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【全文無料】ルギアおじさんの白ルギア考察(新環境編)


▪️前説

皆様お世話になります。
大阪在住のたいらーと申します。
新環境になって、早2週間(執筆時点)。
この期間の急激な変化に戸惑いつつ、新たなデッキとの出会いに胸が躍る季節になりました。
私にとっては、ルギアラストイヤーでもあるため、非常に感慨深い1年になりそうです。
私は、ただのルギア好きで、実績なしのプレイヤーですが、本レギュでもルギアとともに戦います。どうぞよろしくお願いいたします!

諸事情で、なかなかこれまでどおり対戦や検証できないことも多いため、ジムバであっても、私はシティやCLのつもりで臨みたいと思います。

今回も本気でジムバに行きました!
そのため、ジムバも貴重な経験として記録したいと思います。
大袈裟かもしれませんが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

すでに色々な方が新環境のルギアを考察されておりますが、自分なりの考えをまとめるために、noteをアップします。
月並みなところや焼き増しのところもありますが、ご容赦ください。

※今回の構築記事では、『不採用カード』については、あえて記載していません。その心は、私自身まだこの構築がベストだと思っていないからです。誤解を招く言い方になりましたが、決して構築の否定をしてる訳ではありません。
あくまで環境初期の解の1つ、ということです。
したがって
『使ってないカード🟰可能性がない』
ということではありません。
(日本語難しい)
環境初期で、かつシティリーグの期間中は、メタの回るスピードが速く、ふとした瞬間に新たなカードが構築の中心になることはザラにあります!

このnoteを読んでいただき、皆様で思い思いのルギアを構築いただければ、私はめちゃくちゃ嬉しいです!!

私の構築も、入賞された方のお知恵を拝借したにすぎません。決して一人では最適な構築に辿り着けません。
すべての可能性を網羅するには、私一人では手が足りません笑!
素人ながら、私はルギアのレシピをひたすら作って回してきましたので、流行りのレシピと自分のレシピの比較をする知見は若干あるつもりです。
もし、私の考え方が甘かったり、おかしければ、反面教師にしてください!笑

投げ銭形式にしておりますが、相変わらず全文無料です!
では、参りましょう!

そもそも、ルギアとはなんぞや?という方は下記のリンクをご参照ください。
前レギュの記事ですが、根幹の部分は共通しております。こちらも全文無料です。

▪️直近の環境

【2024.1.29-2.4時点】
ポケカ環境デッキランキング
pokecabook.com/archives/26148
《出典:pokecabook様》

まだ、日が浅いこともあるため、環境は流動的になると思います。

ここでのポイントは下記4点
①リザがトップに君臨
②アルギラ、パオが復権
③サナ、ミライドンが減少
④新テーマのうち、古代バレット、イダイナキバLOが台頭

※集計期間が短いため、ロスギラも依然として根強い人気。
※未来バレットは、まだ入賞数が少ないものの、今後環境入りの可能性高い。
※サナも徐々にペパーを絡めた構築が台頭してきているので要注意。

ルギア目線では、③がめちゃくちゃ大きいです。
もともと、かなり厳しかったデッキ2種類が激減してます。
リザは厳しいですが、前レギュでは下記2つに比べるとまだ戦えるマッチでした。
サナはサケブシッポにより、アーケオスを抜かれてドラピ、アヤシシが機能停止してしまい、サナexをとることが極めて難しく、終盤にもつれ込むとルギア側はかなり分の悪い勝負でした。
そして、ミライドンは、、、いうまでもありません。ピオニーミライドンという、超アグロデッキがレギュ終盤に誕生し、テツノカイナの耐久と相まってルギアでは抗いようのない暴力的なデッキでした。ですが、新環境では爆増したリザに抗えず、大きく数を減らしております。

それらの天敵が減ったため、ルギアが動きやすくなりました。

また、雪道がレギュ落ちしたことで、条件整ったらアッセンブルを止める方法がなく、ロスギラ側からルギアを止める手段が減ったのも大きいです。

そしてなによりも、ルギアはノーマークであることが大きいです。シェアの低いルギアのために、シンオウ神殿を入れる構築は現時点ではかなり少ないです。
もし今後は増えたとしても、白ルギアなら、ワザを使えるし、特性も止められないため、抑止力としては雪道よりもかなり劣ります。

新弾で雪道系のスタジアムが出てからが本番(?)ですが、今に限ってはルギアが動きやすい状況が揃ってると言えます。

『ルギアをいつ握るの?今でしょ?』

▪️新環境におけるルギアの構築の影響

レギュ変更と新カードの影響でルギアに関して起きた変化は以下のとおり。

【新カードの影響】
⚫︎チラチーノ

スーパーエース爆誕
思わず二度見するテキスト

ルギアが圧倒的なパワーを得ました。すでに幾人の方が仰ってるとおり、アルカナサーナイトがやっていたことをルギアがやることになりました。サイド1で出していい火力ではありません。進化ラインのため、工夫は要りますが、チラチーノのおかげでルギアが息を吹き替えしました!ありがとう!!チラチーノ爆誕!!

⚫︎マツバの確信

エンジュのイケメン
いろんなデッキに出張しそう

ヒガナが落ちた代わりに、コスト軽めのサポとして追加されました。新環境ではアーケオスをどう落とすか、がめちゃくちゃ大切なため、捨てるための札が増えるのはありがたい。ただし、このカードはヒガナと違って、相手のベンチの数しか参照できないので、ベンチにポケモンがいないと使えない(=アーケオスをトラッシュできない)という注意点があります。

⚫︎ミストエネルギー

ミルキーエネルギーと
言ってはいけない

技の効果を受けない、とサラッと書いてあるがとんでもなく強い効果を持つカード。スタレク、ロストマイン、狂いえぐるはもちろん、その他ワザの効果も受けない。デヴォリューションに対抗できるのもエライ。ただでさえロストと相性が良かったのに、アーケオスからお手軽に耐性付与ができるようになりました。ただし、状態異常になった後からつけても治らないのは要注意。

⚫︎エーススペックの登場

どのカードも強いですが、1番は相手のエーススペックがわからないため、読み合いが発生し、より考えることが増えたことで対戦の深みが出ました。ルギアのエーススペックはまだ諸説あり、今後もカードプール追加のたびに見直す必要がありそうです。執筆時点で7種類。今後の新カードにも期待が高まります。

※★印はルギアに採用候補のカード

グッズ(4種類)
・プライムキャッチャー ★
・マスターボール ★
・覚醒のドラム
・リブートポッド

ポケモンの道具(2種)
・マキシマムベルト ★
・ヒーローマント ★

特殊エネルギー(1種)
・ネオアッパーエネルギー

【レギュ落ちの影響】
⚫︎バーネット博士
初動のアーケオス落としのルートとして、ネオラント〜バーネットの流れが強かっただけに、レギュ落ちによる安定感の低下は免れなくなりました。恋しいよ!バーネット!!

