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住みにくさも愛せるかな

大学3~4回生の時に住んでいたワンルームの部屋は、とてもじゃないけど住みやすいとは言えない部屋だった。

ベランダがなく、窓は1か所しかないから換気がなかなかできない。
室内干しで、布団も干せなかったな。
天井が高く、高すぎて冬は寒い。
下の階が外と面する駐輪場になっていたため、冬は外気との温度差で床が結露する。
おかげでカーペットを敷いたらびちょ濡れ。
カーペットを引かなければ冷たすぎる。少し湿り気もある。
木製の本棚は裏がカビ生えてたなあ…

プロパンガスだったので、ガス料金が高すぎた。
週に1回湯舟を溜めるだけで、お財布を苦しめるには十分すぎた。
玄関が仕切られていなかったので、マットを敷いていたが、掃除が大変だったりした。
なぜかキッチンの隣に洗濯機置き場があった。キッチン使いづらかったなあ。

あとは壁紙が画びょうが刺せるような素材じゃなかったから、インテリアも楽しめなかったな。冬場はテープで貼っても結露で濡れてるから落ちてくるし。
壁紙の一部が剝がれやすい素材で、突っ張り棒を付けてたところはべろべろに剥がれてたな。退去時にしっかりもぎ取られた。
駐車しづらい場所に建っていたから、引っ越しのときは大変だったな。
近くに消防署があったのと、道路が広かったから、昼夜問わず、サイレンの音や、トラックの音が響いてたなあ。

良かったところは、ロフトベッドとその下がクローゼットで、靴箱も高くて、収納には困らなかったな。
キッチンは狭かったけど、IHだったから、使いやすかったな。キッチン回りも収納スペースたくさんあった。
駐輪場は屋根の下だったから、雨に濡れる心配なかった。
あとは壁が厚くて、隣人トラブルの心配は一切なかった。
建物の構造上、保険の勧誘とか宗教勧誘とか、入りづらい作りだったから、突然の訪問者に驚くこともなかったかな。

などなど、圧倒的にネガティブポイントの方が多かった家だったんだけど、
毎年楽しみにしてたのが、窓から見えるイチョウの木。
自分の窓の前だけに綺麗に色づいたイチョウの木が現れて、
東向きの部屋だったから、朝日に照らされたイチョウがとても綺麗だった。
ちょうど去年のイチョウシーズンは卒論と戦っていたころなので、毎朝イチョウの木を見て、
「よし、今日も戦うぞ~!」って元気もらってた。

今の部屋は北向きだから、窓から光も入らなくて、窓を開けても駐輪場。
朝いちばんに目に飛び込んでくる景色って、いかにパワーをもらえるのか実感するなあ。

今の部屋でも住みにくさも愛せるようになるくらいの推しポイントを見つけたいな。

いよいよ師走。年末まで突っ走るぞ~!


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