2023年12月27日(水)わたしはわたしの詩を書いてゆこう

水曜日の朝だ。昨日も引き続き、ひとりの女性の詩集を読んでいた。でも、突然の用事ができて、読めなくなってしまった。仕方がない。そんな日もあるさ。また別の日に続きを読もう。詩を読むことは大事だけれど、時に、それよりも大事なことがあるということだ。

ところで、昨日はこんなことを考えていた。

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わたしは、わたしが好きなことをするために、生きなさいよ、と、背中を押されて、生まれてきたのだと、思うのです。

ほんとのことを言うと、わたしには元気のない日が、たくさんあります。

というのも、わたしは、どうしても、すごい人に目が行ってしまうのです。ああ、あんな人に生まれてこられたら、どんなに幸せだっただろうと、うらやんでしまうのです。

ほんと、わたしには、うまくできないことがたくさんあるのです。これはもう、どうしようもないことなのです。

でも、と、わたしは考えることにしているんです。そんなことを考えて、うつむいて生きていたって仕方がない。

だから、うまくできるか、できないか、ではなくて、それをすることが、わたしはほんとに好きかどうか、で、ものごとを決めてゆきたいと思うのです。

それをゆいいつの、生きてゆく判断基準にしようと、思うのです。

そうでなければ、わたしは、生きてゆく意味を見失ってしまうだろうからです。

実のところ、わたしは器用に、人の心に入って行ける詩が書けません。そんなわたしの詩の前で、わたしは、わたしの詩に、聞いてみるのです。

「こんなわたしでも、詩を書いてゆく価値はあるのでしょうか」と、「書いていていいのだろうか」と、詩に、聞いてみるのです。

すると詩は、少しのためらいもなく「はい」と、答えてくれたのです。

だからわたしは、これからも詩を書いてゆこうと、思うのです。

人がどう思おうと、わたしはわたしの詩が、好きです。

そしてわたしの詩も、そんなわたしのことが好きなのだと、信じてゆくことにしたのです。

だれもが、わたしから去って行っても、詩、だけは、なにも言わずに、わたしについて来てくれるだろうと、思うのです。

わたしは、わたしが書いた詩の、小さな手を持って、思うのです。

わたしはあなたを書いてゆこうと。

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