⚫︎ノコッチ
雷対面で強くなれる唯一無二の特性持ちでした。今はミライドンが少ないので、それほどなくなったダメージを感じませんが、今後のミライドンの復権次第で、ありがたみを感じるカードになりそう。

⚫︎バケッチャ
雪道と同時にレギュ落ちしたため、今はそれほど困りませんが、今後出てくる雪道系スタジアムの対策は念頭に入れておく必要があります。

※なお、本記事では触れませんが、白ルギア以外にも、『色ルギア』という基本エネ採用構築もあります。直近はルギアデッキの大半が基本エネなしの形ですが、今後の環境次第で色ルギア+チラチーノみたいな構築が脚光を浴びる可能性がありますので、まだまだこれから大きく構築が変わる可能性を秘めてます。

▪️今回の構築

ご紹介するのは、チラチーノルギアと呼ばれる構築になります。リストは下記をご参照ください。

デッキ写真
デッキコード
kbfkkV-f0iP9O-fF15VF

以下、採用枚数について

【ポケモン】20枚
⚫︎ルギアV  4枚
最大枚数採用になりました。前レギュから含めてルギアVの4枚目が要らないのでは?と感じることもありますが、今回は進化ラインが増えたことで事故率も上がっているため、少しでもルギアVに触れると確率を上げたいです。

⚫︎ルギアVstar  3枚
できれば4枚欲しいところですが、枠の関係で3枚に。アーケオスを博士で落とすため、巻き添えになることも多々。ヤマ確認できずに、Vstar2枚を抱えながら使う博士は、さながら清水の舞台から飛び降りるかのよう。。。打つべきか打たざるべきか。アナタはどっち??

⚫︎アーケオス4枚
こちらも最大枚数。ギミックを使わずにひたすらゴリゴリと博士、ハイパーボール駆使して落とす。アーケオスを博士で落とすために、多少巻き添えになってもいいようにエネは多めに採用しています。この初動のやや力業なところや、それを加味した構築がバーネットが使えた時とは異なるため、前の環境でルギア握っていた方にとって、最初は抵抗感があるかもしれません。
ワタシもそうでした。。。

⚫︎チラーミィ 3枚
なかまをよぶがエライ。後攻の場面でルギアを呼びやすくなったのは大きい。
ただ、チラーミィ2面の展開をすると、手裏剣のマトになるため、ゲッコウガを起動される対面では、1体はチラーミィ、もう1体はチラチーノにして、手裏剣のサイド2枚取りを防ぐのが大切。
ちなみに、マフォクシーVの攻撃も、チラチーノにVガードつけたら耐えられるため、リザにマフォクシー採用が増え始めたら、Vガードの貼り方も考えどころ。

⚫︎チラチーノ 3枚
直近で1ライン〜4ラインまでデッキ作って一人回ししていいましたが、2〜3ラインが手堅いと感じました。直近のシティで入賞された方のレシピやnoteを拝見しながら、最終的に3ラインになりました。
メタカードを入れる必要がない今の環境限定の贅沢構築だと感じてます。今後、雪道対策札を入れる必要が出てくると枠の悩みが増えそう。
かわいい顔をしたナニカ。
かわいいワザ名に反する凶悪すぎる火力。
新レギュポケカ界のギャップ萌え。
倍率がバグ。これでサイド1は流石に強すぎる。
エネの数ではなく、枚数を参照するため、ダメージ計算に注意。
ダブルターボやリバーサルも1枚扱いのため、火力は上がらない。
リザに対してダブルターボ1枚込みでエネを5枚つけても330に届く。
ギフト+ミストの組み合わせにより、神殿なければ、ギフト発動を防ぐのが難しい。
サイド2のポケモンが多い対面では2回起動したい。
悪リザ対面では2回起動すると、5エネ×2回で計10枚のエネを使うため、要求はかなり重い。
でも、アヤシシなら悪リザワンパンには1回でエネ7〜9枚必要だったので、それと比較するとだいぶ効率がいい。

⚫︎カビゴン 2枚
欲を言えば3枚欲しいけど、チラチーノがいるため、非エク対面の役割に絞りやすい。ロスト耐性が強い。
ルギアは後続のアタッカーを立てるのが大切だが、チラーミィ2面では手裏剣をもらうため、チラチーノに進化できないハンドなら、もう1体をカビゴンにすることで、手裏剣で2枚取りされない後続盤面を作れるのがいいところ。
なお、安易にダブルターボをつけると、ネオラントが取れなくなるので、何も考えずにダブルターボを貼ってはいけません。

⚫︎ネオラントV 1枚
バーネットの確定サーチを使うことがなくなったので、初動の依存度が減り、結果的に1枚に。2枚欲しい場面もあるが、限られるので、そこは割り切り。
1枚にしたことで、初手の事故は少なくなっている。
使ったら必ず崩れたスタジアムで消しに行くこと。

【グッズ】10枚
⚫︎ハイパーボール 4枚
言わずと知れた、超重要ボール。
これは何があっても削れない。

⚫︎キャプチャーアロマ 3枚
もともとハイパー4、ネスト2、アロマ4ベースであったので、その配分を踏襲しつつ、マスターボールを採用する兼ね合いで、不確定なアロマを差し替える形に。

