「諦める作法」を身につけよう
将来、名も知らない誰かの役に立てばと思い書きたいと思います。それも手短に。さらに、役立ちそうな書籍も紹介します。
内容は、「諦めること」についてです。
私は、難関資格勉強で諦めた経験があります。それも長期間の受験勉強だったので多くのお金と時間を費やしました。
ちなみに、資格を取ると決める前に、自分の特性といった自己理解はしておきましょう。資格は取ったけど、その資格を使った仕事が自分と合わないということがあるからです。
自己理解ついては、以下の2冊の書籍(「やりたいことの見つけ方」と「科学的な
適職」)を参考にすると良いと思います。
「諦める」ことについて、特に日本ではネガティブなイメージがあるようなので、悩んでいても誰にも相談できない人も多いと思います。
学校教育でも、社会人になってからも、「諦めない」ことが推奨される、いわば「諦めない」キャンペーンみたいなものがあって、「諦める」と言おうものなら失笑されることもあるでしょう。
でも、人生うまくいかないこともあるじゃないですか。
なのに、先に言った「諦めない」キャンペーンのせいで、盲目的に、理屈や検証なしに精神論的に、思いだけで執着することによって、人生の大事な時間とエネルギーを浪費してしまうことが往々にしてあります。最悪、命も危うくします。
ちなみに、組織論的に理解したい人には、以下の書籍(「失敗の本質」)が興味深いと思います。
物量の問題だけでなく、無批判的に、白兵銃剣突撃や決戦主義に基づく戦いを繰り返した旧日本軍の組織論的問題分析は興味深いです。
もちろん、「諦めない」キャンペーンのせいだけでなく、当の本人もこんなにお金も時間も費やしてきたんだから今さら「諦められない」と思うこともあるでしょう。いわゆる、「サンクコスト」っていうやつです。
だから、「諦めること」の判断は人生で重要ですが、「諦めない」キャンペーンによって、私たちは、いわば「諦める作法」をちゃんと身につけてきたのでしょうか?
確かに、「諦めない」方が良いときもあります。私自身も諦めずに最後までやり遂げたから成長出来たこともあります。
そう考えると「続けるか?」「諦めるか?」の判断は難しいですね。本当に・・。
そこで以下の2冊の書籍(「諦める力」「あやうく一生懸命に生きるところだった」)を紹介します。
「諦める力」は、「続けるか?」「諦めるか?」の判断基準に、「あやうく一生懸命生きるところだった」は、人生に疲れたと感じたときに読むと良いと思います。
是非、参考にしてみてください。
どんな結果であれ、よい人生を歩まれることを願っております。