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NPB 来季より「打者間30秒ルール」徹底へ


野球界永遠の課題である試合時間短縮に向け、私はこれまでピッチクロック導入を推してきたが、来季は打者間30秒ルールを徹底していきましょう、ということがオーナー会議にて決定したようだ。

具体的には、
前の打者がアウトになったり出塁したりしてから、次の打者は30秒以内に構える」というもの。

決して行き当たりばったりではなく、1年間の集計データをもとにしたもので、ある記事には以下のように書かれていた。
23年シーズンはNPB全体で36・9秒だった。30秒ルールからいくと、6・9秒多い。打者間の回数は1試合(平均)55回。6・9秒かける55回が、1つの時間短縮になる

なるほど…この部分に手を打ってきたか。

であれば、他にも試合の中でこれ必要?無駄じゃない?省けない?と思う動作を挙げてみようと思う。

各イニング表裏のプレー開始までの間で短縮できそうな動作と削減効果


3アウト後攻守交代時選手の移動時間10秒削減(1回表終了後から9回裏まで行われる前提で、計17回)
→170秒

攻守交代時のピッチング練習時間20秒削減(9回裏まで行われる前提で、計18回)
360秒

相手攻撃中での投手交代時のピッチング練習時間20秒削減(両チームそれぞれ相手攻撃中での交代が2回あるとして計4回)
80秒

ピッチング練習後キャッチャーが2塁送球した後の内野ボール回し廃止し5秒削減(9回裏まで行われる前提で、計18回)
90秒

アウトを取った際の内野ボール回し廃止し5秒削減(3アウト時はチェンジになるので、2アウト×1回表から9回裏までの計18回=36回、そのうち内野ゴロが3分の1としての計12回)
60秒

ピンチ時にタイムを取り監督や投手コーチがマウンドを往復する時間30秒削減(両チーム3回ずつマウンドに行くとして3回×2チームの計6回)
180秒

上記だけで合計940秒=約15分の削減。


野球は1試合あたりの試合時間が約3時間と長いにも関わらず試合の中で実際にボールが動き選手が動く時間は非常に少ないスポーツ。

それだけにプレー以外の一つ一つ動作を少しだけ短くするだけでも結構な時短に繋がりそうだ。

今の時代何だってデータ取りができる。色々なデータを分析した上で次の打ち手に生かしてほしい。

もちろん野球の魅力までも削らない程度に。

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