⚫︎ネストボール 2枚
チラーミィの『なかまをよぶ』があるので、スーパーボールにして回していたが、先攻でチラーミィスタートして、ルギアにリーチできないと立ち遅れるため、ネストに変更。ルギアVを1ターン目に先後問わずセットできるようにするため、確定サーチのネストを優先。
先攻1ターン目では、ワザが使えないのでチラーミィのなかまをよぶに依存しすぎて、ルギアを初手に用意できないのは本末転倒。
スーパーボールとは好みが分かれるので、お好みで。

⚫︎マスターボール 1枚
エーススペック枠をボールに。他のエーススペックももちろん強く、今後の研究次第で最適解は変わる可能性は高いです。
チラチーノルギアの爆発力は申し分ないため、あとは初動をどう乗り切るか、に注力した方が勝ちやすくなります。
誤解を恐れず言えば、最速アッセンブルできれば止められるデッキは、現状ほぼありません。
そのため、負けの要因に上がるのは手札事故によるアッセンブルの遅れ、という場合が多いです。
初動は、自分との戦いになります。
アーケオスをハンドから落とすカードを多く採用して、ハンドから落とすことを目的にしているため、確定でアーケを取りに行けるグッズの価値が高いです。

【サポート】11枚
⚫︎博士の研究 4枚
もともと私はルギアで博士を打ちたくない派でした。巻き込み事故やエネを落とすのがキツいです。新レギュになって、ルギアのレシピを50通り以上作りましたが、結局ギミック使わずにアーケをハンドから落とすのが一番強い構築になると感じたため、先人の皆様のお知恵を借りて4枚採用にしました。
大切なのは、なんとなく違和感があっても、まずは一人回ししてみることです。
私も最初は抵抗感めっちゃありましたが、エネをたくさん採用することで、巻き込みによる、終盤のエネ切れリスクを相対的に減らしています。
チラーミィがいるため、イラストはアララギ博士一択です笑
(編集後記:博士でエネを巻き込むのは3枚が限度です。そのため、巻き込み事故が多い場合は、博士4枚目をセレナかナンジャモにするのがオススメです。私も都度差し替えながら感触試してます。)

⚫︎ボスの指令 3枚
4枚採用したいくらい重要なカード。でも、今のルギアは初動に枠を割きたい。チラチーノで高打点が出るようになったので、相手の大型アタッカーと殴り合えるようになりました。よって、3枚でもいいのですが、悩んだ末に後述のセレナでカサ増しするに至ります。

⚫︎ナンジャモ 2枚
エネ多い構築のため、ハンドにエネを抱えることも多く、エネを切らずにリセットするための役割もある札です。
序盤は安易に使うと相手を助けるため、初動と相手のハンドを見ながら使う必要があります。
終盤は詰まったハンドを減らせるので、自分目線では、使う場面が多いサポ。
でも、できればサポ権はボスに割きたいのが本音。
博士の巻き込みに抵抗ある場合は、博士4枚目をナンジャモかセレナに差し替えるのがいいかもしれません。

⚫︎セレナ 1枚
前述のボス4枚目と博士以外のアーケオスを落とす札として採用。直近はマツバと入れ替えながら検証してました。マツバの方がハンドを抱えることはできるのですが、相手が事故りベンチなしの場面では使えない。そして、アーケオス2枚をボールなどで抱えてもまとめて落とせないことが気になっていました。
もちろんマツバも強いカードであることは言うまでもありませんが、決め手になったのは、直近のアルギラの躍進でした。V主体のデッキが増えるのであれば、セレナの価値は上がると思います。
実際、どちらの効果もそこそこ使いますが、最近はV呼ぶ効果を使いがち。
今後exや非エク主体の環境になれば、マツバにした方がいいと感じてます。
博士を最大枚数採用して、さらにセレナを入れることで、ハンドからアーケオス2枚を落とせる札を5枚採用しています。
体感ですが、今のルギアの初動をハンドから捨てる方法で乗り切る場合は、ハンドから落とせるサポは4枚以上欲しいと感じてます。

⚫︎ジニア 1枚
バーネットとは違いますが、アーケオスを抱えるための重要な札。ヒナツと選択で回してましたが、ルギアVstarをサーチできることがあまりにも便利であるため、ジニアになりました。
ハンドトリマーとセットでアーケオスを落とすなら、ヒナツに軍配が上がります。
この辺りはお好みで。ただ、今はルギアの初動の安定率を上げるために、ジニアの方が小回り効くと感じてます。

【スタジアム】2枚
⚫︎崩れたスタジアム
ネオラントを消すために採用。他にも被弾したルギアを落とすなど、メインは負け筋を消すこと。序盤に相手に先貼りされるとスタジアムを破るのがルギアの技しかなくなるため、ベンチの展開は細心の注意を払うこと。
雪道がないからこそ、対策札を割かなくて済むのがありがたい。

【エネルギー】17枚
最近の構築のミソで、従来よりエネを増やすことで、悪リザ対面でチラチーノを2回動かしやすくしています。

⚫︎ダブルターボ 4枚

強いけれど、マイナス20点
これが絶妙すぎる

強いカードであるものの、実は3枚採用と揺れていました。。。マイナス補正が負け筋になることも多々あり、気軽に使えないエネ筆頭。相手の構築と採用カードをなんとなく頭に入れておかないと、不利になりかねない。ただ、今回はリソースを博士で切りまくるため、最大枚数採用。

⚫︎ジェットエネルギー 4枚

魂みたい!と最初思った

最強カードの筆頭。入れ替え札として使いやすく、白ルギアのスペックを高める1枚。ダブルターボと構築の枠で悩んだら、私はこちらを優先する派です。ハバタクカミなどと対面したルギアをレスキューする必要があるため、ここの枠は削れません。

⚫︎ギフトエネルギー 4枚

ナンジャモ耐性の鬼
エメラルド背景が良き

エネなのに強力なドロー効果を持つ、最強カードの1枚。後述のミストエネルギーが出たことでめちゃくちゃ使い勝手があがりました。終盤のナンジャモ、ツツジに対する抵抗力が高いです。ただ、ハンドが詰まりやすいので、貼り方は盤面とハンドで要相談。

⚫︎ミストエネルギー 3枚

やっぱりミルキー笑

冒頭の触れましたが、書いてあることめちゃくちゃ強いです。きぜつ効果やダメカンばら撒き、退化など、環境に飛び交うパワーカードを軒並みケアでき、さらにギフトエネルギーと強烈なシナジーを産むため、3枚採用の価値があります。チラチーノにミスト+ギフトをセットできるよう、少なくとも2枚は欲しいカードです。

⚫︎セラピーエネルギー 1枚

後貼り可能な万能薬(毒以外で!)

