2024年5月24日(金)やわらかな準備

明後日、日曜日の午後には、聖蹟桜ヶ丘の「ケトルドラム」で、峯澤典子さんとの「詩のお話会」があります。

それで、昨日はその準備をしていました。少し原稿を書いて、でも講演ではないから、その時の話の流れもあるし、これまでの打ち合わせに基づいて、想像をしながらの、あとは現場で考えようという、やわらかな準備です。

参加者に配る資料を一部印刷しました。それからそれを携えて、山を一つ越えて、コンビニまで行って、参加者の人数分のコピーをしてきました。

よいお天気で、汗が出てきました。

こうして詩のことをやって、日々が過ぎてゆきます。それが好きです。

歳と共に、詩とは、だんだん二人きりの関係になれてきました。

詩を書いていなかったら、ぼくは今頃、何をしていただろうと考えます。

わからないけど、なにもしていない、ということをしていたかもしれません。

詩は、夢中になっていると、時としてわたしから、心の平静を奪い去るものになることがありました。

周りを振り回してしまうものになることがありました。

それはいやだな、と思うのです。それは変だなと、思うのです。

もともと、詩なんか書かなくても生きていけるのです。それは忘れたくないと思うのです。

ですから詩は、別に、わたしに何か特別なものを与えてくれるものでなくていいのです。

詩は基本、ひたすら書いて、わたしの中にしまっておくものでいいと思うのです。そこを見失うと、わたしがわたしを失うことになってしまいます。

詩とは二人きりで付き合っていたいと、思うのです。

遠くから見れば、歳をとったわたしが、歳をとった詩に、話しかけているのが見えます。

詩を書いて、読んできて、今がいちばん幸せかもしれません。

さて、「お話会」ではどんな話が聴けるだろう。どんな話ができるだろう。ともかくその日の全力で。

すごく楽しみ。

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