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PSX が2003年 12月13日に発売されてから21年。

【782文字】


ソニー株式会社が「PSX」を発売してから21年。

PSXの特徴はアナログチューナー内蔵HDDレコーダーの機能と、PlayStation2の機能も備えている「録画のできるプレステ」という、ハイブリッド(HDD・DVD)レコーダーであった。

HDD・DVDレコーダー+PlayStation 2

PlayStation3やPlayStation Portableでも採用されたインターフェース「クロスメディアバー(XMB)」を最初に導入した製品でもある。

XMBはその後2000年代中期~後期のソニー製AV家電製品のスタンダードなGUIとなっていった。

その後スタンダードとなった、クロスメディアバー。

基本的にPSXはPlayStation2の部品を流用している。

発売元は当時のソニー・コンピュータエンタテインメントではなく、ソニー株式会社だった。

PSXは、PlayStationやPlayStation2のソフトをプレイすることが可能であったが、初期の価格は160GB版でも79,800円、250GB 版は99,800円であった。
当時、HDDレコーダーとしても高価なものであり、リリース当初は販売が低迷した。

ハードディスク搭載DVDレコーダー PSXのカタログ。

しかし、翌年に登場した新モデル(2代目)が実売価格4万円台まで価格も下がり、販売台数が伸びた。
家電量販店ではDVDレコーダーの月間売上1位を獲得することもあり、HDD・DVDレコーダーの普及に役立ったと言われる。

2003年12月13日に初代機が発売され、2004年12月に新機種の2代目が発売された。
しかし、2005年2月、PSXのWebページ上で2004年12月に発売されたばかりの新機種の生産完了が告知された。

そして、翌3月には一貫してPSXプロジェクトを推進してきた久夛良木健副社長が辞任した。

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