カビゴンとセットで使えばノーリスクで相手を攻撃できる。ミストと違い、状態異常になった後から貼っても効果があるのが強い。だいたいカビゴンの枚数マイナス1枚が採用される傾向にあります。最悪博士で切ってしまっても、カビゴンはジェットでレスキューできます。

⚫︎Vガードエネルギー 1枚

環境にギラティナが君臨する限り仕事できる

セレナの項目でも触れたように、Vがちらほらいる環境では、採用しておいて損はないカード。ミスト+Vガードでルギアがギラティナに対して凄まじい耐性を発揮します。ルギアの躍進で今後シンオウ神殿採用が増えるため、突破される可能性もあることから、過信は禁物。地味にマフォクシーVのチラチーノ2枚どりプランをケアできるのがエライ。

▪️コラム:チラチーノの使い方

⚫︎並べ方
このnoteで擦りまくってますが、大切なので何回も言います!笑
ゲッコウガが『動ける』デッキとの対面ではチラーミィを2面立ててはいけません!
ルギアおじさんとの約束です。
ゲッコウガがいる時には、各ターンにチラーミィを1枚ずつ出して、順番に進化させて、90点2面取りを阻止する動きをとること。
動き方で手裏剣ケアをするため、今回の構築ではマナフィを入れてません。
もともと入れて回してましたが、ベンチ管理やアタッカー準備をしつつ、マナフィを置く所作の要求が高いです。
特に序盤アッセンブルする前に抱えたマナフィを博士で落とさずベンチに出してしまうと、ベンチの枠がなくなることも多々あります。
マントでケアするのもありですが、タイミング良く引けるかが悩ましいところ。
なお、チラチーノはサイド2の相手にぶつけるのが基本です。非エクをチラチーノで取るのはコスパ悪いです。エネは使わないものの、終盤に出てきた相手のサイド2のポケモンを見るために1体は残す必要があります。
ただ、後述の古代バレットのようにエナジーで耐久増す相手には使わざるを得ないため、原則はサイド2をチラチーノ、サイド1をカビゴンと考えておくと動きやすいです。
(盤面次第で原則どおりにはいかないこともあります)

⚫︎エネの貼り方
超大切。今回めちゃくちゃ考えたところです。と、言いつつ当たり前のことを書きます笑
チラチーノのヤバさが知られたことで、今後増えるのは、
⚫︎ベンチのチラーミィかチラチーノを先に狙う
または
⚫︎アーケオスを最速で落としてくる動きです。
チラチーノの火力はエネの枚数参照のため、アーケオスが1枚なくなると、途端に瞬間火力が出せなくなります。
そのため、先貼りすることが大切です。
ただ貼るのではなく、優先してギフトを貼り、相手に取られてもリカバリーできる盤面にすることが大切。

そのうえで、以下の2択になります。
①チラーミィに1エネ貼る
②チラーミィに2エネ貼る

⚫︎チラチーノで取りたいポケモンが280ライン以下
⚫︎または、330ラインだが、ハンドにマキシマムベルトを持っている
➡️①の1エネ貼りが有力。
アーケ抜かれても、ハンドにエネがあれば手張り+1アーケで4エネ280ラインに持っていけます。

でも、下記の場合は話しが別です。
⚫︎280ライン取りたいけど、ハンドにエネがない
⚫︎330ライン取りたいけど、ベルト不採用(で、1エネをハンドに抱えてる)
➡️②2エネ貼りが有力。
ポイントはアーケ1枚抜かれてもいい盤面にすることです。今回の構築はエネ多めなため、初動でエネを切りすぎなければ、チラーミィに2エネ投資して先に抜かれても、エネは足ります。

もう少し踏み込んだ読み合いをするなら、エーススペックがバレていない前提で、ベルト持ってるフリをして、リザをとるのに1エネだけ貼っておく、などがあります。
最近のルギアのエーススペックがマスターボールになっているため、このブラフに引っかかる人は少ないですが、今後ベルト採用型が増えてきたら、使える小ネタなので、覚えておいて損はないです。

▪️対面ごとの相性とエネ配分

(他の対面はまだ新環境の経験不足なため、別途追記するかも)
まず、前提として結構シビアに書いてあるところがあります。今のルギアが勝ててる理由は下記のとおり。

⚫︎ノーマークでブッ刺さってる
(対策札を入れてるデッキが環境に少ない)
⚫︎対面不足
(相手側が慣れていない)
⚫︎ルギアが不利なデッキが環境に少ない

という、初見狩り性能の高さがあると考えています。そのうえで、今のルギアの初動の不安定さや今後開拓されるであろう対策(プレイング、メタカード採用)を加味すると、今ほど簡単に勝ちきれなくなる、と読んでます。

以上が対面考察の前提です。

※対面ごとのエネ配分は、あくまで理想です。こんなにうまくいくことはありません。
ですが、理想盤面をイメージするのが大切なので掲載します。あくまで私の独断と偏見です。あしからず。。。

⚫︎悪リザ
 先攻5.5:4.5で微有利
 後攻5:5でイーブン

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

マフォクシー警戒で
Vガードを2体目のチラチーノに残せればベター
セラピーは取られるカビゴンには貼らない

世間よりも控えめな評価かもしれません。確かに、ガン回りして理想の動きができれば、ルギア有利に傾くのですが、以下が懸念です。

①初動で遅れると厳しい

後半にチラチーノ2枚を立てるリソースを残しつつ、最速アッセンブルを目指すのはハードルがけっこう高いです。ネオラントも使うなら崩れたスタジアムで消すことはほぼ必須です。
1体目の悪リザをルギア、カビゴンで取り、残りの悪リザ2体をチラチーノで取るなら、チラチーノ用に計10枚のエネが必要です。つまり、エネはカツカツですので、エネまみれで博士を打つと、終盤にエネ切れを起こしかねません。

