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フロムゲー初心者のSEKIRO感想記⑫『葦名クソデカ動物園-ストーリー語り・葦名城下③-』

※この感想記はこちらの記事の続きです。↓

※記事中のスクショは二周目や新規データの画像なので、ステータスにばらつきがあります。



そもそも何故葦名は戦をしているのか

前回のストーリー編では、赤鬼を撃破した後に中ボス山内典膳を撃破しました。
その山内典膳を撃破した際、彼の近くに気になるアイテムが落ちていました。

落ちていたのは鉄の素材。
ゲーム的には、狼さんの忍義手を強化する際に必要になるというもの。
これを拾った時に「そういえば……」と考えました。

そもそも、葦名ってなんで戦してるんだ?

なんとなく戦によって国状が酷いことになっているという認識はありましたが、その理由については情報が少なかったので考えていませんでした。

だいたい、どこかの場所で合戦をしているならまだしも、国土に、しかも城下まで攻め込まれているというのは尋常の事態ではありません。
領土の深くまで攻め込まれる理由があるんじゃないか、と。

その点、この鉄というアイテムの存在は重要かもしれないと考えました。
アイテム説明文によると葦名の鉄屑は「砂鉄とは呼べぬ程に粒が大きい」という表記があります。
かなり豊かな鉄の鉱脈が葦名にはあるようです。

考えるまでもなく、鉄は歴史の中で非常に重要視されてきた素材です。
こういった鉄や、他の有用な素材が葦名には豊富で、どこかの勢力がそれらを狙って戦を仕掛けているなら、一応理由としては成り立つかな…と思いますが。

いや、それにしたって、ここまで激しい戦をするものだろうか?

葦名に犠牲が出ているということは、敵方にもある程度の犠牲は出るはずです。それを許容してでも長期に渡り戦を続ける理由があるのか?
あるいは、これ以外で何か他に理由があるのだろうか…。

答えは出ないまま、それでも先に進みます。




葦名クソデカ動物園、開園


さて山内典膳撃破後、先へ進もうとしましたが……正面から行く道が見当たりません。


橋があった形跡はありましたが、戦の最中なこともあって葦名兵によって橋が落とされてしまっていました。


ここ以外にも序盤から、葦名は敵の攻勢を防ぐために、橋を落としているという描写がかなりあります。

他に何か道はないかと崖下を見ると、なんのことはありません、橋のすぐ下に鬼仏がありました。

一番安心する光


SEKIROはマップこそありませんが、基本的にこうやってちょっと周囲を探せば行き先の手がかりがわかるので親切だなと思います。

どうやらここからは崖沿いをジャンプと鉤縄で進んでいくことになりそうです。
こういうの背筋がヒヤッとするから苦手なんだよなあ。


祠(ほこら)は「ほくら」が訛ってできた言葉とも言われているそうです


崖の足場には、小さいですがきちんと作られた祠が点々と設置されています。おお、これはまた妄想を刺激される物が。
祠ということは神道系の宗教が葦名には根付いているのかな?
荒れ寺は明らかに仏教的な建築物だし、宗教の関係性も重要になってきそ……………

ゴゴゴゴゴ……………

画像だとわからないが、地鳴りが聞こえる

………?

ゴゴゴゴゴ…………!


えっ、えっ、何何何何。

地震?こんな急に?

ゴゴゴゴゴ…………!


ただごとではなさそうな地響きが鳴り響きます。
なんか知らんけどやばいやばい。
あっ、これもしかしてあれか、早く進まないと地面が崩れ落ちるとかそういう……………………………………………



は?



は?


なんだあれ!?!!!???????!!


あまりにも想定外の事態に、思わず考えるより先に崖の裏に隠れてしまいました。
いやいやいやいや!!!
前回の赤鬼ですら驚きましたが、どう見てもこれは異常の桁というか質が違うじゃないですか!!

蛇!?大蛇!?

疑いようもなく、地響きの正体はあの大蛇です。もう筆者は葦名のこと全然わかんないよ!!!


というか…………


マジで言ってるのかフロム


これもしかして、あの蛇の目を掻い潜りながら進めって言ってる?

バカか?




フロム版スーパーマリオ開始


もう気が進まないどころの話ではないですが、進むと決めた以上はやるしかありません。

草むらは最強の隠れ蓑


嫌がらせかのようにしつこくこちらに顔を向けてくる蛇の視線をかいくぐり、鉤縄を駆使して崖を飛び移ります。ひいい〜〜〜。

痛くなる心臓を抑え、なんとか洞穴っぽい場所へと潜りこめました。

一安心!
ぶっ飛ばすぞお前

すると待ってましたとばかりに洞穴の中にまで蛇は付いてきます。
どうもこの辺りはあの大蛇の縄張りのようです。

えーっと、ここの草むらはたぶんアイツに見つからないから、このまま進んで多分次はあの崖に張り付いて………。

普段は使わない頭をフルスロットルで回転させ、進行ルートを確かめます。

………………ん?

ふと、気になる物が視界に入ります。

何かある……。


物凄くこれ見よがしに何かの物体が置いてあります。
なんだっけあれ、昔の人が移動する時に使うやつ。
(※後で調べたら「輿(こし)」というそうです)

まさかだけど、あれに入れって言ってるのか?
まさかまさかですが、いやでも、あんなわかりやすく置いてあるなら絶対何かのフラグになってそうです。

や、やってみるか………………!?イチかバチか………!
いくしかねえ!!!


入れちゃった……

入れた。

って隠れたはいいけどここからどうするんだ!?


しまった、勢いで入ったはいいものの完全にその後のことはノープランでした。
輿の外からはおぞましい蛇の鳴き声が聞こえてきます。めっちゃ怖い。
このまま待てばいいのか!?出ればいいのか!?うわあああわからーーーん!!!

しかも蛇は輿の隙間からこちらを見ようとしている!!!
もうダメだーーーーー!!!!!!!!!


その時、狼に電流走る

……え?

忍殺マーク!!!???


うわああああああああああああああ!!!!

忍殺マークが出たので反射的にR1を叩き込むと、勢いよく蛇の目玉に刀を突き刺す狼さん!度胸があるってレベルじゃねえ!!!


再チャレンジでも大慌てだということがお分かりだろう

当然ながら蛇は激痛に悶え、山を崩さんばかりに暴れ回ります。
はい!何がなんだかわかりませんが逃げます!!!!!!!

脱兎のごとく駆け出すとはこのこと。

後ろから蛇が追いかけてきている気配がしますが絶対に振り返りたくありません。


ハリウッドならここでスタッフロール始まる

駆け抜けた先には、夢にまで見た外の明かり……!!やったー!
そのまま入口から鉤縄で飛び出し、鬼仏まで一直線です。


ふう………。

なんだか知らんがよし!!!!


ゲームとはいえこんなに緊張で吐きそうになったのは久々でした。

そんなわけで、完全にジュラシックパークのテンションで乗り切りました。
結局なんだったんだあのクソデカ蛇は……。

ああ怖かった。


まったく動じない血まみれの狼さん。これは紛うことなく英雄である。


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それでは今回はここまで。
次回、少し葦名城下を離れて別のステージへ挑戦します。
そこで初めて、撃破に数日間かかったボスと出会うことになります。


ではでは。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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