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家族

家族と聞いて皆さんは誰を想像しますか?

私は父です。

そして私には世間の一般常識など備わっていない。それでも必死にその常識で生きようと
その枠に収まろうとして暮らしてきたつもりでした。
彼も同じです。
それが幸せになれると思ったからです。

枠に収まらないと私達は悪い方へいってしまう。
道に逸れ、家族に周りに心配をかけ泣かせた事もありました。

世の中には親もいなく路頭に迷い、生きていくのも辛いそんな人は沢山いると思います。
世界でみたらまだ日本はマシなんだと思います。
【マシ】って言葉は適切かはわかりません。

ここにはまだ綴ってませんでしたが。
私にはまだお母さん、お父さんと呼べる人がいます。私のパパは何度、結婚を繰り返したのかわからない。それ位、破天荒な人です。
相手の苗字を名乗ったり自分のだったり。
大人の事情や色々な事があったのだと思いますが
父としては最低かもしれません笑

でもこれから綴る母の中で私の人生の軸である女性だと思います。
私はお母さんと呼んでいましたが。
ずっと私は【ママ】と呼びたかったんです。
でも子供心からか、面倒をみてくれる叔母である母をママと呼んでいました。
ずっと私のママはこの人だと言い聞かせながら生きてきたので他の人をママと呼ぶ事にとても抵抗がありました。それに裏切るそんな風に思ってました。

もう何人いるかわからない母の中で色々な意味で強烈だった母でした。

何歳から一緒にいたのか出会ったのか全く覚えてないけどお母さんというものを楽しんでいました。お母さんは自分の子供がいなかったので
私が自分の子供だと本当に母をやりきりました。
苦労をしてもどんなにキツくても私の為に働き
誰かに頼りきらず。
子供ながらに思うんです。
【この人はなぜ血の繋がらない私をここまで守ってくれるのか。】

お母さんは理想のお母さんという感じではないですね。
⭐︎口がとても悪い笑
⭐︎はっきりとオブラートにも包まず言う
⭐︎見た目は女優のきょんきょんみたいな人♡
⭐︎お節介
⭐︎とにかく強烈😂

お母さんは父と離婚したあと
お母さんの性格とも真逆な父とも正反対の
人と出会い、愛され、再婚します。

お母さんはそれでも私を離しませんでした。

全くの赤の他人な私をいつまでも娘だといいます。

父とはその後、離婚します。

父は母を本当に愛していたと思います。
私の事も。
でも母はきっと父よりも私だったんです。
だから淋しくなっちゃったんだろうなって。
私の存在は人を不幸にしてしまうんじゃないか
そんな風に思ってました。

大好きな人達は皆んな、苦労する。
私っていちゃいけない人間な気がすると
小さい頃から思って生きてきました。
もしかしたら今もどこかで。

だから大切な人が出来ると離れようとしてしまう。皆さんは【幸せ】が近づくと怖くなったりしますか?

彼も沢山の人に守られ、愛されてきたと思います。私と同じように彼も同じ様な体験をしています。

実の親がいても私達はなぜか血の繋がらない人達の中で大切にされ違う家族をやってきました。
今になれば大切にされていたと思うけど
それは今だから思える事で。
年頃の頃はなかなか思えません。
邪魔な存在だとそう思っていました。
実際、そんな事を言われた事もあります。
そこに今傷があるのではなくて。
人を不幸にしてしまってると何故か思ってしまう出来事が起きて。

早く大人になりたい。

そしてひっそりと生きて暮らしていくのが希望でした。

それでも周りは離してくれませんでした。

ここに描いてる母は病気になり元気になったかなと思っていたら突然、天国へいきました。

母はずっと彼の事も反対してたけど
違うんですよ。
親としてとりあえず反対しておくべきでしょ!
そんな女性です笑
タバコも吸って声も枯れて笑
口も悪いのに誰よりも愛情がある人。
どっかいってもすぐ母の中での常識が違う事があるとズカズカいくし、それが本当に恥ずかしい笑
彼も知ってますが平気で相手に向かって妊娠させるなとかセックスとかゴムとか言います笑
でも筋は通ってて間違えてなかったりします。

私が何歳になっても【ちゃん】付けで宝物だと言ってくれる。
母の愛情が重くてしんどくて逃げたこともある。
オブラートに包まない言葉たちに傷付き、
距離を置いた事もあった。

沢山傷つけたと思う。

私の幸せを思ってやる事は決して母としては
正しいとも思うけど私にとっては不幸だったりするので結構振り回されました。

もしかしたら今も。
彼女が空の上から色々とやらかしてくれてるのかなと思いました笑
彼もどこかで気づいてきてるかもしれません。

因みに離婚したそのお父さんは
新しい家族がいます。
多分元気かなと思います。
わかりませんが生きていてくれてるはずだと思います笑

ずっと思っているのは。
私の居場所が欲しい。それだけは思ってきました。不安にもならない、安心できる。
そんな事を学生の頃に彼に言った気がします。

彼はもしかしたらずっと。
私にその居場所を与えたかったのかもしれません。

その為にはお金も地位も名誉も必要で。
そして彼にも同じ課題。

こんな風に生きてきた私達が幸せになれる不安や失うかもしれない恐怖を乗り越えて
ずっと信じて生きていくのが課題だったんだと。

私と彼、両方の空に旅立った大好きな人達から
試されてるんだなと思いました。
そしてそこでも揉めてる気がします笑
それに振り回されてると思ったら何だかバカらしくなりました😂

亡くなっても望んでる幸せを与えてはくれませんが私も彼も愛されているんだと。
目に見える事ばかりに重視してしまい
そちら側の存在を無視してしまっていましたが
さすが彼岸入りですね💐

気付かされました。

これを描きながら。

彼さん。
きっとあなたも気付きがあるよ。

私達、きっと大丈夫。
わからないけどそんな気がする。

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