②毎ターンチラチーノを立てるのが難しい

ルギアはアーケオス出すまではベンチ展開しにくいデッキです。
特にリザ対面では、相手に崩れたスタジアムを先貼りされると、ベンチ枠が狭くなり、アーケ1枚しか展開できなくなる可能性もあります。
よって、アッセンブルしてからチラチーノを準備していく流れになりやすいです。相手の攻撃を凌ぎつつ、チラチーノを展開していくのは、思いの外、忙しいです。

③ビーダル型の流行

ピジョットやロトムが入らない構築が増えてきており、ネオラントを狩れないと、リザ3枚相手にする必要があります。
今後のリザの型次第ですが、ビーダル型の方がルギア目線はやりづらいです。
総じて、このルギアはサイド1枚で押し付けてくるデッキは苦手な傾向にあります。


以上を踏まえた上で、立ち回りとしては、基本ルキアV1枚を出しつつ、チラーミィを展開する。
今後ルギアメタで、ウガツホムラex(ルギアVを序盤からワンパン)やマフォクシーV(チラチーノ2枚取り)採用が増えきたら、立ち回りを見直す必要があります。

ポイントは相手のサイド1枚のヒトカゲなどを無理して取りに行かないこと。
取りに行くとしても、ルギアか、カビゴンでとる。極力チラチーノでサイド1枚を取りに行かない。
こちらはチラチーノ2枚で、リザ2体を処理して、残りのサイド2枚をカビゴン、ルギアでリザを倒すか、システムポケモンをボスで狩るか、が勝ち筋になります。
ただ、なによりもエネ要求が重い。チラチーノでリザワンパンするにはエネ5枚必要です。博士でエネを巻き込みすぎないように要注意!
相手はアーケオスを狩ってくるため、こちらの目標は、チラチーノ2枚にミスト+ギフトをそれぞれセット(マフォクシー警戒ならチラチーノ片方にVガード)して、アーケオス1枚取られても、手貼り+1アーケでエネ5枚チラチーノを作れるようにすることです。
そのため、この対面では手貼り権がめちゃくちゃ大切です。手貼り用のエネは絶対持っておくこと!安易に貼らない。
ハンド干渉警戒でどちらかのチラチーノに貼るのもありですが、エネの残数と要相談。
とにかくチラチーノでリザ2体取れたら、優勢です。
逆に、こちらの余計に出したルギアVやネオラントVをリザに狩られると、かなりしんどいです。
また、1アーケ取られて、かつハンドにエネがないとリザを取れなくなるため、ルギアかカビゴンで1ターン稼ぐ必要があります。
とにかく盤面づくりとエネ管理がシビアなため、アーケオスの特性と手貼りのタイミングを気をつけること!

また、相手の勝ち筋は、先にヒトカゲなどのサイド1を押し付けて、ルギア側に取らせてからカウンターキャッチャーでアーケオスを狩ることです。
よって、相手の盤面のサイド1しか殴れない場面では、可能ならアッセンブルせず、カビゴンにダブルターボ込みのエネ手貼り2回で相手の正面を取りつつ、カウンターキャッチャーでアーケオスを取らせないのが、かなり動きとして強いです。
闇雲に最速アッセンブルすればいいわけではないため、アッセンブルを宣言するタイミングがとても大切です。
チラチーノでリザを取れる場面まで待ってもサイドレースで勝てるため、焦って相手のサイド1をアッセンブルして取りに行かないように気をつけましょう。
アッセンブルしても大丈夫な場合もあります。盤面やハンドの読み合いがかなり大切です。

⚫︎パオ
 先攻6:4で有利
 後攻4:6で不利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

基本サイド2-2-2を狙う
サイド1を挟まれたら、余りエネでカビゴンを起動
おまもり警戒で280点チラチーノを最初は作りたい
ただ、最近はギリギリまでパオを置いてくれないのでこんな簡単にはいきません。。。

由緒正しいじゃんけんゲー(?)。勝った方が勝つ。簡単なお仕事、、、でした。昔は。最近はパオ側のプレイングが進み、なかなかサイド2を出してくれません。
カイナを取る手段が増えたのでサイド2対面なら以前よりも戦いやすくなってはいますが、手裏剣があるため、迂闊にチラーミィ2枚置いたら飛びます。先にパオを殴れるかがめちゃくちゃ大切な対面です。逆に先殴りされるとリカバリーはかなりしんどい。カイナのせいで、チラチーノでサイド2枚取られるため、サイド差を埋めにくいです。
もし、カイオーガで殴ってきたら、余りエネでカビゴンを起動します。
まずは、じゃんけん勝てるように徳を積みましょう。

⚫︎ロスギラ
 先攻6:4で有利
 後攻5.5:4.5で微有利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

ギラティナをルギア、チラチーノで取り、
残りはカビゴンで取る
サイド残り3以下のツツジ警戒で
チラチーノと1枚目のカビゴンにギフトを貼りたい

雪道がなくなったため、いよいよ止まらなくなりました。ただ、それでも終盤の捲り性能は侮れません。ギラティナVを序盤に取れないと、チラチーノを立てて殴りにいくため、準備の要求あがります。神殿ロストマイン、などでミストギフトチラチーノや神殿レクイエムでVガードミストルギアが飛ばされるため、カビゴンがめちゃくちゃ大切になります。

⚫︎アルギラ 
 先攻6:4で有利
 後攻5.5:4.5で微有利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

サイド2-2-2を狙う
280チラチーノを2枚育てると
白エネ(ダブルターボ以外)が
残り1枚しか余りません

ロスギラと違い、序盤のハンド干渉との戦いになります。ただ、神殿採用は見られないため、ロスギラよりも終盤のプレッシャーは少ない。初動を乗り越えれば、Vガードルギアとチラチーノ2面でサイドを2-2-2で取れるため戦いやすい相手です。今後ルギアの流行り次第でこだわりベルト入りが来るかもしれないので注意。

