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「わたしなんて」その魔法をどうか忘れて

自分なんて
僕なんて
私なんて
俺なんて

聞いてると悲しくなってくる

可能性を全て無に帰す魔法のことば

生まれたときには知らなかった魔法のはず

その魔法を使えば楽なのかもしれないけれど

私は聞くたびに悲しくなってその魔法をその人に伝えた全てに怒りが湧く

その全てを滅ぼす魔法をどうか忘れて

君たちの自信を否定したモノはなんなのか

君たちの暖かな心を凍てつかせ自身を虐めることを学習させたモノはなんなのか

その魔法をなぜ聞き入れてしまったのか

そのバケモノはどんな形をしているのか

しっかりと目をかっぴらいて見た後に、その魔法を使わない判断をどうか自分に下して

その言葉は伝染する


今から10年前、虐待が加速する中、とある子供も同じ魔法を使いました

その魔法を覚えたからか、今まで唯一の味方であった子供自身まで敵になってしまいました

そんなことをこの記事を書きながら、

あぁ、あの魔法は一度だって使ってはいけなかった使わなくて済むのなら

その魔法の威力を覚えている私は思います


さてさて、その魔法ですが、使いたい人は使ったらよいと思うのです。

私にその魔法を禁止する力もないです。

ただこれだけは言っておきたいのですが、全てを滅ぼす魔法ではなく、全てを創り出す魔法を覚えたほうが楽しくなるとは思いませんか?どうせ同じ刻を生きるなら。

あの時の、
とある子供に声をかけられるとしたら、

「その魔法を使ってよいよ。
必ず遠くない未来、君が君のためにその魔法を忘れさせてくれるから」

その魔法はお守りでもあり免罪符でもありますから、使っちゃいけないなんて口が裂けても言えません。ただ、必要がなくなったら忘れることをお勧めしますよ。

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