0(1日1雑学)
ゼロ、レイ、
なんと読むことが多いでしょうか?
これ、使い分けにはきちんとルールが
あるのです。
なんでも、ゼロは、インドで生まれた概念が
ヨーロッパに伝わり、英語zeroになったもの。
零(れい)は、それが中国に伝わって
生まれたもので、一つ目の違いとして、
英語と漢語の違いがあります。
しかし、前後の言葉が英語なのか日本語なのかで、前後を統一させるために「ゼロ」と「れい」が使い分けられている訳ではないのです。
例えば、天気予報の降水確率「0%」は、
必ず「れいパーセント」と読まれます。
降水確率は0%から100%まで10%刻みの値で
発表されており、10%未満の値は四捨五入
されるため、確率が5%未満の時は「0%」と
発表されるのです。
「ゼロ」も「れい」も共に「皆無」を意味するが、「零細企業」というように「零(れい)」には「わずか」「きわめて小さい」という意味も
あります。
降水確率「0%」は、雨の降る確率が限りなく
皆無に近いという意味なので、
「ゼロパーセント」ではなく「れいパーセント」と読まれるのですね。
少し、余白を残してるわけですね。
時刻の「0時」を「零時」、気温の「0度」を「零度」、点数の「0点」を「零点」というのも、それ自体が存在しない訳ではないからと
いわれてます。
ただし、「時」や「度」「点」が日本語である
ためともいわれ、正確なところは
定かではないのです。
「ごみゼロ運動」や「自己ゼロ運動」のように、全く無い状態を目指す場合は「ゼロ」が使われていますね。
しかしながら、一般の会話で使用される「ゼロ」と「れい」の違いは、響きや言いやすさによって使い分けられる事が多く、必ずしも
上記の通りではないようです。
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