⚫︎ロスバレ
 先攻4.5:5.5で微不利
 後攻4:6で不利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

初見はギラティナか分からないため、
220ルギアを作るのも有力。
マリガンやかくしふだの捨てエネで判断できる
サイド2が出てきたらチラチーノで対処するため、
カビゴン、チラチーノの順番は流動的

基本はカビゴン中心で戦います。ミストが入ったことでロストマインやデヴォリューションに強くなったのが大きいです。クララ、キバナがないことで、捲り性能が前より落ち着いているため、カビゴン押し付けつつ、サイド2をチラチーノで抜ければ押し切れます。今後、神殿採用されると、トドロクツキがキツくなりますので、ミストに頼りきらないプレイングが求められます。

➡️2024.2.28追記
最近はCL2024福岡でも登場した『アオツキロスト』が流行りつつあり、ルギア側がかなりしんどいマッチになりました。
ライコウ、カイナがいるため、ルギアV1枚で構えていると、相手が上振れしたら、後1でルギアを飛ばされてしまいます。
また、終盤にサイド3にするとツツジ、サイド1にすると、ウッウ+かじばでルギアをワンパンで破壊してきます。
相手目線も要求は高いですが、こちらは常にカイナ警戒でルギアやネオラントを放置できません。カビゴンを押し付けても、押し切られることがあるため、サイド2のポケモンを盤面から消して戦わないと勝ち切るのは容易ではありません。、

⚫︎古代バレット
 先攻4.5:5.5で微不利
 後攻4:6で不利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

ブーストエナジー込みで200点耐久のため、
200ラインをとることを狙う
カビゴンはブーストエナジーついてないポケモンをボスで抜きに行く

ひたすら高耐久のサイド1が襲ってきます。ゲッコウガがベンチにいても、フル展開されたら、げんせいらんだで150点出るため、カビゴンを飛ばされます。一方で、ブーストエナジーつけられると、カビゴンからはワンパンできない高耐久ポケモンがホイホイ出てきます。チラチーノを立てる速度が間に合わないことも多く、厳しいサイドレースになりがちです。トドロクツキexが採用されていれば、捲りやすいですが、不採用ならかなり苦しいです。崩れたスタジアムで被弾したルギアを消せるかが大切になります。

⚫︎ミライドン
 先攻4:6で不利
 後攻3.5:6.5で不利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

サイド2-2-2を狙う
おまもり警戒は対パオジアンに似ている
問題は相手の速度が速いこと

一時的に環境から数を減らしてますが、依然として強さは健在。そもそも弱点なので不利対面になります。
ピオニーがなくとも、後1から上振れされると、ルギアがキツイのは変わりません。すあなノコッチレギュ落ちが痛い。
幸いテツノカイナに対抗する術は手に入れたのでマシですが、ヘビーバトン、がくしゅうそうち等でカイナを2連続で立てられると、さすがにキツイ。
良くも悪くもジェネレータの機嫌次第で結果が変わりやすいです。徳を積みましょう。。。

⚫︎サーフゴー
 先攻6:4で有利
 後攻5.5:4.5で微有利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

サイド2-2-2を狙う
ハッサム型なら、カビゴンを余りエネで起動して
チラチーノをサーフゴーに使えるように温存する

パルキア型とハッサム型に分かれますが、前環境で多かったパルキア型が引き続き人気。ただ、こちらの型はサイド1を押し付けられないため、2回ころころ打てれば、こちらはサイド1を2回押し付けるあいだに、相手はサイド2を2回取られて、サイド4枚をもぎ取れます。
ハッサム型の方が厄介。ですが、カビゴンでハッサムを処理して、残りのサーフゴーをころころすれば、サイドレースで勝ち切れます。ルギアにマキシマムベルト採用していればサーフゴーをルギアでワンパンできるため、対面は強くなります。ベルトなければ、ルギアがアキレス腱になりそう。

⚫︎サーナイト
 先攻5:5でイーブン
 後攻4:6で不利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

チラチーノがサイド1のため、
ドラピやアヤシシの時ほど悩まず、
サナを取れる時にチラチーノで取る
順番は流動的
サケブシッポとのスピード勝負!

前の環境を引きずってるかもしれませんが、パワーダウンしたとはいえ、あえてサナを握る方は修羅しかいません!!
今の構築には、スイーパー不採用のものが多く、おまもりフワンテのケアが甘いため、ルギアが中盤以降は簡単に飛ばされます。また、サケブシッポにより、アーケオスを抜かれやすいので、取られてもいいようにエネを2枚以上貼ったチラーミィを並べる必要があります。相手の要求も高いですが、順当に殴り合うと、こちらがしんどい場面が多いです。ただ、スイーパー採用が増えてくると、途端に立場が逆転します。今は環境に少ないから切り気味の構築です。したがって、今後サナが増えるなら、きっちり対策札を入れる必要があります。

⚫︎未来バレット
 先攻4:6で不利
 後攻4:6で不利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

カシラ、カイナを取り、2-2-2を目指す
非エクミライドンを押し付けられたら
余りエネでカビゴンを起動し
チラチーノはサイド2対処のため温存

まだ、構築が流動的なため、あくまで現時点の判断です。アクセルピークでチラーミィが取られやすく、カシラ補正が乗ったごっつあんプリファイでルギアやカビゴンを飛ばされるため、スタート次第では2ターンかけて一気にサイド4枚を取られるリスクがあります。相手の初手にミライドンが出せるかどうかで展開が左右されやすいです。
こちら目線は、カシラが並びやすいので、カイナをチラチーノでとりつつ、サイド2-2-2を目指します。
ただ、相手の最強の動きは、アクセルピーク、そしてカイナを絡めて、サイド1-3-2という取り方をされることです。つまり、先殴りでチラーミィを取られると負けやすくなります。かなり序盤が大切な対面です。

