。
年末年始まで走り抜けたいです。

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