2024年6月26日(水)ぼくは詩にドキドキしていられるか
昨日は、家の車のタイヤを交換に行ったり、買い物に行ったりで、特になにをするでもなく過ぎてしまった。なんでもない日だった。
ところで、なんでもない日、というのは「不思議の国のアリス」の中の言葉にあっただろうか。
でも、アリスの本の外の、この世界も、不思議といえばなんとも不思議だ。
目が覚めるたびに、ぼくはなんでこんな世界にいるのだろうと、あらためて思ってしまう。いつ命を授かってしまったんだろうと、何度も驚いてしまう。
それで本日は、朝から留守番で、家のことをやり、点ちゃん(文鳥)のカゴを掃除して、今、机に向かったところ。
これから「詩の通信教室」に送られてきている詩を読んで、感想を書こうと思っている。
これもぼくにとっての「なんでもない日」の内の一日だ。でも、なんでもなくはあるけれども、実に、なんでもなくはない一日でもある。
会ったことのない人が全力で書き上げた詩が、知らぬ場所から送られてきている。これが「なんでもない」ことであるはずがない。
ぼくは、とにかく目の前にある詩を読むのが好きだ。
とても長く詩を読んだり、書いたりしてきたけど、いちばん重要なことは、ぼくが今でも、詩にドキドキしていられるかどうか、なのだと思う。
読んでいる時にドキドキし、書いている時にドキドキしていられるか。それだけが、詩にとっての重要なことなのだと思う。
こんな世の中だから、詩を書けばいろんなことはあるけど、どんなできごとも、どうでもいい。
人は人、運命は運命。
今日ぼくは、詩にドキドキしていられるか。それだけを見つめて、このなんでもない日を、せいぜい楽しんでいよう。
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