2024年3月21日(木)眠いのを我慢して書かれた詩は。
昨日の「Zoomによる詩の教室」は無事に終わりました。ありがとうございました。
ところで、ぼくがめざしているのは、だれも傷つかない「詩の教室」だ。だからと言って、ただ誉め合うのではなく、そこにある詩の、懸命さと、ひたむきさと、努力と、そして鮮やかさを、参加者がきちんと掬い上げてあげられる教室だ。
さらに、頑張って作られてきた詩の中にも、ことさら、この人の詩はなんて素敵なんだろうと感動してしまう、そんな同時代の詩に巡り合える教室だ。
人ひとり、つらい毎日の中で、なんとか時間を作り、詩の締め切りに向けて、深夜、眠いのを我慢して書かれた詩は、それだけで意味があると、ぼくは思う。そうやって書かれてきた詩を、ひそやかに束ねて、自分の人生にそっと置いて行く。そんな人を詩人というのだろう。
セクハラもない、パワハラもない、誰も傷つかない、そして詩を書くことがさらに好きになれるような詩の教室を、ぼくはずっと探し求めてゆこう。
心に、最も深く入り込んできてくれるのは、たいてい同時代の詩だ。
そんなことを、4時間の教室が終わった後、疲れて横になりながら考えていた。
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