2024年5月26日(日) 詩に濡れてくる

詩はひとりで書くものです。

それぞれの人が、それぞれの日々に、それぞれの空を見上げて、それぞれの言葉で、それぞれの孤独のそばで、コツコツと書いてゆくものです。

それが詩の、本来の居場所なのだろうと思うのです。

ですから、人の詩を読む、というのは、自分とは別の人が見上げた空を見上げることなのだと、思うのです。

ですから、人の詩を読む、というのは、自分とは別の人の孤独に触れることなのだと、思うのです。

本日は午後に、聖蹟桜ヶ丘の「ケトルドラム」で、峯澤典子さんとの、「詩のお話会」があります。

20人分の空が背負われて、ひとつの部屋にやってきます。

20人分の孤独が手を引かれて、ひとつの部屋にやってきます。

扉を閉めて、さて、本日は何を語ろう。

詩にぐっしょり濡れてこよう。

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