2024年7月16日(火) 健全に詩を書いていたい。

ポールマッカートニーが六本木で写真展をやるというニュースを、昨日ネットで見ました。それで、自分がポールだったらと、一瞬想像してしまいました。

確かに、写真を撮りたくなるほどに、これまでいろんな所へ行ったのだろうし、いろんな人に会ったのだろうな、すぐ隣にジョンレノンが息をしていた人生って、やっぱり普通じゃなかったのだろうな、特別な人生だったのだろうなと、考えていました。

と、思ったところで、いや、そうではないのかもしれない、もしかしたらそんなことはないのではないか、とも思いました。

ポールマッカートニーの人生だって、一日は24時間しかないのだし、いろんな小さな事で悩んだこともあるのだろう。人ひとり分の感性で生きてきたのだろう。そういう意味では、決して特別ではないはずです。特別な人生なんてどこにもありはしないと、思ったのです。

だからこそ、ポールの写真展に行ってみたいと思います。ポールのその、特別でない部分を、目を凝らして見つけてきたいと思います。

しばらく開催されているようだし、そのうち行ってこよう。

ところで、ポールと比べるのはなんなんですが、ぼくは、あらためて、「きちんと」詩を書いていきたいと思っているのです。

詩を書く、というのは、何も特別なことではありません。

「詩を書いているから」という理由で、許されることなんて何もありません。

詩を書いているからほかのことは適当でいい、ということはありません。

詩を書いているから周りの人に迷惑をかけていい、ということはありません。

詩を書いているから自分を甘やかしていい、ということではありません。

ぼくはできるだけきちんと生きて、そしてその上で、周りの様子を敏感に感じながら、書ける時にだけ、ささやかにぼくの詩を、書いてゆこうと思っています。

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