➡️2024.2.28追記
CL2024福岡で、ついにカウンターカイナ、という強力な構築が現れました。
そして、直近のシティでも上位に入賞しております。カイナを高速起動しつつ、ヘビーバトンでカイナリレーを行うことによって、未来バレットはルギアにとって、かなりしんどい対面になりました。。。
正面の小ミライドンは取らない様にして、カウンターキャッチャーを発動しないようにしつつ、バトン対策でスイーパーなどを搭載しないと、上振れされたらあっという間に殲滅されます。

⚫︎トドロクツキ
 先攻6:4で有利
 後攻5.5:4.5で微有利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

ブーストエナジー込み290点耐久を
相手にするとエネはカツカツ
ボスで裏を抜き、上手くエネを節約したいところ
非エクツキはカビゴンで対処

前の環境とは異なり、VIPパス、ガラルファイヤーV、ひも、スイッチャーといったアグロの根幹をなしていたカードと、ベンチを引っ張り出すカードがなくなったため、理不尽を押し付けられにくくなりました。
プライムキャッチャーはあるものの、後1でベンチのルギアをワンパンすることが決めにくくなってます。
何よりもミストエネの存在が大きいです。ツキ側に神殿が採用されたとしても、カラミティストームで自ら割らないとルギアやカビゴンを取れないジレンマがあります。
ただ、非エクのツキが出たことで、サイド1の有力なアタッカーができたのは、ルギア目線では厄介です。いかにサイド2-2-2をとれるか、が大切です。

⚫︎イダイナキバLO
 先攻6:4で有利
 後攻5.5:4.5で微有利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

ブーストエナジー込み200点ラインを目指す
ルギアの闘抵抗が生きるため、ルギア2面
カビゴンはエナジーなしを狙う

こちらのヤマを能動的に破壊してくるデッキです。エネが多少落ちるのは構いませんが、厄介なのは、チラーミィを運悪く落とされると一気に怪しくなります。ただ、相手目線も下手するとアーケオスを落とすお膳立てをしてしまうため、ヤマを削ることが裏目になりやすいです。チラチーノさえ立てば、ワンパンしていけますが、カビゴンではエナジーつけられると取れないので、ターンを稼がれやすいです。チラチーノにアクセスできる札をとったら、早めにハンドに抱えるのが安全そう。

⚫︎カビゴンLO
 先攻6.5:3.5で有利
 後攻6.5:3.5で有利

使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

基本こちらは倒されないのでギフトの価値は低い
(かがリザ採用の可能性は頭の片隅に置いておく)
ダブルターボとジェットは極力使わずに
縛り解除後の逃げエネや入れ替え手段として温存
セラピーはエリカでカビゴン出されるまで残す

たびたび議論が起こるデッキですが、ルギアからすると、戦いやすい対面です。あまり手番は関係ありません。ポイントはシングルアッセンブルすること。ルギアとアーケオスだけの盤面にすること。チラチーノがいると、マントカビゴンを貫通できるので、1体までなら出しても問題ありませんが、自分から出さずにエリカであえてチラーミィを選ばせるのがアツいです!そして、なにより焦らないこと!!めっちゃ大切!殴れないターンがあっても問題ありません。こちら目線はカゲツがなくなったので、神殿の解決札を抱えていてもノーリスク。やまびこホーンがなくなったので、マンタイン採用が見受けられますが、ワザなので使った直後は動きたい放題です。しかも余計なメタカードがないのでエリカのハズレ札がネオラントしかいません。逆にこちらはネオラントひいたら、ナンジャモで魚をヤマに沈めるだけで簡単にエリカケアができてしまいます。エリカでピンポイントで抜かれると厳しいですが、それでも抗えます。

この対面は
①シングルアッセンブル
②ボス(カビゴン以外のポケモンがいれば、呼び出すことで、とおせんぼロックを解除できる)
③ジェットエネ、ダブルターボの温存
④崩れたスタジアム
⑤ナンジャモ
が大切な札です。

エネを分散して貼りすぎるとピーニャで破壊されるので、エネ管理は大切。この対面はミストやギフトから切ってジェットやダブルターボを温存するのがベターです。

⚫︎ルギアミラー
 先攻7:3で有利
 後攻3:7で不利

先攻の場合
使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ
後攻の場合
使用アタッカーおよびエネ配分
『6』は余りエネ

ミラーは先攻がガン有利です。とにかく早くアッセンブルしたモン勝ちです。
じゃんけんに勝つ!シンプルですが、かなりの運ゲーになります。徳を積むしかない。。。
後攻は、相手のルギアVstarにルギアVがワンパンされるリスクが高いので、ルギアV2面配置を要求されます。

先攻なら、220点ストームダイブで、相手のルギアV1枚を倒し、チラチーノで残りのルギアVstarを倒せば、あとはカビゴンでサイド1を取りきれます。

後攻では、こちらのルギアで相手のルギアを取れない場合が多いので、カビゴン、チラーミィ(場合によってはアーケオス)を狙うことになります。
サイドレース不利になりやすいので、チラチーノでカビゴンを取りに行くことが必要になる場面もあります。
後攻で勝ち切るのは、相手の事故にも左右されます。そのため、後攻で勝てたら、ほんまに自分を褒めてください!笑

先攻、後攻共通ですが、ポイントはカビゴンのエネの貼り方です。
ネオラント警戒でダブルターボは絶対に攻撃するギリギリまで貼らない!!絶対です!!

後攻が勝つのはどんな場合か?
⚫︎相手のアッセンブルが遅れた時かつ、こちらのルギアV2枚目を崩れたスタジアムで消せた時
⚫︎相手のルギアやネオラントなどのサイド2をこちらのカビゴンやチラチーノで取れた時
⚫︎ギミックを採用している場合(カイナやたそがれヤドラン➡️レントラーはルギアV2枚目を取れないと捲れるわけではないため、ギミック、ではないかなと個人的には考えてます。)

今回のレシピには、テツノカイナexやたそがれヤドランが入っていないため、先攻のアッセンブルが遅れて、後攻が先にアッセンブルした場合に限られます。
そのため、ナンジャモ打つのも、不用意に使ってはいけません。自分の展開優先で使ったナンジャモで相手のハンドを助ける可能性もめちゃくちゃあります。
他の対面以上に、ナンジャモ使うべきかは考えるべきです。
なお、相手が先攻でガン回りされたら、それは仕方ありません。相手の健闘を讃えましょう!!

