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オマージュが持つ力 - 【推しの子】 #1 -

みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。

突然だが、今「【推しの子】」がアツい。

原作のマンガに加えて、
アニメも7月から第2期がスタート。

原作を読んでアニメも見ている人も、
アニメからハマって 原作を読む人も
どちらも多いことだろう。

かくいう私は、そのどちらでもない。

アイドル

元々
「マンガは完結済みしか(基本的に)読まない」
主義だったので、
連載中の「【推しの子】」も今は興味がなかった。
(完結したら読んでみたいとは思っていたが)

ただ、世界的にも大ヒットしたアニメ主題歌
YOASOBI の「アイドル」は私も 大ハマりした。

一度聴いたら頭から離れない
あの インパクト と 中毒性 、
歌っていても とっても楽しいよね。
(原曲キーでは とてもツラいけど)

最近 自身の心境の変化の中で
未完結のマンガも読んでいこうか」と
思ったところで、
真っ先に読んでみたかったのが
この「【推しの子】」だったわけだ。

およそ1週間をかけて、
無事 最新刊まで読み終えた。
これで(単行本だけど)
リアルタイムで 皆さんとも
話題を共有できるようになったのである。

1巻を読んだところで衝撃を受けたのは
なんと言っても

原作と曲のシンクロ率

の高さ だ!

それまでもテレビやネットで
「『アイドル(曲)』は
 『星野アイ』とのリンクがスゴイ」

という声があることは聞いていたのだが、
1巻の終わりまで読んだときに
その意味を実感したよ。

まさに「【推しの子】」「星野アイ」のことを
それだけのために
書き下ろしたような歌詞になっている。

特に「嘘」に関する歌詞なんて、
1話 読み進める度に
「このことを歌っていたのか!」と
驚きと鳥肌が止まらなかったよ。
アイの最期のシーンは、
思わず泣きそうになってしまった。

私は曲から入ったクチだけど、
原作を読んでいて アニメを見た人、
あるいは 曲を聴いた人は
同じように衝撃を受けたんじゃないかな。

私は1巻を読み終えて
「アイドル」がもっと好きになったし、
「【推しの子】」という作品に グッと惹き込まれた。

ここまで 強い引力を感じることって、
私は あまり経験がない。

どんなに本が売れたり
映画化されたりする作品でも
ただ「面白い」「好き」なのとは
明らかにエネルギーが違う。

” なんで、こんなにも惹き込まれるのだろう ”

これが 今回のテーマだ。

この秘密が解ければ、
それを自分のものにできたなら、
きっと note でも たくさんの人を
惹きつけられるようになるに違いない!


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