2024年2月18日(日) 祈るように読ませてもらった
本日は日曜日。そしてよい天気だ。よい天気なので、ぼくはこれから横浜市立中央図書館に行こうと思う。調べたいことがいくつかあるからだ。そういえば何年か前に、ずっとやめていた詩を、また書いてみようかと決めて、まず行ったのがこの図書館だった。詩の棚に向かって、まずは深呼吸をして、それから片端から読んでみた。詩から離れていた間に生まれていた詩を、祈るように読ませてもらった。
ところで、学校を卒業して社会に出る人の中には、自信を持てない人もいるのではないかと思う。
なにを隠そうぼくも、大学を卒業する頃に、自分のような内気な性格ではとても勤め人には向かないだろうと思っていた。やっていけるわけがないと。でも、育ててもらった恩もあるし、何もしないではいられないから、向いていなくても働くしかないと思った。
それで働き始めた。ところが、気がついたら、初めて働き始めた会社にそのまま43年間、ずっと働いていた。
それで思うのだけど、社会に出ようとしていて、自分は組織の中で働くことに向いていないと思う人には、2種類あるのではないか。
ぼくのように、働いてみたらなぜかできてしまう人と、働いてみても、やっぱり無理だったという人の2種類だ。
なんというか、それなりに適応できてしまう人と、やっぱりできない人だ。
時代の困難さも影響しているのかもしれないけど、やはり人それぞれの性格というか、個性にもよるのだろう。
人それぞれだ。
この世の成り立ちのすべてに適応できる人なんていない。
自分が幸運にも会社勤めができたからといって、それを当たり前のように、その経験をもとにものを考えたり、語ったりするのはどうなのだろう。
ほんとに、人それぞれなのだ。
せめて詩は、どんな組織の力からも無縁なところで、ひっそりと自分なりの自分を表してゆこう。
さて、来週の今日は佐々木蒼馬さんと「勤め人と詩人」についての話をする。どこから話し始めようか。
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