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中学校入学に向けて必要なこととは

中学校に行ったらこんなことが大事になってきますよ。
という話が、先日6年生の娘の授業参観後の学級懇談会であった。

まずは「自分の意見が自分で言えること。」
私はこう思いました。こう感じました。

日本人は苦手だよね。

みんなと一緒で安心する。
人と違うことはしちゃいけない。
目立ったことはしちゃいけない。
先生、みんなの前で褒めないで。

今こんな状態なのに、半月後の子どもになぜできるんだろう。
先生、今すべきことは何ですか?
「自分の意見はしっかりと発言しましょう。」と言いますが、
具体的にそうできるための工夫は何かされているのでしょうか?

発言できるためのアドバイスはされていても、
聴く側の指導はしてくれていますか?

何か反応しましょう。頷くだけでも話す側にとっては安心材料になりますよ。
相手に聴く姿勢を見せましょう。
あなたの話を理解しようとしていますという態度を示しましょう。

もし余裕があるなら、友達の意見を引用して話しましょう。
「〇〇さんの意見に付け足しします。」
「〇〇さんの話を聞いて、私も同じように感じました。」
話した人は、自分の話したことを理解してくれたのだと嬉しくなります。
自分に共感してくれる人がいることは、とても心強いことです。

もし友達の考えが自分と違っていても、それはちっともおかしいことではありません。
産まれた家庭も育った環境も違うのだから、考えが違って当然です。
「私はあなたの考えと違います。」と発言することは、深い話し合いをする上でとても大切なことです。
でも、これにはポイントが。

相手も自分も傷つかない伝え方があります。
アサーションと言います。
日本人はこれがとても苦手。

まずは相手の意見を受け入れること。


「あなたはそう思うんだね。そんな考えを持ってるんだね。」
「面白い考え方だね。」
「ヘエ~そんな考え方もあるんだ!」
「私はそんな風に考えたことなかった!」

そして次に自分の考え方を伝える。


主張するんじゃない、伝える。
「私は少し違う考え方をしたよ。」
「私はあなたとは違う意見で、こう思ったよ。」
「こんな考え方はどうかな。」
「こんな風に思ったけど、あなたの意見を聞いてそんな考え方もあるなと思った。」

あなたの話も聴いて理解しようとしたよ。
あなたの考えについて、よく考えてみたよ。

という態度を示すことが、話すことよりも重要ではないか。


学校の先生が言われること、児童に指導してくださることはいつも正しい。

でも、正しいばかりでは子供には伝わらない。

学校の先生、いつもありがとうございます。
お忙しいとは思いますが、どうかマニュアル通りではなく、
生きた教育をお願いいたします。

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