日本のへそからぶらりたび 秋田県湯沢市編④ 夏の東北旅1日目
7月ももうすぐ終わりで、夏の甲子園の代表校が徐々に決まっていくなか、久しぶりに夏の東北へ。
今回は冬に訪れた秋田県湯沢市に。
湯沢市の中でも院内という地域にお邪魔しました。
東北散策は季節を変えるとより楽しむことができることに気づき、
半年前に行った湯沢市の夏はどないなんやろと思ったのがきっかけ。
早朝に1ヶ月ほど前に予約した飛行機で伊丹空港から秋田空港へ。
その後空港から秋田駅までバスで40分。その後秋田駅から大曲駅まで新幹線、目的地の院内駅ま電車で行った。
院内散策
いんない石窯ピザ
院内駅に12:10に到着したころにはものすごくお腹が空いていた。駅から近くに院内石の石窯がありました
院内石を使った石窯で焼いたピザを口いっぱいに頬張った。ピザを焼いてくれた方から石窯の表面を触ってみないかと言われたので、手を当てて見ると全然熱くない。
院内石は熱や風化作用に強く、古くから石材にとして利用されているそう。
院内銀山異人館
昼食のピザを食べたあとは、院内駅の隣にある院内銀山異人館で院内地区の歴史を学んだ。
異人館の1階で院内銀山の歴史についてのドキュメンタリーを見た。
院内銀山は慶長11年(1606年)に発見され、江戸時代の一時期、日本一の採取量を誇った銀山。
「東洋一」の大銀山とも謳われたそう。
その当時は、院内銀山の人口は15000人ほどで久保田(現在の秋田市)をしのぐほどだったらしい。僕にとって銀山といえば真っ先思い浮かぶのは地元兵庫県にある生野銀山。
生野銀山の中はとてつもなく涼しいが院内銀山はどないなんやろ。そんなことを思いながら博物館の展示を鑑賞した。
展示のなかで最も印象に残ったのは、赤いふんどしは30代の証ということ。赤いふんどしをつける人は多くなかったそう。そのくらい厳しいと環境だったのかとヒシヒシと展示から伝わってきた。
今回は銀山周辺を散策時間がなかったので次回はハイキングしてみたいと思った。
いんない農園収穫体験
異人館のあとは院内地区センター芝生広場周辺にあるいんないMIRAI農園で、夏野菜の収穫体験をさせてもらった。
採った野菜で漬物づくり体験、BBQの楽しむ。
BBQで青森県平内町で採れた身が引き締まっているホタテもいただいた。
内陸部の湯沢市と何故青森県平内町のホタテにどのような関係があるのかと不思議に感じた。湯沢市院内地区の方に聞くと、世界初ホタテの人工産卵に成功した山本護太郎という湯沢市出身の偉人がいたとのこと。彼はむつ湾ほたて養殖の父と呼ばれたそう。それから湯沢市と青森県平内町の間で交流が始まった。
旧院内尋常高等小学校及び校庭の石垣
現在は院内地区センターの建物になっている。
学校だった建物はロマネスク様式の特徴であるアーチ型を正面に採用した左右対称の二階建、寄棟造の擬洋風建築だそう。建物の基礎部分には湯沢市の院内石が使われてる。
当時のまま残ってる旧校舎散策をして感じたのは
思い出がたくさん溢れた空間だったということ。
こういった歴史ある建物は後世に永遠と残ってほしいと思う。
そういえば我が地元兵庫県西脇市にも国の重要文化財に指定されている小学校校舎があったなと、自分の地元にもっと誇りを持っていいんだと院内の旧校舎を見て改めて気づいた。
そんなこんなでBBQで栄養満点の食材を堪能した後に、湯ノ沢温泉へ向かい1日目を終えた。
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