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【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について

『 お部屋探しで住みたいエリアを決める際に、エリアごとの地震危険度を知っておいたほうが良いですよ 』というnoteです。

不動産業界で10年以上働いているしまです。(名前クリックでTwitterに飛びます)

最近、地震が多くなってきてます。
私は一人暮らしなので、ちょっと不安に感じています。
お客様からも、こんな声を聞きます。

・初めての一人暮らしで、地震がこわい
・東京はどこに住んでも地震の危険度は同じ?
・危ないエリアに住みたくない

もちろん建物の構造や古い・新しいなどによって耐震性は変わりますが、実はエリアによっても危険度は異なってきます。

この記事は、東京の地震の危険度が高いエリアを紹介しています。
また、『自分の住んでいるエリア』または『これから住もうとしているエリア』の危険度がどれくらいか確認する方法も記載しています。

早速、説明していきます。

新しい情報が入りましたら、随時更新していきます。『いいね』を付けていただけますと、後々見やすいと思います。


【地震にエリアって関係あるの?】

地震に関しては、築年数や構造など建物自体のことを見がちですが、エリアも重要です。
特に一人暮らしの場合は、地震があったときに自分しか頼れる人がいないので、色々なことを確認しておく必要があります。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について①


【地震に関する地域危険度測定調査】

東京都では、約5年ごとに地震の地域危険度を調査しています。
それが『地震に関する地域危険度測定調査』です。
以下の危険度を出しています。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について②

指標としてランクを設定しています。
ランクは1~5段階になっています。

ランクは1に近づくほど危険度が低く、5に近づくほど危険度が高くなります。

【建物倒壊危険度が高いエリア】

建物倒壊危険度は、地震の揺れによる建物の倒壊や建物が傾いたりする危険度の度合いです。
危険度が最も高い1~5番目までを出します。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について③

危険度が高いのは、地盤が谷底低地や沖積低地という地域でした。

■谷底低地
そのまま谷の底という場所。谷の底は色々なものが堆積するので軟弱な地盤となる
■沖積低地(ちゅうせきていち)
新しい年代に作られた地盤。元も河があって堆積物で出来た地盤。軟弱地盤


【火災危険度が高いエリア】

出火や延焼の危険度となります。
火器器具等の使用状況や、危険物を取り扱う施設があるなどから調査を行っています。

危険度が高い1~5番目までを紹介します。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について④

危険度が高いエリアは、耐火性の低い木造物件が密集しており、延焼遮断帯が未形成の地域となっています。


【災害時活動困難度が高いエリア】

災害時活動困難度は、災害が発生した際の危険な地域からの避難や消火・救助活動がしやすいかどうかです。

こちらも危険度が高い1~5番目のエリアを紹介します。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について⑤

建物周辺に緊急車両が来れるスペースがあるか、広い道路に繋がっているかなど、確認が必要ですね。


【総合危険度が高いエリア】

今までの指標の総合です。
こちらも危険度が高い1~5番目をご紹介します。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について⑥

こちらは総合ですので、参考として下さい。
重要なのは、どちらかというと総合ではなく、個々の項目です!


【地域危険度の確認方法】

今までの指標をご覧いただくと、ある程度同じようなエリアでした。
『自分の住んでいるエリア』『これから住もうとしているエリア』を知りたい方へ地域危険度の確認方法をお伝えします。

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について⑦

東京都整備局はこちら

この方法で、特に今、部屋探しをしている方は検討している物件の地域危険度を調べてみてください。


お部屋の内見については、チェックシートを作成していますので、こちらをご覧ください。


他の不安として、『東京は治安面も不安』とご相談いただくことも多いので、どのエリアが治安が良いかなど、こちらで説明しています。


【しまブログ】には、他にも『電車の混雑率』や『間取り図の見方』など、お部屋探しのためになる記事がありますので、ぜひご覧ください。


ぜひ、良いお部屋と出会えますように!

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