この対面ではチラチーノのエネ要求がリザよりも軽いため、アーケオスを1枚狩っても有効打になりにくいです。
ただ、相手の後続アタッカーが立っていない時はアーケオスを取りにいくのも選択肢です。
写真には掲載していませんが、カビゴン引けない場合でも、最悪アーケオスに3エネ貼れば、チラチーノはとれますので、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

▪️当日のマッチアップ


⚫︎1戦目
 ロスギラ
 後攻⭕️6-3
 スタート➡️ルギア
 後1風読みから、2ターン目にアッセンブル。セレナでギラティナVを呼び、ストームダイブでサイドを先攻。返しにVガードミストルギアを取れないため、ウッウで刻まれる。
後続のチラーミィ1体をベンチに出す。ギフト+ミストを先貼りして、ロストマインケアと、アーケオス1面になっても、4エネ280点が確保できるラインを準備。
裏のアーケオスをキャッチャーで抜かれるが、返しにジニアからチラチーノをサーチし、2エネ補充。ベンチにカビゴンを出しつつ、チラチーノでギラティナをワンパン。
ミスト、ギフトのせいでヤミラミが効かず、お相手はカビゴンを起動。
(ひさびさにカビゴン採用のギラティナを見た気がする)返しにこちらもカビゴンでカビゴンをとりつつ、後続のチラーミィにミスト+ギフトを貼る。
相手はヤミラミを起動するが、盤面にダメカン乗るポケモンがアーケオスのみに。
次の自分の番でアーケオスにミストを後貼りして盤面全員がロストマイン効かない布陣に。
そのまま、カビゴンで押し切り勝利。
ミストの強さを実感した試合。

⚫︎2戦目
 アルギライサハ
 先攻⭕️6-2
 スタート➡️ネオラント
 初手は厳しいと思われたが、トップドローでマスターボールを引くことで、話は一変。マスターでアーケオスをサーチし、もとから抱えてたもう一枚のアーケオスとセットでハイパーアーケアーケに成功。ルギアvを出し、ネオラントに逃げエネ手貼りで番を返す。
相手はアルセにダブルターボつけて、トリニティチャージでギラティナにエネを補給。
次のターンにアロマ表からルギアを進化させ、Vガード込みで220点ルギアを作り、ネオラントを逃してアルセを取る。
お相手はギラティナに進化、アルセをベンチに展開するも、Vガードのおかげでルギアを取れず。裏のネオラントを呼ばれなかったため、ルギアが30点残る。
次のターンにセレナで裏のアルセを呼びつつ、後続にチラーミィをセットしてエネを2エネ補給。アルセをとってリードを広げる。
次の番でイサハでルギアを取られるが、返しに博士からチラチーノを引き当て、イサハを突破。
サイド2のデッキに対しては相性がかなり良いです。

⚫︎3戦目
 カビゴンLO
 先攻⭕️6-0
 スタート➡️チラーミィ
まさかのカビゴンLO。でも、この対面は前の環境でけっこうシミュレーションしてたので、焦る必要はなし。
凄まじいハンド事故で、エネまみれ。
初手は、展開できずチラーミィに手貼りエンド。
相手は順当にカビゴンとロトムを展開。
次のターンにもアーケさえ落とせず。チラーミィにエネ2枚目を貼り、仲間を呼ぶで、ルギアv1枚だけを展開。
相手は野盗で削りにくるが、あいにくボールしかないため、あまり痛くはない。
次の番でセレナを引き、アロマ表からアーケサーチ、セレナのドロー効果でアーケをトラッシュ。まだ、ルギアの上を引けないため、チラーミィで攻撃。10点。
相手の番は、即席充電で返される。
ドロー!まだ上は引けず。
再び10点を刻む。泥沼展開。
相手はここで、エリカを使用。ハンドにあったルギアvを呼ばれる。
でも、この展開それほど痛くないです。前のレギュと異なり、バケッチャ、ノコッチ、ネオラント2枚目などの札がないため、今のルギアは、ネオラント以外全てアタッカーになりました。
そのため、エリカの耐性上がってます。
次のターンにようやくルギア上を素引き。
進化して、シングルアッセンブル!
カビゴンLOには、シングルアッセンブルが重要です。下手にアーケ2枚並べると、縛られる対象が増えるため、悪手になります。
チラーミィで2回刻んだおかげで、ダブルターボ2枚の180点ルギアでも正面のお守りカビゴンはとれたのですが、ベンチのロトムがいたので、ここはダブルターボ1枚とエネ2枚で200点ルギアをつくり、正面を取ります。
ここまで長かった。。。
このあと、キャッチャーでアーケオスを縛られるも、ボス➡️ロトムからチラチーノでヒーローマントロトムをワンパン。
その後、毎ターンアーケオスを縛られるも、ジェットで解除。神殿ケアで崩れたスタジアムを抱えていたため、危なげなく勝利。
マンタインとエリカケアで、ネオラントを引いたらヤマに戻せば負けない対面かと思います。
地味にカゲツがレギュ落ちしたのが追い風です。

▪️さいごに

前の環境と打って変わって、強いルギアが帰ってきたことは嬉しい限りです。
しかし、このままで終わることはあり得ませんので、メタがさらに加速すると思われます。ルギアのラストイヤーを皆様と一緒に走れるように頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします!!

編集後記
改めて、CL2024福岡でチラチーノルギアが見事な優勝を飾りました!!!
本当におめでとうございます🎉㊗️
次の新弾でも、早速メタカードが登場するため、メタゲームが加速すると思われます。
ですが、引き続きルギアと頑張りたいと思います!!

今後、ルギアに有利なミライドンや未来バレットが増えると思われるので、亜種ですが、私の開発したルギアのnoteのリンクも貼っておきます。
こちらも全文無料です。

以上、長文失礼いたしました!!

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