若い子であるということを忘れていた反省
今日は仕事の話。
育てる側として反省した話です。
自分の導き育てる力量のなさが恥ずかしい本当に。
同じ課の彼は若く、優秀で、仕事に慣れるまではメモも手放さなかった真面目さも持っています。
当然吸収するのも早く、最近はこちらは彼の案件については要所要所のスケジュール管理をしていれば、あとは彼自身の進め方で支障がないほどです。
詳しくは残しませんが、今日はそんな彼が「えっ、そんなことを!?」ということがありました。
それはとても段取りとしては疑問が残るのですが、事前にわたしに確認しなかったということは「よかれと思って」「聞くまでもなくそれを正解だと思った」ということだと推察します。
夫に聞いてもらったところ、
「今の若手はそんなもんだよ。なにかあればすぐに連絡を取り合える環境しか知らないから段取りがさほど大きなウエイトを占めていない」
と言われて、ほほう、なるほどなと思った次第です。
ただ、プライベートならともかく仕事ではできるだけ先方の無駄足を減らす意識も持っていてほしい。
今日はそこまで話しませんでしたが、彼は優秀なのでそういう視点も持てたら最強なのではないかと思っています。
でも、忘れてはいけないのは彼はまだ社会人になって間もないということ。
先代の市川團十郎さんが、息子さん(今の團十郎さん)について、「荒く削って、磨くのは後でいい」と生前に語っていたことを思い出しました。
5年も10年も一緒に同じ仕事をするならともかく、彼はそう遠くないうちにまた違う誰かの下で(本社でもっとダイナミックで面白い仕事を扱い)育つのです。
そしてその誰かはわたしより優秀なのは間違いなく、ならばあまりわたしの勝手な思い込みによるものかもしれない「最強」を、彼に押し付けるのは彼の成長を阻害するかもしれない。
そう思いました。
いっときの感情で、仕事の進め方の話とかしなくて良かった。
わたしが彼に関してすべきなのは荒く削るところまで。
今日のことは段取りについて考える選択肢もあったかもしれないね、と伝えるにとどめようと思います。
きっと磨くのは彼自身なんですよね。
そしてそれをできる人だと思っているので、そこはゆっくり自分で。
頑張ってほしいと思います。
そして導く側として、わたしももっと努力しなければなりません。
そう思わされた出来事でした。
がんばるぞー。
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