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【スペシャルインタビュー】 Deloitte Digital 二澤平治仁氏

米国アカデミー賞公認短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」のデジタルイノベーションパートナーである、Deloitte Digital が2022年秋「Relentless Challenger ーその挑戦が未来をつくるー」を発表しました。
「スポーツで新たな価値を創る」ー本作品に対する思いを、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Deloitte Digital クリエイティブディレクター/スペシャリストリード の二澤平治仁氏にお話いただきました。

本作を制作されたきっかけや目的を教えてください。

スポーツビジネスグループの発足、そして組織としての活動を本格化するにあたり、「この組織が世の中にどんなアクションとインパクトを起こしていくのか」、まずはそれを広く知ってもらうことが大切だと思いました。そのために、組織の想いを言語化し、みんなが同じビジョンを描けるようなコンセプトムービーを制作することにしました。スポーツに関する取り組みは、デロイトでのIOC(International Olympic Committee)のパートナーシップやデロイト トーマツ グループ横断でのFC今治のパートナーシップ、Jリーグとのアライアンス、そしてデロイト トーマツ コンサルティングでの佐藤琢磨選手やBMXの競技支援等、様々なステークホルダーの皆さまと活動をご一緒しています。今回制作したショートムービー「Relentless Challenger その挑戦が未来をつくる」は、アスリートやスポーツに関わる様々な方のご協力のもと制作し、スポーツを通してより良い社会を作りたいと願う人たちに贈る応援メッセージとなっています。

なぜ、映像(ショートフィルム)という手段を選択されたのでしょうか?

スポーツビジネスの取り組みは、私たちだけで成立するものではなく、様々なステークホルダーの皆様と共に活動をご一緒させて頂くことで新たな価値を生み出すことができます。だからこそ、私たちの挑戦と共に、観て頂く方々と想いを共にできる内容にしたいと思いました。こうした想いをつなぐ手段として、ショートムービーは最適だと思いました。

本作の企画・アイデア・ストーリーはどこから生まれたのですか?

映像を通して、デロイトのスポーツビジネスにおける新たな挑戦のメッセージを語っていくわけですが、その時に大切なのは、そのメッセージが本物であること。
作られた言葉ではなく、誰もが信じることができ、そして共感できる言葉にしていくことが大切なんじゃないかと思いました。映像では一つひとつの挑戦の名言がつながって、大きなメッセージとなっていきます。

「スポーツ」で新たな価値を見出そうとされているのは、なぜでしょうか?

スポーツには、あらゆる人たちをつなぎ、そのハブになる可能性があると考えています。競技そのものを元気にするような支援から、競技を超えて、さまざまなものを掛け算することで、地方創生などの新たな社会的価値を作っていきたいと考えています。

本作の制作において、大切なポイント・心がけた点、苦労された点や発見があったこと等について教えて下さい。

実際に映像企画を進めていく中で、「挑戦者の代名詞でもあるアスリートたちの名言をそのままメッセージとして伝えることができたら、まさに本物の挑戦メッセージになるのでは?」「今回のコンセプトムービーはスポーツが題材だし、上手くいけば面白い映像になりそうだ。」みたいな着想から企画を詰めていき、最終的に今回の映像作品に仕上げていきました。
また、映像では一つひとつの挑戦の名言がつながって、大きなメッセージとなっていきます。
その準備として、名言のリサーチとさらに集めた名言をつなげて一つのメッセージにしていく作業に、やはり一番時間と労力がかかりました。そのおかげもあってか、ご協力いただいたアスリートの方々をはじめ、たくさんの方から良い反応をいただいているので大変嬉しく思っています。

今後、本作はどのような人に向けて、どのように展開・発信されるご予定でしょうか? また、今後期待されていることはございますか?

スポーツの可能性を信じるすべての人たちにぜひ見て頂きたいですね。この映像を通じて、これまで当社のことを知らなかった方ともご一緒するきっかけができたらうれしいです。

今回BRANDED SHORTSへご参加頂き、Deloitte Digital Awardの発表もいただきました。ブランデッドムービー・観光映像や、BRANDED SHORTSへの期待や可能性を感じて頂けましたら、是非、その理由を教えて下さい。

経済的価値に加え、社会的意義への関心が高まる中で、企業や社会もパーパスの伝え方やブランディングがより重要となっています。そして、その手法のひとつとしてブランデッドムービーに可能性を感じています。今年は、初となる「Deloitte Digital Awards」を発表することで、ブランデッドムービーの制作に携わる方々、ショートフィルムやブランディングの可能性に対する想いや知見をもつ方々と集い、つながる機会を頂くことができました。こうしたつながりやコラボレーションの輪をぜひ今後も広げていきたいですね。


二澤平 治仁
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Deloitte Digital クリエイティブディレクター/スペシャリストリード