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「おまかせで」ってお願いするお寿司。


久しぶりのBFとご飯。
ディーゼルのワンピドレスを着て、ポルシェの助手席に乗り込む。
連れていってもらったお寿司屋さんは、いわゆる敷居高めのお店。
(お値段なんて表記してません…)
(上、特上なんてセット的なのもありません…)
これはどうやって頼むのが正解❓
と悩んでいたら、彼が
「お任せで。」って一言。
大将渾身の握りがひとつづつ丁寧に目の前に置かれる。

それは本当に感動ものだった。 

素人の私でもわかる、いかに美味しく召し上がってもらうかを計算し尽くした握り。
絶妙な大将の接客。
こちらのペースに合わせて、私達が話し込んでる時は話しかけない。ふっと会話が切れたタイミングでさりげなく「これは〇〇産ですよ」と伝えてくれる。

「苦手なものはありますか?」 
「ありません」と答えた私。
実は青背の魚が苦手なんだけど、この大将はどうやって出すのだろうと言う興味がまさって食べた鯖がヤバいほど美味すぎた‼️

やっぱり作り手の想いがこもったものを食べると、幸せ度が倍増するなぁ。

いつもは回転寿司に行くのだけれど、バットに並べられたシャリに、ベテランバイトの男の子がネタをポンと乗せて、“はいっ”って皿を渡される。
お財布気にせず腹一杯になる幸せも良いけど…そこに想いはないよね。

ポルシェで颯爽と乗りつけたけど、実はうちから徒歩3分のお店。笑

大将のお寿司に惚れた私は、また1人で来ようと決意した。

「おひとり様大歓迎ですよ」

大将の人柄も暖かい。

空間、雰囲気、味…お値段は安くはないけど、55歳の私はたまにはこうゆうのも良い。自分で働いて上質なものを自分にプレゼントする。

これからは丁寧に自分と向き合っていこう。

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