2歳になった娘と、ぺったんこのおしりの記憶
今日、娘が2歳になりました。
お誕生日おめでとう。
こんなに元気に大きくなってくれてありがとう。
今は午前5時47分、2年前もこのくらいの時間に仮眠から目覚めました。
神妙な面持ちで、きっと帝王切開になるから
水を飲むのはやめておきましょうと言う短髪の看護師さん。
予定日までまだ1ヶ月以上。
娘の胎動が急に落ちてしまい、経過観察のために入院して4日目。
真夜中に陣痛が始まり、LDRで夜を明かしていたのでした。
朝7時過ぎ、医師から帝王切開をしたいので夫を呼ぶようにと言われ、夫と共に術前の説明。
緊急帝王切開となるのは、
逆子の状態で陣痛が始まったため。
ただし早産となるリスクはあるので、
収縮抑制剤で陣痛を抑えて正期産まで待つ選択肢もある。
私たちはすぐに生むことを選択しました。
胎動がほとんどなくなった状態で入院して4日。
心拍は異常がなく、エコーをみても理由がわからない。
だけど明らかに胎動がない。
気がついたときには亡くなってしまっているんじゃないかと、
私はずっとずっと不安でした。
やっとお腹から出してあげられる!
なんてチャンスなんだ!
そう思って帝王切開に臨みました。
娘は、通常より短い臍帯が首に一巻き、
その状態で逆子から戻ろうとしたものの臍帯の長さが足りず
お腹の中で身動きが取れない状態でした。
そのストレスからか胎便が出ており、羊水混濁+++とドロドロの状態。
生まれてきた我が子を見て、
なんだか「ごはんですよ」みたいなのがたくさん付いてるなぁ…
と思ったほど、ドロドロでした。
もう生まれなきゃいけない!と
娘が必死に起こしてくれた陣痛だったのかもしれません。
無事に生まれてくれた娘に、
ありがとうと伝えました。
あの日からもう2年。
あっという間のような、
でもまだ2年しか経ってないんだっけ?と
出産のことが遠く感じるくらい
濃密だった2年間。
無事に生まれたあとも、
原因不明の血便が続き
元々小さかった体重がさらに2割落ち
代謝性アシドーシスを起こして
総合病院に救急搬送。
娘の保温のため、産後は授乳以外で会うことができず
5日目に救急搬送された日は
身体の半分を失ったかのような悲しみで
涙が止まりませんでした。
初めて娘のおむつ替えができたのは生後1週間経ってから、
転院先のNICUで、保育器の中の小さな小さな娘のおしりは
体重が落ちすぎてまったくお肉が付いていなくて
赤ちゃんのおしりってこんなにぺったんこなんだ!と驚いたことを覚えています。
そんな娘は、今では自分のおしりを指して
ぷりっぷりっ!
というほど立派なおしりの、元気いっぱいな2歳児です。
元気になってくれて本当によかった。
2歳のお誕生日、おめでとう。
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